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初アルバム、ジョンの魂は2枚組だった説
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1970年にリリースされた、ジョン・レノン初のソロアルバム「PLASTIC ONO BAND」は2枚組だった。同時期にリリースされたオノ・ヨーコのアルバム「PLASTIC ONO BAND」の邦題が「ヨーコの心」、ジョンの邦題は「ジョンの魂」。「ダブル・ファンタジー」さながらのジョンとヨーコによる2枚組だったという説を中山康樹さんが語っていた。
シングル盤マザーのB面はホワイ(WHY ヨーコのアルバムA面1曲目)とカップリングされているのです。
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既にお気づきでしょうが、ジャケットもジョンとヨーコの位置が入れ替わっているだけでデザインは同一。裏ジャケットも、それぞれの幼少期の写真がアップで飾られている。ジョンの7才歳上で1933年(昭和8年)2月18日生まれのヨーコは、黒柳徹子、ナベサダ、ジェームス・ブラウンと同学年だ。さすが財閥の出だけあって立派な写真です。
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中山さん説 :ジョンの魂はボーカリストとして、ヨーコの心ではギタリストとしての才能を究極のかたちで表現している
ジョンの魂、1曲目のマザーを始め、Remember、Isolation、God、数々の名唱の果てにMy Mummy’s Deadに辿り着くアルバムを最初に聞いたときの衝撃は、今もまざまざと残っています。
聞いてください、マザー☟
一方、ヨーコのアルバム「ヨーコの心」は恥ずかしながら(金切り声が苦手な方も多いはず)ちゃんと聞いた事がなく、今回、改めて対峙した。Whyのノイジーで攻撃的なギターにガツンときました。プライマル療法で会得したプライマルスクリーム歌唱が万遍なく発揮されたこともあり、ギターにもあらゆる感情を注入したかのようです。当時は、あまりにもアバンギャルドなヨーコワールドを受け入れる余裕もなかった自分ですが、世間に揉まれ、あらゆる音楽の洗練を受けた今は、耳を傾けられることにも驚きました。
聞いてください。ホワイ☟
この2枚組、演奏はジョン・レノン/ピアノ:ギター、クラウス・フォアマン/ベース、リンゴ・スター/ドラムスの3人です。クリームやジミヘンと同じ3ピースでど迫力の演奏なのです。さらに、AOSという曲ではオーネスト・コールマン・カルテットをバッキングに使っています。サイドマンをやらせるのはジョンとヨーコならでは、ですね。
YOKO ONO / ヨーコの心 full album☟
YOKO ONO聴きやすいアルバム
ヨーコのソロアルバムの存在は知りつつ、ずっと聞いてこなかった。今回、驚いたことに聴きやすいアルバムも存在した。Sometime in New York収録の、Sisters O Sisters的なポップチューンで占められたアルバムがFEELING THE SPACEだ。試しにどうぞ☟
10月9日誕生日だったジョン・レノンの命日も近づいてきた秋🍂、追悼を兼ねて2枚を通して聴いてみるのも一興です。ボクは、ヨーコの心、ジョンの魂の順で聞きました。より一層の感動に浸ることができました。中山康樹さんに感謝です🙏