グリ下でパキる若者が増加 下らないニュース解説その49
相変わらず寒いので何とかしてと思うけど、暖かくなったら花粉の季節で、今年の花粉は過去最高量になるとのことで戦々恐々としている今回のニュースはこちら。
「グリ下」に集まる若者たちに“変化” 憧れてやって来る少年少女…市販薬で“パキる”のが流行
あのグリコの看板がある道頓堀戎橋の下を「グリ下」と呼び、所謂「トー横」の大阪版みたいな感じなのですが、そこに屯する若者の間で市販薬をキメるのが流行っているとのこと。
こういう薬をキメるジャンキーというのは、体質的に酒が飲めない人間が多いと中島らもの本にあり、
かつて私が参加したオフ会で出会ったジャンキーの兄ちゃんも、ご多分に漏れず体質的に酒が飲めずクスリをスニッフしてキメていたので、「これが若者の酒離れの結果か」と思ったのが第一印象。
というか、何で効き目の薄い市販薬キメるんやろ、病院行って処方薬もらった方が安上がりで効き目もあるのに。
「死にたい~」とか医者に言ったらリタリンくらい出してくれるやろ、と思ってしまいますな。
それとも最近はリタリン出してくれないんかな?私は抗うつ剤とかハイになるものは落ち着かなくなるので好まず、専らレキソ&デパスの安定剤やったから知らんけど。
市販薬の思い出
そんな私の市販薬の思い出といえば、まず思い出すのが20年くらい前、大阪で普通に市販されていたリスロンS、バファリンよりも一回り大きい、太宰治の時代でいうところのカルモチンを買って飲んでみたことあるのですが、3~4錠飲んでも気持ちよくならずにガッカリした覚えがあります。
もちろんリスロンSを飲んだきっかけは『人格改造マニュアル』の影響で、ならばとエスタロンモカも買って飲んでみたのですが、こっちはハイになるどころか頭が痛いわ目がギンギンになって眠れないわで、二度と飲むかという結果となりました。
あとはカゼ気味の時にリココデを丸々1本、ユンケルの如く一気飲みしたら気持ちよくなったけど、ブロン一気飲みと違って子供用シロップを一本飲んだだけだし、その頃は既に酒にハマっており、酒の方が味も良いし割安だし効果も覿面なので毎日コデインやろうとはなりませんでした。
(今となっては風邪気味のときはリココデよりも葛根湯の方がええね)
というわけで先程言った通り、割高な市販薬買うよりも処方薬飲んだ方がええで、市販薬をキメるくらいなら診察受けて処方薬もらおう!というのが私の意見。
あと、これも中島らもの『アマニタ・パンセリナ』咳止めシロップの項に載っていた話だけど、クスリやODが止められない自分に絶望して自殺するくらいなら、続けた方が良いと思いますで。
何かに依存していない人間なんていないわけだし。
まぁ依存といっても、スマホゲームに何万円も課金するのはいかがなものかとは思うけど。
私が言いたいこと
続いて「なぜ人はクスリにハマるのか」「なぜ人は依存するのか」なんて書こうと思ったけど、ありきたりな話だし長くなりそうなのでやめときますが、
一番の問題は、クスリ自体でもクスリにハマる若者でもなく、そういう状況を作っている生き苦しい社会構造や同調圧力であり、
特に「企業が求める人材」の特徴なんてシャブ中の特徴そのものじゃないか、それで違法薬物を追放しましょうとはとんだお笑い草やでホンマと思ってしまいます。
以上、私が言いたいことをまとめると、
市販薬の乱用は止めて病院に行ってちゃんとしたクスリをもらいましょう。
「クスリを飲み続けるのは心配」とか思っているかもしれんけど、草間彌生とか見城徹とか飲み続けてもいまだご健在の人は多いので大丈夫やろ。
ということで、あとは「グリ下みたいなコミュニティから抜けろ」とも主張したかったけど、最近胡散臭い団体の不正会計処理とかの諸々の悪事を見ていたら、抜け出した後にどのコミュニティを信用して良いのか分からなくなるから何とも言えません。
こんなこと書いてきたけど、だからといって社会が悪いと言っても何も始まらないし、そもそもこんななことする若者は多くても全体の1割未満やろ?
マイノリティのことなんて大袈裟に取り上げず放っておいてもええと思うけどな、そのリソースを残りのマジメな9割に使ったら?などと思いつつ今回はここまで。