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元ビリギャル、ツイートが炎上 下らないニュース解説番外編70

思いつきで書いていたこのシリーズもついに70回目、通算で125回になりました。(1つ足りないのは察して)

そんな今回のニュースはこちら。

なんかTwitterで流れてきたのですが、元ビリギャルの人が上記のようなツイートをしてしまい、「環境によって努力しようとしてもできない人間もいる!」という反論が沢山きてしまって収集がつかなくなったというもの。

それで終わらせときゃ良かったものを、以下の不用意なツイートをしてしまい火に油を注いでしまったという、SNSではよくある話であります。

ご存知の通り、私はルサンチマンというかシャーデンフロイデというか、妬みの塊のような人間なので、便乗してこの元ビリギャルこと小林某を叩きたいところなのですが、

かくいう私も工繊大を辞めて酒浸りになってフラフラしていても東大に受かったのは、この元ビリギャル同様、実家が小金持ちだったり小学校から国立大の附属だったりと「環境」によるところが大きいだろうから、何とも言えない複雑な心境でございます。

でもそういう「環境」って、自分では気付かないものなのよね。
今となってはだいぶ薄まった感じはするけど、私の場合は幼稚園の頃から両親から虐待、散々否定され続けてきたというのもあるし、何よりケタ違いに出来の良い弟がいましたからな。
(そのせいで、北斗の拳のジャギや鬼滅の黒死牟みたいなキャラにシンパシーを感じてしまうヮ)

あと、私が自己顕示欲を発揮して東大六郎などという今思えばバカみたいな名を名乗り、「不幸な受験生を救済するぞ~!」と自分のサイトを立ち上げたとき、
相談してくる受験生のレベルがあまりにも低くて仰天してしまい、上記のツイートみたいなことやそれ以上のことを思ってしまったのでありました。

※東大をはじめとする志望大学に合格された方々からお礼をいただいたが、確率的には1割どころか1%にも満たないだろうし、そういうものなのだろう。

なので、この元ビリギャルさんにおかれましても
「自分の予想よりも遥か上の人間がいるのと同様、自分の予想よりも遥かに下の人間が存在する」
「そして、その『遥か下の人間』は、ちっとも可哀想にはみえないし助けようという気にもならないような様子をしている」
ということにちゃんと気付いて言葉を選んだ方がええで、Please take care of yourself.(迫真)と申し上げておきます。

全然人のこと言えないし、そもそもこんな記事見てないだろうけど。

「幸せ」を追い求めても無駄である

そんな感じで何だか元ビリギャルを弁護したような形になったのですが、2つ目の余計なツイートで「ここってまじで幸せじゃない人多すぎて心配になる…」ときたので、カテゴリ違いだけどちょっと「幸せ」について語ってみます。

おそらく元ビリギャルのツイート通り、Twitterどころかネット上、果てはリアル世界でも「幸せ」じゃない人が殆どだろうし、この元ビリギャル自身も「幸せ」ではないでしょう。

何でそんなことが分かるのかというと、誰もが「幸せ」(多くは金と権力)を追い求めているから、そして、自分が考えているような「理想」が実現したところで「幸せ」にはならない、からであります。

かくいう私も、「幸せ」を求めて東大に入ったり金を稼いだり、果ては「悟り」を求めたりしましたが、ちっとも「幸せ」にならなかったというのは散々書いてきた通り。

大体、金や権力で「幸せ」になるのなら、この地球上から戦争なんて無くなっているはずです。
各国のトップや裏で糸を引いてる企業のトップなんて嫌というほど金と権力持っているから「いやーもう十分堪能したよ…」となるはずだし、ましてや他人を傷つけてまで己の欲望を満たそうとはならんやろ。

また、金や権力といった所謂俗っぽいものではなく、「悟り」「平安の境地」なんてものを求めたとしても、金や権力を求めるのと全く同様のオチになるというのは、経験したことある人なら実感できることであります。

そして、そもそも「求める」という行為、フィジカルな行為でもメンタルな行為でもどっちでも同じですが、「求める」という行為自体が「幸せ」とは真反対の行為である、ということも経験したことある人なら実感できることでしょう。
(「不幸を避けようとする」という行為も全く同じ。「幸せを求める」=「不幸を避けようとする」。不幸というより「苦しみ」かな?言葉遊びになるからその辺はどっちでもええけど)

人生はシンプルだ

それでは一体どうすれば良いのかという話なのですが、前も書いた通り「何もするな」、つまり「幸せ」を求めたり「不幸」を避けない、少なくとも自分が求めていたり避けようとしていることに気付く、ということです。

これ以上書くと本当に別カテゴリになってしまうので、この記事では良いお手本を紹介したいと思います。

このザック氏という方の旅行動画、見れば分かる通り「私は今、インドの◯◯という街に来てます」で始まり、

「今日は~したいと思います」
「値段交渉します」
「ご飯を食べます」
「何か怪しいです」
「体調を崩しました」
「お金を落としました」

などなど、そこに現れたことだけを語られ、その場その場で対応されていて、
動画のコメント欄にも散見される通り、他のユーチューバー動画によくある下らない演出や茶番等の無い、極めてシンプルな動画になっております。

たまたま見かけた動画だったのですが、このシンプルさにハマってしまい動画全部見てしまいましたし、インドやスリランカの旅動画は何度も何度も繰り返し流しております。

こういう動画を作成できるということは、このザック氏は少なくとも「不幸ではない」ということが分かるし、
これら動画のように、人生とは本来、下らないドラマのないシンプルなものである、ということが分かると思います。

以上、なんか冒頭で書こうとしたことと大分ズレた感じがするけど、お気に入りの動画というかチャンネルも紹介できたので、今回はここまで。