レポ34:津屋崎港1号防波堤灯台(2019/7/16)
福岡県福津(ふくつ)市。今回は、玄界国定公園になっている海岸線のそばにある津屋崎(津屋崎)港の、バラエティに富んだ波止(防波堤)にある赤灯を訪れます。…
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年々その数を減らしている灯台を護るため、灯台病の記者が灯台訪問の魅力などをお伝えする『全国の灯台巡礼レポ』。灯台マニアの方のみならず、灯台のある風景を通じて地域の魅力を再発掘したり、地元の原風景を護りたいと願う地元の方々にも参考にして頂ければ幸いです。
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◼️レポ34:津屋崎港1号防波堤灯台(2019/7/16)
福岡県福津(ふくつ)市は、福岡二大都市である福岡市と北九州市のちょうど真ん中あたりの地域です。世界遺産で有名な宗像市にも隣接しています。
今回訪れたのはそんな福津市の西部にある津屋崎(つやざき)港。毎週日曜日には「おさかなセンターうみがめ」のそばで朝市が行われているそうです。
港には沢山の防波堤がありますが、一番東に位置するのが「赤灯波止」と呼ばれる延長225mもある防波堤。釣り人たちも沢山いました。
津屋崎自体は西側なのですが、北部に大峰山があり港は南向きに作られているため、風が少なく非常に穏やかな波なのが釣り人たちに人気の理由だそう。正面の防波堤は「切れ波止」と呼ばれる離岸防波堤です。
時刻はちょうど夕方で、美しい夕焼けを臨みながらの釣りは気持ち良いんでしょうね。
後で触れますが、津屋崎港はヨットハーバーにもなっており小型の船舶がちょこちょこ入港してきます。赤灯と真正面の防波堤の距離感は案外近く、入港が大変そうです
通称「病院下の波止」。津屋崎病院の真正面にあり、ヨットハーバーの係留地になっています。赤灯からすると横顔になるんでしょうか。
さらにもう少し奥に進むと磯になってます。夕方の時間帯でも潮が満ちていないですね。潮干狩りをしに来ていた人達もいました。
赤灯波止と切れ波止の位置関係がよく分かります。港内は波止で完全に囲まれており凪の状態ですね。
さらに奥に進むと海岸近くには、何の目的で作られたのか不明ですが、通称「石積み波止」があり、ここから見える夕陽が絶景です。
ちなみに、ここに向かう道中に親子灯台の愛称で親しまれる津屋崎鼻灯台への登り口があります。
夜はヨットハーバーの煌々とした明かりの中でポツンと赤灯の光が情緒あふれます。
画像では全く分かりませんが、夜釣りしている人で賑わっていました。
全く同じアングルの日中の写真です。
灯台を三方から眺めれられるように作られており、色んな角度から赤灯や波止を楽しむことが出来ました。是非とも、夕方に訪れて頂きたい灯台です。
村上 記