23:苦しみから解放される方法 これまでのまとめ
前回書くネタがなくなったと言っておりましたが、
「そういう場合は総集編を書きなさい」という天の声がしたので、これまでのまとめを書いてまいります。
勉強に限らず復習は大事ですからな。
ここまでの概要
人生における苦しみの原因は、思考が次々と問題を探し続けているから。思考はそういう性質だからどうしようもない。
加えて、人間自身が「自分=思考」とカン違いしているから、話がややこしくなる。
この「自分=思考」の等式を「エゴの構造」といい、思考に限らず形あるもの全て「思考、財産、所有物、身体、肩書etc.」を「エゴの中身」という。
そして、以上のトリックに気付くための基本として、
自分が何を考えているか、思考を観察し、そして気付く。
ただし、「気付き」は気付こうと頭で考えて気付けるものではない。気付きは思考の範囲外にあるから。
気付くまでは苦しみ続けることになるので、進んで苦しむ。
「最終的には自分には何もできない」「事を成すのは自分ではない」ことに気付き、お手上げする。
まあこんな感じで、これだけのことを説明するために、
長ったらしい文章でもってダラダラ説明してきたわけであります。
基本の繰り返し
以上、文章にするとこんな短い文章で、「なあんだ」「もっと斬新な、人生をガラリと変えてくれるような言葉はないのかよ」なんて思う人が殆どでしょう。
ただし、「人生をガラリと変えてくれる言葉」なんて、私に言わせればどれもこれも麻薬みたいなもんで、
「わーすごい!」「これで俺の人生は変わるっ…!」と感動するのは麻薬同様一時的で、数週間もすればそんな感動はどっかに消え、再び惰性の毎日になります。
そして、「人生をガラリと変えてくれる言葉」を「もっともっと」と探し続け、言葉だけは一丁前に集めたけど何も変わりませんでした、いやいくら集めても決して満足せず、もっともっとという渇望だけが残りました、という結果になります。
まさに麻薬と同様ではないですか!
なので、いちいち言葉なんかに感動せず、基本の「観察、気付き」を繰り返しましょう。(気付きはやろうと思ってできるもんじゃないけど)
「言葉をありがたがるよりも、基本的な実践を繰り返す方が力がつく」というのは、勉強やスポーツと同じで、これこそが所謂「シークレット」ではないでしょうか。
以上、今回はここまで。
次は何を書こうか考え中。