第16回TOHOシネマズ学生映画祭受賞者インタビュー【プロモーション部門】

こんばんは!TOHOシネマズ学生祭実行委員です。
「第16回TOHOシネマズ学生映画祭プロモーション部門 観客賞」を受賞した友寄晴菜さん、宝田七夏さんへインタビューしてきました!


第16回でプロモーション部門 観客賞を受賞された友寄晴菜さんと宝田七夏さん



__昨年、受賞されましたが、その時の感想をお聞かせください。
 
 
友寄晴菜(以下、友寄)「とても嬉しかったです!」
宝田七夏(以下、宝田)「心の底から嬉しかったです!」
 
 
__本当におめでとうございます!当映画祭へ応募したきっかけを教えてもらってもよろしいでしょうか。
 
 
友寄・宝田「8月ごろに募集要項を見たことがきっかけです。8月ごろに世代交代が行われるのですが、この代でコンテストに参加したいという思いがありました。当時、3年生が1人、1年生が40人という特殊な人数構成で先輩がほとんどいなかったんです。なので映像制作をしたいという思いはあったんですが、映像スキルがないことでとても悩んでいました。でも、このTOHOシネマズ学生映画祭は1分という短い時間でも応募できるということで挑戦できるのではないかと思い、応募しました」
 
 
__確かに1分で応募できるのは本映画祭の魅力ですよね。ではTOHOシネマズ学生映画祭に参加して一番良かったことを教えてください。
 
 
友寄「映画館で自分で携わった作品が上映されることが夢だったので、最終選考に残り映画館で自分たちの作品が上映されたことがとても嬉しかったです。同じ時間にたくさんの人が同じ場を共有してみんなで作った作品を見てくださっていることに感動しました」
 
 
宝田「本当に夢みたいでした。自分たちが頑張った過程を振り返りながらたくさんの人に作品を見てもらって感動してもらえたり、表現を共有してもらえたことが不思議で夢のようでした」
 
 
__自分たちの作品が映画館のスクリーンで流れるということはなかなかできない経験ですよね。昨年のこの映画祭受賞をきっかけに何か変化したことはありますか。
 
 
友寄・宝田「今までコンクールに出すなどはしていなかったのですが、この映画祭で外部に作品を出すようになって士気が上がり、制作意欲も上がったと思います。今も今年の学生映画祭に向けて準備をしています」
  
 
__今年も応募してくださっているんですね!ありがとうございます。制作する上で工夫した点などを教えてください。
 
 
友寄・宝田「サークル内で人数が多かったので、役割分担・意見のまとめ方などを工夫しました。また、予算がない中でどうクオリティを上げるかも考えたりしました。そのようにして考え、作品内の赤ちゃんはサークル内部員の親戚の子を出演させました。
 
 
__親戚の子が出演とはすごいですね!その一方で一番苦労した部分は何でしょうか?
 
 
友寄・宝田「やはり予算です。映画館を撮るのもお金がかかるので…。
 
 
__大学サークル内での予算と考えると確かに難しい問題ですよね。それはどのようにして乗り越えられたのでしょうか。
 
 
友寄・宝田「部屋を真っ暗にして赤いソファを使ったり、ポップコーンもセロテープで固定したりして映画を見ている感じを出すためにパソコンで動画を再生するなどしました。他にも視線を固定するために、壁にスクリーンの目標を立てたりして対応していました」
 
 
__面白い発想ばかりですね!それで映像をつくっていったのは本当にすごいです。ちなみに機材はどのようなものを使用したのですか。
 
 
友寄・宝田「予算がないため高いものは買えず、部員の持参のカメラで撮影しました。編集も夜中にみんなで集まって調べながら編集して、編集ソフトもお金がかけられないこともありダヴィンチを使用しました。また、これまでのPOP&COKE受賞作品は全部見ました。『あの子は知らない』という映画が好きでその証明を参考した部分もあります」
 
 
__そうなんですね。様々な工夫を施されていますが、制作する中で印象に残っていることはありますか。
 
 
友寄・宝田「三歳児の出演です。撮影前はすごく不安だったんですが、ポップコーンをあげたらすごい笑顔で食べてくれて(笑)。映画とポップコーンの相性の力ってすごいんだなと実感しました。ちなみに次回作は子供は出ません…(笑)」
 
 
__今回は出ていらっしゃらないんですね(笑)この本映画祭はプロの審査員の方がいらっしゃいますが、審査員の方との会話から得たことや聞けてよかったことはありましたか。
 
 
友寄・宝田「王道なプロモーションで温かみが伝わって良いが、個性がもう少しあればいいんじゃないかという回答をいただきました。特に“大人になったら様々な制約がある。学生のうちだから撮れるような自身が撮りたいテーマや自由であったり個性のあったりする表現をしてみてほしい”という意見をいただいたことが一番心に残っています」
 
 
__プロの方からもらった貴重な意見ですね!昨年の映画祭で受賞されましたが、今後の目標はありますか。
 
 
友寄・宝田「先ほども言ったように今は今年の映画祭に向けて準備をしています。今回はショートフィルムに挑戦したいなと思っています」
 
 
__新しい挑戦ですね!最後になりますが、今回の第17回応募者への応援メッセージをいただけますでしょうか。
 
 
友寄・宝田「大きなスクリーンで自分たちの作品が上映されるという夢みたいな体験ができる映画祭です!同世代の人たちと集まってチームで作品を作ることは学生のうちにしかできないことなので、実際やってみて本当にやってよかったと思いました。ノミネートされた瞬間も部員のみんなと大喜びしたり、劇場で作品を見て泣きそうになったりとても青春を感じるいい体験ができました。私たちも第17回TOHOシネマズ学生映画祭に応募しようと考えています。一緒に頑張りましょう!」
 
 
__ありがとうございました!
 
 
 
 
≪友寄さん、宝田さんが所属するBproとは?≫
 上智大学内のサークル。年に4回サークル内で番組発表会があり、VLOGやMV、ドラマ、バラエティーをそれに向けて制作している。だが、内輪でやるのは勿体ないと感じ、本映画祭に応募するなどして外部でも活動している。
 
友寄「私は大学2年生の時、在留外国人に学習支援をしていて映像を使って勉強を教えることがありました。映像は言語が通じない人とでもコミュニケーションをとれることに感動し、そうした表現ができるようになりたいと思ってこのサークルに所属しました」
 
宝田「映像制作ができるサークルということでここで映像制作を学びたいと思い、このサークルに所属しました」


_____インタビューした実行委員の感想

・大加
今回はお二人にインタビューさせて頂いたが、終始お二人の仲の良さを感じ、また自分もその空気感の中に自然と巻き込まれていくのを感じた。このような自然な空気感の中で協働して一つのものを作り上げていくことが、今回のような素晴らしい作品ができた理由の一つなのかもしれないと思い、その制作の秘訣を垣間見た気がした。

・田島
おふたりの朗らかな雰囲気から、なるほど、だからあのような温かい作品が生まれたのだな、と納得させられました。制作の中で、色々な苦労があったとのことでしたが、仲間と作品を作ることを、心から楽しんでいるという印象を受け、羨ましく思えました。また本映画祭に挑戦してくださる、とのことでしたので、今回もお目にかかれることを楽しみにしたいと思います。改めて、この度はインタビューを引き受けてくださり、ありがとうございました。





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 第17回TOHOシネマズ学生祭の開催
 開催日:2024年3月28日(木)
     14:00開始 20:00頃 終了予定
 開催場所:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン12
     (東京宝塚ビル地下)
 皆さまのご来場をお待ちしています。


詳細は以下リンクよりご確認ください。
TOHOシネマズ学生映画祭|tcsff (tohotheater.jp)
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