「陰キャのガリ勉が東大でチアリーダーになった話」チアリーダーズ二年 かえで
私が思う応援部の良さは「人」です。応援部の先輩たちの人柄に惹かれて入部して、今もそれを常に実感しています。
1年前の私と同じように、興味はあるけど、自分にはチアはちょっと、、、と思っている方や、応援部に興味がある方に、応援部の魅力が伝われば嬉しいです!
命題「私は陰キャである」
自分の中高時代を振り返ると、自分に価値なんてないと思い続けていたと思います。
中学の頃は、うーん中学生だなと言う感じの日々で、あまり思い出したくないです(笑)
高校に入る頃、自分には勉強しかないと気がつきガリ勉になりました。スマホをガラケーに変え、歩くときは単語帳とにらめっこ、授業中もずっと内職、ストップウォッチで分刻みで生活時間を管理。THEガリ勉の生活で、自分でもよく3年もあんなことをできたと思います。本当に自分にはそれしかないと思っていました。
人と自分を比べて劣等感に苛まれる、そんな毎日でした。キラキラした世界とは対極にいるような人生でした。
チアリーダーズに入りたいvs自分には無理
東大に憧れる受験生だった頃、赤門コスチュームに一目惚れしました。
自分なんかには無理だと思いつつも、絶望的な手応えの入試を終えた2月26日の夜に浮かんだのは、ああ自分は赤門コスチュームを着れないんだという考えでした。
そのため、予想外に合格を手にしてから、自分の直感を信じ、勇気を出してチアリーダーズの新歓に参加することにしました。
入部する前は、自分なんかがチアなんてと思い続けていて、似合わないと言われるのが怖くてチアリーダーズに入りたいことを家族や友人にも言えませんでした。ダンスが苦手で、体育祭のダンスを友達に笑われたこともトラウマでした。
そして何より、私はキラキラしたコミュニティにマイナスのイメージを持っていて、新入生を品定めしていたりするのではないかと恐れていました。
青天の霹靂@体験練習
新歓イベントに参加してみると、チアリーダーズの先輩方は思っていた以上に優しく、笑われることまで想定していた私はとても安心しました。
今考えたらビビりすぎなのですが、本当に新歓って緊張しますよね、、、。
そして、チアリーダーズへの印象がガラリと変わったのは体験練習でした。
それまでは数人の先輩方とお話しするだけだったのですが、体験練習ではチアリーダーズの全員に会うことができます。
数人と話すだけでは掴めない、全体の雰囲気を知ることができるのが体験練習のいいところだと思います。
体験練習に参加すると、チアリーダーズは本当に楽しそうでアットホームな環境だと感じました。
何より驚いたのが、先輩たちの全員が新入生を歓迎して、入部を心待ちにしてくださっていることが、言葉や態度から感じられたことです。
キラキラの裏にはジメジメがあると思い込んでいましたが、本当に柔らかく温かい場所だと感じました。
私の歪んだ思考回路では、賢さと美しさを手に入れたら性格は悪くなると思ってしまっていたのですが(ド偏見)、KRANZには賢さ、美しさ、優しさを全て兼ね備えた先輩が集まっていました。
こんなにも全員が全員いい人ばかりの環境にはそうそう出会えないと感じ、入部を決めました。
応援部の「人」
入ってみて感じるのは、チアリーダーズ、そして応援部にはいい人しかいないということです。
話盛るなよと思われるかもしれませんが、本当にそうなんです。応援部の人たちは、裏表がなく、誰に対しても優しく、それでいて熱い思いを持っているすごい人たちで、一人一人が尊敬できる人です。
そしてもう一つ実感することは、チアリーダーズの先輩たちのキラキラは努力によって作られているということです。
先輩たちは本当に素晴らしい人たちで、きっと元からキラキラしているのは間違いないでしょう。しかし、一番輝くのはステージや応援のときです。とびきりの笑顔に、幾度となく魅了されました。
私は、完璧な人は努力なんてしないんだと思っていました。(偏見まみれ)
でも先輩たちは並々ならぬ努力をしていて、それに裏付けられた自信だったり、楽しいという気持ちだったり、絶対に良いものにしたいという思いがキラキラを作っているのだと感じます。
陰キャの成長物語
素晴らしい人たちに囲まれて、自分もそうでありたいと思い続けています。
そして、実際に自分が変わり始めていることを実感します。
先輩たちに優しく接してもらって、せめて自分は無理に気を遣わせたり、不快感を与えることがないようにしようと思いました。
そこで、自分の機嫌は自分で取るようにしようと思い、常に笑顔でいるようになりました。
私の思考は陰キャのままですが、すごくポジティブな陰キャになったと思います。
自分は否定されるのが怖くて、人の目を避けて生きてきましたが、応援部では、先輩たちに追いつくための努力をすることで認めてもらいたいと思うようになりました。
まだまだ未熟で、先輩たちに追いつくことなんてできるだろうかとは思いますが、入部した頃の動画を見たりすると自分の成長を実感できます。
自分の人生は東大に入学した時点がピークになるんじゃないかと思っていましたが、技術面でも精神面でも常に成長できていると感じます。
前を向いて進んでいて、とても楽しい毎日です。
応援部に入って、人生が変わりました。
アイラブ同期
これまで先輩の話ばかりしてきてしまいましたが、最後にアピールしたいのは愛する同期です。
チアリーダーズの同期は、先輩に負けず劣らずの本当にいい人たちで、お互いのことが大好きな最強の仲間たちです。
擬態語(?)で表現すれば、普段はキラキラというよりものびのびわはは〜ご飯おいしーいという感じです。
でも最近、演技や応援の練習になると一気に別人のような輝きを放つようになってきました。本当に笑顔でキラキラと輝いていて、いつかこの人たちも後輩たちの憧れの対象になるんだろうなと思います。
頼りがいは自分含めまだまだこれからかもしれませんが、絶対に優しい先輩になるので、新入生の皆さんは安心して来てください。
新歓イベントで会うこともあると思いますが、みんなちょっとシャイなのでニコニコの応対とかできなくて不安にさせてしまうかもしれません。でも、緊張してるだけで、内心では新入生いっぱい来て欲しいなわくわくと思っています。
もし私みたいにチアリーダーズ怖いな自分でも大丈夫かなって思っている人がいても、本当に大歓迎なのでぜひぜひ来てください。
そしてここまでチアリーダーズの話ばかりして来てしまいましたが、リーダーも吹奏楽団も本当にいい人たちばかりの温かいところなので、少しでも関心がある方はぜひ来てもらえればと思います。
おわりに
だいぶ長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり本当にどうもありがとうございました。
結局何が言いたいかというと応援部は本当にいいところでみんな大歓迎だよということです。応援部の良さが少しでも伝われば幸いです。
新歓でお待ちしています!
チアリーダーズ二年 かえで