25歳。
24歳最後の夜は、胃痛と吐き気と下痢と脂汗と妙な腕の痺れに悶絶していたら終わってしまった。
四捨五入して1の位切り捨てて20歳って言えなくなっちゃった。
もう四捨五入したら1の位切り上げになって30歳だって。
大人の階段なんていつ登ったかな?
私、間違えてエスカレーターに乗っちゃったんじゃない?
なーんか、いる位置は高くなっているけど、別に上の段に自分の足で登ったわけではないよね?みたいな。そんな感じ。
年々ヌルっと迎える度合いが増す誕生日。それでも今年も誕生日を迎えられた私、おめでとう。
25歳だって。何したいかな。
周りの友人たちは、ちらほら家庭を持ちそうになる子が増えてきたけど、私にはまだ想像できないな。
もっと遊びたいし、遊びたいし、とりあえず仕事もしたいし、遊びたい。
遊んで、遊んで、遊んで、たまに仕事して、遊んで、遊んで、たまに間違っちゃったりして。それでもまた遊びたい。
仕事しているとさ、理不尽なことっていっぱいあって。
自称平和主義の私は、あまり仕事内容とか職場の人間関係で波風は立てたくない。
でも喉と口の境目まで、口答えと取られる言葉が湧き出てくるときもある。それでもぐっと飲み込んで、とにかく柔和な表情を浮かべる。
たまに思う。自分こんなんでいいのかなって。
演じているつもりはこれっぽっちもないけれど、俯瞰して見ると「お前女優ぶってんな」って言いたくなる。
仕事はコントみたいなものと捉えているけれど「あたしはこういう生き方でいいのかな」「こうして自分を偽り続けることに1日の大半を費やしていいのかな」って、ふと考えてしまう。
でもまだコントを繰り広げている小劇場の舞台から降りて、新たなステージで活動する自信や能力がないから、永遠にコントを披露し続けるしかないのだ。そんな自分が虚しいことのなんの。
25歳になった。理不尽と常々対峙する私の心の回復には、とにかく日々の鬱憤を忘れるくらい遊ぶことが特効薬になると思う。だから25歳の目標は「遊びまくる」にきーまりっ。