引退ブログ①山路
お久しぶりです。4年の山路です。実はこの新ブログの創設者でもあります。仮に僕の文章がおもんなかったとしても、他の名文が誕生すればそれは僕の功績でもあります。後輩諸君は尊敬して下さい。普通に。
そんな僕ですが、引退するので、これが最後のご挨拶になります。お世話になった先輩方、同期、後輩、みんな大好きです。なるべく短めにするよう善処しますが、思い残しのない様ごちゃごちゃと書くつもりなのでよろしくお願いします。
本編前にとりあえずの近況報告ですが、先日岡本の紹介で、パラエストラ池袋さんに出稽古させていただきました。
ありがとうございました。
噂に負けず劣らずの素晴らしい道場でした。
引退ブログと一緒にして良いか諸説ありますが、暇を持て余した引退後のOBの生態の一例として読み飛ばして下さい。
以下、手短にその日の体験記です。
その日は池袋に用事があったこと、その日練習予定だった岡本、古川の2人に誘われたこと、何より練習後小笠原さんと銭湯に行けるチャンスだったこと(とても柔道部って感じがしてよい)の3点で、直前に決心しました。
道場の方々はとても快く練習してくださいました。
みなさんとても強く、自分も10分スパーに不慣れなせいか、ペース配分を間違え汗がとんでもない量になりました。
気づくと僕は道場主の方に10分間、ハーフに入っては5秒でマウントを取られ続けていました。
死にたいと思っても死ねない(極めてくれない)ので、そのうち考えるのをやめました。
その後戦意を喪失した僕は無気力にボーっとするだけの塊と化し、心配した道場の方にお水を一本いただきました。ありがとうございました。
スパー中、頭上からはずっと笑い声が聞こえていた気もしますが、蒸し風呂空間で汗をかきまくり意識が朦朧としていたデブの記憶なので当てにはならないと思います。
唯一覚えている事といえば、とある方が某KO大のS○Cについて、どういう訳か「環境○報学部!環境情○学部!」と連呼しながらパスを繰り返しており、俺の両親共にイジられてて草だなと思ったことくらいです。
フラフラでしたが、小笠原さんと銭湯!といういかにも柔道部っぽいイベントを支えに頑張った僕は、念願を叶えるため巣鴨湯に向かいました。
終電を逃しそうでしたが、こういう時くらいしゃーないといつもよりフッ軽でした。
道中でチャリを漕ぐ小笠原さんに遭遇し、「のぼせたから先帰るわ」というありがたいお言葉をいただきました。
今度こそ一緒に行きましょう。
結局なんだかんだで銭湯を楽しみました。
ちなみにその夜は、オムライス、水1L、スポドリ1L、ウィダー一本、風呂上がりにまたスポドリ1Lを飲みました。
体重は93.4kg→91.2kgでした。
フッ軽だったのは気持ち以上に、実際に痩せていたからだったんですね。
僕のダイエットは前途洋々です。
4年は何故か岡本を奇人へ魔改造した?この修羅の国に一度顔を出すというイベントが定着しそうということで、古川が嬉しそうでした。
残すは中岡、君にきめた!
さて、本編に入ります。
七大戦が終わり、僕たち4年の東大柔道部人生が終わりを告げました。
練習だけでなく、運営に携わり、舞台を整えて下さったOBの方々、本当にありがとうございました。
チーム全員が、やれることを全て出し切ったと思います。
ハーフガードや金次郎を信じて続けた成果が結果に現れ、お世話になった先輩らにも少しは恩返しできたかなと安心した気持ちもあります。
とはいえ、結果的には昨年同様3位です。悲願である優勝の2文字が一瞬でも見えただけに、悔しい気持ちもたくさんあって、清々しいけど悔しくて、行き場の無い寂しさでずっと脱力した感じです。
うまく言語化できなくてごめんなさい。
一緒に戦ってくれた後輩にもなんか言いたいです。
こういう機会に書かねば伝えるタイミングがない気もするし、なるべく短めにするので付き合ってくれ。
まず1年。
たくさん入部してくれて、謎ルールの僕らの練習について来てくれて、本当にありがとう。試合出た子らは、一年目から七大ルールであんなに活躍できるのはやばいよ。今年はチャンスがなかった子達も、熱い想いのあるやつ、センス溢れるやつばかりでキラキラしてるね。七大を経て、東大柔道部のことがもっと好きになってもらえてたら嬉しいな。
同期を大事に、お互い高め合っていけば必ずもっともっとやばくなるから頑張れ!
2年。
斎木尚哉広羽だけになったときはヒヤヒヤしたけど、留学組の世銀メリッサと小柳の復活で激ヤバな代になったね。
みんなまだ2回七大あるのに、世銀は気づいたらマッチョだし、メリッサは運動センスもワードセンスも抜群だし、小柳はアホだし、ポテンシャルすごいと思う。
留学生コンビ、メリッサの明るさにはしんどい練習の時でも癒されたし、世銀は色々試行錯誤しながら頑張ってるの知ってるからマジで応援してるぞ。
小柳は戻って来てくれて心底嬉しかった。勉強と自分磨きに加えて、柔道でもこれから大暴れしてくれ。
広羽は悔しかったろうけど、来年の糧になるはずだから頑張れよ。死ぬほど強くなってるから自信持って!
尚哉は試合になるとすっかり戦う顔になってて、成長感じて北大戦は本当に頼もしかった。
終わって帰って来た後に「怖かった~」って脱力してたの見て、まだ俺の番あるのになんか泣きそうになったわ。
今後は負担もっと増えてストレスかもしれないけど、中間管理職向きのお前なら大丈夫。髪以外は。
デブは、まず今までこんなに長いこと一緒に柔道してくれてありがとう。
それだけで本当に嬉しいし、今年はしんどい試合が多かったけど、よく頑張ったよほんとに。
お前の66kg級だった中学の頃知ってる山路兄も、見違えたねって言ってた。色んな意味で。
立技しないからお前の手本になってやれなくて申し訳ないけど、お前なりの勝ち方を見つけて最強デブになってくれ。
尚哉には迷惑かけるなよ。色んな意味で。
尚哉斎木は特に2人で少ない幹部代を支えてやってくれ。
3年。
まずは3人しかいなくて、お前らの同期あんま増やしてやれなくてごめん。
新歓はダルダルダルだけど、今チームええ感じやねんなのも今年の新歓あってこそだから、頑張って指揮してやってくれ。
河本はハーフと立技のバランスむずいかもしれんけど、頑張れ。ハーフは俺が知ってることはなんでも教えるつもりだからなんでも聞いていいし、後輩にも得意の笑顔で優しく伝えていってくれると嬉しいな。来年お前が立って寝て両方活躍して優勝するの楽しみにしてるよ。
古川、白帯始めのヒョロガリだったのに、いつの間にか亀取り全然取れなくなって、マジで悔しかったわ。ほんとに。後輩なのに同期?同い年?くらいの面構えと熱いリスペクトでいつも俺を追い込んでくれてありがとう。おかげで技術だけじゃなく心も強くなった気がするわ。
今後も勝手に強くなっていくだろうけど、技術面でも主務でも、相談乗れることあれば何でも話してくれ。
堂下、主将だね。
実力的に今の4年と大差ないし、来年もっと強くなるよ。主将としてのあれこれは色々大変だろうけど、お前の鋼メンタルなら大丈夫。ちょっとだけ心配なコミュニケーションの部分は、古川がお前の翻訳機として頑張ってくれるでしょう。
来年の七大は頼んだ!
同期の分は、言いたい事山ほどあるけども、みんな仲良いしどうせ卒業までにいっぱい会うだろうし、赤柔あたりのネタもとっときたいので控えようかなと思います。
ただし岡本、テメーはだめだ。
俺がここまで強くなれたのも、最後まで優勝を夢見られたのも、全部お前と同期になれたからだと思う。
今までチームを引っ張ってくれてありがとう。
ゆっくり休んでね。
あと服買いに行こうね。落ち着いたら。
これで引退ブログの「オチもついた」かな!お後がよろしいようで。