天皇賞(秋)2023 考察1 〜枠順決定前見解〜
2023/10/29(日)に開催される天皇賞(秋)について枠順発表前の考察を記載していきます。
なお、出走馬に関する記述は5、6に記載しておりますので出走馬に関する記述のみ確認を希望される方は目次より該当項をタップください。
また、本記事は個人的見解を基に作成しており、実際の因果関係と異なる場合がございますことを予めご了承ください。
1.はじめに
本レースは毎年東京競馬場で行われる競馬競争となり、レース概要は以下の通りとなります。
なお、競馬場改修などで開催馬場が変わる場合があります。
🔸レース概要
グレード:G1
条件:サラ系3歳以上オープン(国際)(指)定量
距離:芝2000m(左 B)
🔸コース詳細
1コーナー奥のポケットがスタート地点で、コーナーは3つ。最初の2コーナーまでの距離は約130m。直線は525.9mで、新潟外回りに次ぐ日本で2番目の長さ。3コーナー手前に高低差1.5m、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。3~4コーナーは緩やかなカーブ。
※netkeibaより引用
個人的見解としては開催が進むと外差しの決着が多い印象がある。
2.本レースの位置付けについて
日本競馬における中距離芝路線の頂点を決めるレースとなる。
→芝2400mを中距離とする考え方もある。(その場合、頂点はジャパンカップ)
3.出走馬について
春の中距離路線を走ってきた馬や東京競馬場で結果を出してきた馬が主に出走する傾向にある。
4.レースについて
本レースの過去10年の平均ラップは前半5F 60.2となり、距離設定を考慮するとG1としてはスローペースよりの傾向にある。
ただし、距離設定や開幕が進んだ影響で差し馬の活躍が目立つ。
※過去10年で逃げ切り優勝はなし(0.1.2.7)
5.出走予定の上位人気馬に関する考察
競馬サイト「netkeiba」の想定オッズ上位5頭の個人的見解を記載。
🔸 イクイノックス
【ストロングポイント】
①国内外G1 4連勝中
・天皇賞(秋)2022年
・有馬記念 2022年
・ドバイSC 2023年
・宝塚記念 2023年
②キタサンブラック産駒
→東京G1 2勝(天皇賞・秋、ジャパンカップ)
③鞍上C.ルメール騎手
・今年度リーディング暫定1位(129勝)
・当該レース成績(4.0.2.3)
※過去10年(全9レースに騎乗)
・継続騎乗
④馬主シルクレーシング
→天栄による中間調整
【考慮するポイント】
なし
🔸ドウデュース
【ストロングポイント】
①ダービー(2022年)にてイクイノックスに勝利
②ハーツクライ産駒
→東京競馬場と好相性の傾向
③継続騎乗(武豊騎手)
→鞍上が馬の癖を理解している
【考慮するポイント】
①故障明け
→前走(ドバイターフ)を現地回避
②ダービー以降2度に渡る海外渡航
→馬に対するダメージを懸念
③ 関西所属馬
→輸送影響を懸念
🔸プログノーシス
【ストロングポイント】
①前走内容
→札幌記念1着
※斤量58を経験し、2着に4馬身差の完勝
②鞍上川田将雅騎手
・今年度リーディング暫定1位(129勝)
・継続騎乗
③ 関西所属馬
→輸送影響を懸念
【考慮するポイント】
①中間調整(山元トレセン)
→アスクビクターモアを事故死(熱中症起因と公式で発表)させていることを懸念
②関西所属馬
→輸送影響を懸念
③東京未経験
→なお、左回り経験あり
※中京成績(2.0.0.1)
🔸スターズオンアース
【ストロングポイント】
①複勝率100%(3.4.3.0)
②G1 2勝
→2022年シーズン桜花賞、オークス
③東京成績(2.1.2.0)
【考慮するポイント】
①鞍上M.デムーロ騎手
・今年度リーディング暫定21位(39勝)
・鞍上品質を確保せずに本レースに臨んでいる
※陣営の本気度に懸念を感じる
②出走メンバーとの能力
→大阪杯でジャックドール(札幌記念6着)に後塵をきしたことを懸念
🔸ダノンベルーガ
【ストロングポイント】
①鞍上J.モレイラ騎手
→香港所属のトップ騎手
②ハーツクライ産駒
→東京競馬場と好相性の傾向
③前年度天皇賞(秋)3着
【考慮するポイント】
①鞍上J.モレイラ騎手
→前走内容(札幌記念4着)を懸念
②2勝馬
→共同通信杯(2022年)以降勝ち鞍なし
③中間調整
→堀調教師とノーザンファーム天栄の折り合いが悪く、長期輸送となるノーザンファーム早来を選択してる
6.注目馬
最も注目しているのはG1 5連勝を目指すイクイノックス🐎
中間調整の内容からジャパンカップでの引退を目指して完璧な調整をしたと推察しております。
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