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二部校合同練習会
お久しぶりの一年渡邉です。今回は12月1日に講道館にて行われた学連二部の大学による合同練習会の様子をお伝えさせていただきます。
まず,今回の合同練習会は今年6月に行われた全日本学生柔道優勝大会に学連選抜チームとして参加した際の経験を二部校で共有するとともに,柔道初心者の選手や女子選手の部を設け,幅広い層の選手の強化を目的に開催されました。練習指導には,選抜チームの監督を務めてくださった濵名先生,コーチの原田先生,東大の寺田監督に加え,世界選手権で優勝経験をお持ちの森脇先生が務めてくださいました。今回の参加校は芝浦工業大学,成城大学,日本文化大学,東京経済大学,東京大学となりました。
当日は開会式にて東大のOBである石原先輩にご挨拶を頂いたのち,森脇先生の技術指導から練習が始まりました。立ち技,寝技の両方について長年の経験から得た技術を惜しみなくご教授くださいました。その後初心者の部,女子の部と分かれ,それぞれで練習が行われました。
経験者の部では初めに寝技の稽古が行われました。東大の得意とする寝技が他大学の選手を相手にどれほど通用するのかを試すことができました。私はというと体重差のある相手に対しても関節技などを効果的に活用し勝つことができる場面もありましたが,膝立ちの姿勢から崩されてしまい抑え込まれる場面もあり,体幹の強化が課題となりました。
次に立ち技の乱取稽古に移りました。普段あまり機会のない立ち技乱取を,様々な選手相手に経験することができました。6月の選抜チームで出場していた一年生の選手との乱取では,同級生とは思えないほどのキレと多様な技に圧倒されつつも多くの対策案を立てることができました。また,最近特に力を入れている巴投げを使って重量級の選手相手に一本を取ることができ,日ごろの練習の成果を感じるとともに更なる巴投げ強化へのモチベーションを得ることができました。
一方女子の部,初心者の部ではそれぞれ担当の先生が手取り足取り丁寧に一つ一つの技についてレクチャーしてくださいました。普段はまとまった時間を割くことができない立ち技の習得ですが,今回の練習会で立ち技の強化,無段の選手にとっては単位取得に向けた良い時間を過ごすことができていたように思います。
今回の合同練習会では多様な技を実際に受けることができ,今後の国際ルールの試合に大変役立つ良い経験を得ることができました。年内には膨大戦,そして年が明けると錬成大会あっという間に七大戦となります。来る試合に向けて稽古に励みたいと思います。
最後になりますが,今回の合同練習会の実施にご尽力いただいた石原先輩,林先輩,指導者の先生方,学連の関係者様,このような貴重な機会を提供していただき本当にありがとうござました。
一年 渡邉