夢語り㉔

(単なる夢の記録)

電車を降りて駅構内を歩いていると、いつしかそこはモルタルのアパートに変化していた。私は(ここには以前来たことがある)と気がつく。アパートの一室に、青年とその父親が住んでいる。背の高いその青年と会うのは二度目で、再会できてとても嬉しい。彼の父親は、私を送っていくように息子に言いつけたので、田畑に沿った広い道をふたり並んで歩く。この前は黙りこくったままだったが、今回は少しは言葉を交わすことができた。天気の話程度だが。

場面変わって、私は表彰式に出席するため東京に来ている。東京のはずだが大阪の地下街のような駅構内をうろつく。
ビルの最上階にある、ホテル(かマンション)の一室。
夜中、学生時代の友人たち5人と、寝そべりながらお菓子を食べたりTVを見たりしながらお喋りする。うるさいと文句を言いに来た階下の住人は母に似ていた。一晩中だらだらとお喋りは続いたが、その内容は興味のないようなことばかりで、私は正直うんざりしていた。
朝になり部屋を片付けていると、親友のYが、「これこれこういうことを書いていては駄目だよ」と、強い口調で私の作品をすべてけなした。

(1990年5月17日)


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