山下達郎2025大宮ソニックシティ
あれ(1/9大宮ソニックシティ)から2日経つけれど、薄れない感動ってあるんだな、としみじみ思う。ほぼ20年ぶりにみた山下達郎は、進化しているどころか今の方が凄かった。極上の音楽体験。熱心なファンではないので知らない曲も多いが、そんなのカンケーなかった。
ステージ衣装は、永野カラー、スカイブルーで少しオモロかったが、ギターカッティングで幕開けしたら濃密な音楽世界に引き込まれた。
♬SPARKLE、ギターサウンドからして別物で引き込まれた。LOVE’S ON FIREでは河合優実が妖艶に、目の前でダンスする錯覚も感じた。MVで楽曲とピッタリなダンスを披露しているのだ。馴染みの無い曲も、その場で馴染むクオリティだから関係ないのだ。
夏だ!海だ!達郎だ!の「夏の3連発」で最初に食らった。グッドミュージックは映像的だったりするが、夏曲を聴きながら、自分が幼い頃の家族や友だちや、子供たちが幼かった頃や、過去映像がぐるぐる🌀脳内を回って涙ポロポロだった。曲への思い入れはゼロだが、楽曲のパワーにグイっと追憶を余儀なくされた。
山下達郎の声が20年前より良いくらいの迫力と説得力で、72歳の身体を思うと驚異的でこわい😱
MCで理由が判明した。2年前、コロナを患い、それを機に酒を絶ったようだ。おかげで声が15歳若返りました、と笑っていたが、15歳どころじゃないと感じた。山下達郎は、歌うために歌うのだ。飲むために歌う人もいるが、初期衝動をおざなりにした演者は厳しいしっぺ返しを喰らう。魅力が目減りしてゆく…それは悲しいことだ。
♬クリスマスイブ、は聞き飽きるくらい聞いてきているが、、詩、曲、演奏、編曲、歌唱、サウンドすべてが完璧に揃った楽曲に、また涙溢れてしまう、クリスマスの思い出など無関係に、ただ曲の素晴らしさに感動してしまった。こんな見事なパフォーマンスを同業者がみたら、自信喪失するかもしれない…余計な心配が頭をよぎる。
蒼茫、さよなら夏の日、ヘロン、2000トンの雨、パレード、RIDE ON TIME、街物語、YOUR EYES、これでもか!と凄すぎて名曲ハラスメントみたいだ笑
今年は、手塚治虫さんを追求してみよう、とバスクベレー帽ですごしているが、♬アトムの子の途中に谷川俊太郎さんの名を出し♬鉄腕アトム、を織り込んでくれた、つい小声で一緒に歌った。幸せ。手塚治虫スピリットを継承するんだと歌う山下達郎への凄い!という感動はまだまだ暫く気がする⛄️
P. S.
10倍のキャパでやれば1回で10回分、身体も楽だし、お金も入るし、チケットが取れないとのお叱りも減るのですが、この規模でないと説得力もないし、伝わる気がしないという言葉もありました。堪らんです💪