Tulip50周年で33年ぶりの財津和夫撮影秘話
東京国際フォーラムAは特別な場所だ。Bruce Springsteenソロ、玉置浩二w/オーケストラ、Jackson Brown、Sheril Crow、Superfly、槇原敬之…あげたらキリがないほど沢山の方々のコンサートを体験した場所だ。今夜、ここで初体験するのはチューリップの50周年コンサート。ドンピシャ世代の自分だけど恥ずかしながらチューリップの曲は数える程しか知らない。中高生からずっと洋楽ロックしか聴いてなかったのだ。流行りものに背を向けるヘソ曲がり性格が災いし、せっかくの共通体験をフイにした💦当時聴いていたら夢中になっていたはずのチューリップを体験するのだ。
財津和夫さんとは33年前の1990年に2人で命懸けの体験をして以来のナマ財津さんが楽しみでならない。
先ずは、コンサート。2部制になっていて、1部は知らない曲ばかりでしたが、楽曲の良さ、歌や演奏や会場の空気の良さなどがあわさり、あっという間に休憩になり、2部へ。
2部では、国勢調査みたいなコーナーがあって、10代の方拍手して下さい~チラホラ。20代~チョイ増え、30代~更に増え、40代~グッと増え、50代~かなり増え、60代~最大の拍手音、70代~グッと減り、80代以降~ボクの後ろ列の席の方のみが拍手~「お気をつけてお帰り下さい」などのMCもありつつ、ボクでも知っている楽曲やメロディが沢山演奏された。虹とスニーカーの頃、ぼくがつくった愛のうた、青春の影、心の旅、魔法の黄色い靴など、ボクでも知っている曲や、知らなかったけどいいなぁと思う曲が目白押しだった。
(まだ書きあげてないのに公開してしまっていました、すみません🙇)
一緒にコンサートに行った脚本家の友人はボクより一学年先輩で、全ての曲に魅了されているなが隣にいてよく伝わってきた。コンサートの醍醐味は、ステージだけじゃなく自分の周りの客席を眺めることにあると思っていて、この日は特にそれが顕著だった。自分がここにいていいのか?と思うほどの熱中ぶりで、皆さんの感動が気持ちを昂らせてくれた。中には、チューブに繋がれて来ている女性もいたが、途中から前座席のイスを支えに立ち上がってステージをみている姿にキュンとなってしまった。
財津さんのMCも軽やかで、飾り気なく真底楽しそうだ。きっとチューリップが客にとってどんなに大切な存在かをよく理解しているからだろうと思った。自分自身もライブを演るのが大好きなんだろうなぁと思った。
財津和夫さんとの出会い
ボクが財津和夫さんを知ったのは「心の旅」が大ヒットした時だけれど、その姿を見たのはミュージックライフという洋楽専門誌だった。20世紀当時は、スマホもYouTubeもインターネットもなかったので、情報量は僅かだったから、自ら探さなければ何も見ることは出来なかった。
ビートルズが特に好きだったボクの情報源は月1音楽雑誌とラジオだった。ミュージックライフ、音楽専科や隔週刊のFM雑誌くらいだった。憧れのポール・マッカートニーと一緒に写っていたのが財津和夫さんだった。しかもアビーロードスタジオで!セッションもしたらしい。
想い出にかわるまで 命懸けの撮影
33年前、1990年冬ドラマでボクはADとして俳優 財津和夫さんと初対面した。初回、ロケは冬海の東京湾だった。本体は豪華客席で、今井美樹と石田純一の煌びやかな結婚パーティー。酔客がワインボトル🍷🍾を海に投げ込む。水中カメラマン役の財津和夫が海底で撮影しているところにワインボトルが落ちて来る。財津は豪華客船🛳️のパーティー会場に乗り込み「海を汚す奴はだれだ!」とボトルを突きつける。これがドラマのオープニングだ。
ボクは別班で財津さんと一緒に小さな漁船で海中撮影などをやったあと、財津さんとボクの2人が客船に乗り移り、本隊と一緒に続きの撮影をする予定だ。