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レポ43:蓋井島灯台(2019/11/7)後編

蓋井島(ふたおいじま)は古来より「神の島」と呼ばれるが、今回は自然豊かな山々の自然を散策しながら由緒ある灯台を訪れました。

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年々その数を減らしている灯台を護るため、灯台病の記者が灯台訪問の魅力などをお伝えする『全国の灯台巡礼レポ』。灯台マニアの方のみならず、灯台のある風景を通じて地域の魅力を再発掘したり、地元の原風景を護りたいと願う地元の方々にも参考にして頂ければ幸いです。

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◼️レポ43:蓋井島灯台(2019/11/7)後編

 参考:レポ43:蓋井島灯台(2019/11/7)前編

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午前中、ひとしきり灯台を眺めて、集落に戻り島では事前予約しておかないと昼食をとれないらしく、島で唯一の売店「みなとや」で食料調達。ノラ猫たちがずっと機を窺っていました(猫のエサ以外与えてはいけません)。

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「みなとや」ではインスタント食品や調味料、お菓子類などから日用品まで販売しています。

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午前中は曇りの空模様だったのが、午後から天気が良くなってきたので、今度はぐるっと島を迂回する散策ルートから蓋井島灯台に向かってみす。

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まっすぐ進むと島の地域産業として飼育している飛べない鳥「エミュー」牧場があります。

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さらに進むと山手への登り道が見えてきました。看板に沿って散歩道へ入ります。

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ここからの道は、自然に包まれながらの散策で非常に気持ち良いです。

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途中、道が二手に分かれますが、左手を進みます。右手は島の反対側に降りる道で暫く進むと道なき道になります。

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さらに進みます。金比羅山のほこら近くまで整備されています。

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金比羅山に到着。今度は午前中登ったところを下ります。

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すぐに灯台前に到着。

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青空にも映える明治期灯台。

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また塀によじ登ってみました。

蓋井島灯台はDランク保存灯台となっておりますが、実は灯器の老朽化に伴いLED灯器への改修計画が検討されています。

「保存灯台」でも、Dランクは"改修にあたっては原形を残している部分の保存について考慮する"に留まるため、老朽化しており交換が望ましいものは貴重なフレネルレンズであっても例外ではないのです。

しかし、関釜航路の歴史の証左たる蓋井島灯台のフレネルレンズまで時の流れとともに失ってしまって良いものなのか、時の流れが緩やかな島にあっても、その灯台の現実に考えさせられます。

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明治期より変わらぬ光りを照らしてきた島の「守り神」を、何とか変わらぬ姿で後世に残していけないものか。

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そろそろ帰りの出港時刻も迫り、港に戻ると防波堤灯台も訪ねてみました。

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防波堤灯台も青空の下、威風堂々とした立ち姿です。

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振り返ると蓋井島灯台が燦々と輝く日の光の下で船舶を見守る姿がよく見えます。

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ちなみに立ち入るのは困難ですが、蓋井島は「離島軍事要塞」の側面もあり、砲台跡などの遺構が島の北部の「大山」や南部の「乞月山」に現在も残されています。

様々な顔を持つ蓋井島。その守り神の灯台を巡る色濃い旅はひとまず終わり、再び船に揺られ吉見港へ戻ります。

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村上

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