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[参考書レビュー]大学への数学 新数学演習

問題数 

228問(2018年版)

メモ&レビュー

毎年10月頃に出版される大学への数学の増刊号。恐らく増刊号系の中では最も難しい。

全体としては東大京大レベルはあるのだが、分野ごとの難易度のバラつきがやや目立つ。場合の数、整数、数列、三角比・図形、が比較的難しめなのに対し、確率、座標、二次曲線、複素数平面、微分は比較的簡単めである。

問題は良問も多いが、思考力系と言うよりは知識難問や奇問の類も若干目立つ。模範解答自体は良質だが、解法を決定するまでの方針の説明は入試数学の掌握や鉄緑会高2実戦講座問題集に大きく劣る。あくまで演習書であり、そこまで原理や背景知識の説明が詳しいわけでは無いので、取り組むのにそもそも実力が必要。

推奨する使用法

入試までにやる数学の教材がもうないが、初見問題を解く訓練をしたいという場合に最後に使う。時間が無ければ分野を絞ってやることも推奨する。

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