見出し画像

08:苦しみから解放される方法その4 酒を飲む 後編

前々回、前回と私の体験談を話してきましたが、今回は苦しみから解放されるための「酒の飲み方」について書いてまいります。

酒の「適量」とは

まず酒の適量についてですが、これについては
「病院や刑務所にぶち込まれない程度に、自分の好きな量を飲む」
これで充分でしょう。

キリン公式サイトの「1日アルコール20gにしましょう」、中島らもの「1日2合なら薬と同じ。毎日続けた方が身のためになる」など色々な意見がありますが、上記の通り、好きなだけ飲めばいいじゃん、というのが私の意見であります。

好きなだけ飲んだ結果、二日酔いで苦しむことも多々ありますが、二日酔いで苦しんでいる間は思考力が大幅ダウンして「あれが起きたらどうしよう」
「あんなことするんじゃなかった」「あれをしておけばよかった」なんていう下らないことを考えずに済むので、二日酔いになるのもいいものです。

※思考こそが苦しみの根源だというのは後々書いていく。ただし二日酔いになった結果、職場で漏らすのは論外。

一応言っておきますが、いくら多量に飲んでいたとはいえ、私の中では「日が高いうちは飲まない」というマイルールを設けていて、それをず~っと守っておりました。日が高いうちに飲んだのは、東大の卒業式当日、研究室で皆で飲んだときくらいです。

私が病院送りにならなかった一因はこのマイルールかもしれないし、これくらいのルールは守って飲んだ方が良いと思いますが、やっぱり各個人の好きなようにするのが良いと思います。

どんな酒を飲めば良いか

こちらも飲み方と同様、自分が好きな酒、美味しいと思える酒を飲めば良いでしょう。

どの酒も結局はただのアルコールなので、カクテルやワインが高尚な酒で焼酎やストロングゼロが低俗な酒ということはありませんし、人の目を気にしてカッコつけで飲むなんて、バカバカしい話じゃありませんか。(そもそも、人目気にするなら飲まなきゃいい。まぁ美味しい不味いの区別はあるわな)

ともかく、自分が美味しいと思える酒が良いと思いますが、金があまりないという人には、ニート時代の私がやっていたバーボンのオレンジジュース割りをオススメします。安くて美味しくてよく酔えるから。

あとは王道を征くスコッチのハイボールとか、ダークラムの牛乳割り、テキーラのパイナップルジュース割りもええで。

休肝日はどうする?

酒を飲むにあたりよく話題となるのが休肝日でありますが、休肝日というのは取った方がよいものなのでしょうか?

これも私なりの回答ですが、「取れるなら取った方がいい」となります。

これは別に健康のためではなく、毎日毎日飲み続けていると、いくら美味しい酒でも慣れてくる、というか感覚が麻痺してきて、ジョニ黒どころかオールドパーやラフロイグやアードベッグを飲んでも風味がよく分からなくなってくるため。

1~2日程度飲まない期間を設けた方が、新鮮味が復活して酒が美味しくなるからという理由からであります。

これはタバコも同様で、2,3日くらい吸わずにいてニコチンが身体から抜けた後、あらためて吸った方が、新鮮味が増してより刺激的なのですが、そこまで我慢できない人は別に我慢しなくていいでしょう。

酒、タバコ、薬に感謝

以上、最初に書いた通り
「病院や刑務所にぶち込まれない程度に好き勝手に飲んで頂戴」
というのが、私なりの「正しい酒の飲み方」であります。

やれ酒は身体に悪い、タバコは身体に悪いなどと世間では言いますが、私に言わせれば、現代社会に蔓延っている過剰な競争原理、下らない価値観への同調圧力、劣等感に起因する下らないマウント合戦、そして、そういうものを「正」「真実」だと信じてやまない人間達の方が、よっぽど身体に悪いのです。

事実、私はそれでおかしくなったし、酒やタバコや安定剤に出会っていないと、とっくの昔に首を吊っていたことでしょう。

なので、酒、タバコ、薬に感謝こそすれ、今後何があったとしても、今までのことを後悔したりそれらを憎んだりすることはありません。

そういえば、酒やタバコをやめた人間の中で「酒こそが諸悪の根源」「タバコこそが諸悪の根源」などと主張する連中をたまに見かけますが、あんなものはタダの「アイデンティティのすり替わり」で、

「酒やタバコに盲目的に依存する頭カラッポな私」が、「酒やタバコを憎んで攻撃する『正義の味方』である私」にすり替わっただけで、関心事は相変わらず「酒とタバコ」なのであります。

なので、そういう人間の前に酒やタバコを置くと、チラチラ見た後、猿やチンパンジーの如く摂取し始めるでしょうから、これを読んでいる酒やタバコ飲みの皆さんも、あのようなみっともないマネはせず、酒やタバコに感謝しぃと申し上げておきます。

以上、何かよく分からん話になったけど、酒の話は今回でオシマイ。

次回に続く。