ハイパーノートチャレンジ…とは?
先日、とつぜんtamitoさんに呼び止められ、ひとつのバトンを渡されました。「ハイパーノートチャレンジ2015」というそのバトンは、noteに持ち込まれたばかりで、まだピカピカの新品。
ひところ流行った創作バトンなら知っているけど、この見慣れないバトンは何ぞや、とtamitoさんのノートをたどると、ライターさん界隈で流行っているとこんぴゅさんが紹介したのがはじまりで、バトンはまだ、林伸次さんからtamitoさんへ繋いだばかりとか。それじゃ早々に落とすわけにはいきません。
2015年一番印象的だった記事を、自分が関わった記事と合わせてひとつずつ紹介するというのが定番ルール(?)のようです。
この秋までは好みの創作テキストをマガジン(休刊中)で紹介していたので、テキストならお勧めしたいnoteはたくさんある……と思ったけれど、その中からたったひとつを選ぶのは無理でした。人生最後の食事を選ぶより難しい。
じゃあテキストは別の機会にとっておくとして、他のジャンルからと考えたところ、まさに今年出会った作家さんがいるではありませんか。
というわけでご紹介するのが、
ネットで自作の童話・絵本を公開しておられる作家さんで、noteでは現在クリスマスにちなんだ絵本を連載中です。
縦に長い絵本「カナシベリー」
縦スクロールをいかした可愛らしい絵巻。愛らしい絵柄とおかしなお話に、あっという間にVeeさんの世界へと連れていかれます。そのお話は可愛いだけでなく、どこか現実に触れるものがあり心に染みるのです。ぜひリンク踏んでご覧になっていただきたい。
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次に、自分の作品からひとつ選ぶなら「夜番」でしょうか。
鳥の国の物語は昨年2作書いていますが、思いつきの詩みたいなものでした。「夜番」を書いてる時にはじめて鳥の国のかたちが浮かび上がって見え、連作にしたいと思ったのです。書くことで別の世界のベールをはがれていく感覚は、国造りゲームでアクションごとに新たな領土が見えてくるのと似てる気がします。
自分の内から出てくるものにワクワクできるという、創作の不思議を再認識した記念にこの作品を。
さて、バトンを渡す時間ですが、次の走者はヨシカワさんにお願いしたいと思います。
俳句や掌編小説をほぼ毎日、しかもご自身のイラストや写真を添えて投稿されている、創作にアクティブな方です。どこか不思議な匂いのする掌編は、ヨシカワさんの視点で切り取った世界のワンカットであり、飾り気のない文章に時折どきりとさせられます。テキストは勿論、絵や音楽にも興味の幅の広いヨシカワさんならどのようなノートを選ばれるのか、私も楽しみに待っています。それではヨシカワさんにパス!
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