精神科閉鎖病棟入院中女がRoOT(ドラマ版)について思ったこと

ただ今私は、双極性障害だか統合失調症(幻覚妄想体験したことないぞ、誤診か？)で精神科の閉鎖病棟に入院中。

タイトル通りの境遇とはいえ、申請書を出せば外出も外泊も自由。
タブレットもスマホもノートパソコンも申請すれば持ち込みOK。
ロビーにはWi-Fiが通っている。
患者の中にはノートパソコンと液タブでガシャカシャ漫画を描いているヤツも居る。

そんな中、私は外出をして実家に帰り(めっちゃ近い)、テレビでRoOTを一気見したのであった。

原作のテレビアニメ、『オッドタクシー』はもちろん視聴済み。
福岡に住んでいたが、オドフェスにも行った。
映画、インザウッズは映画館で四回見た。
舞台だって初日に東京に行ったんだ。
二回目の舞台は福岡公演中止で行けなかったが……。

今から『オッドタクシー』を探偵視点で語られる『RoOT』に対する、私なりに思ったことを述べようと思う。
コミック版は最近発売された4巻をまだ読んでないんだ～あとで読むね♡

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人間と言うものは、「夢」「空想」「妄想の世界」に生きることはできない。

例え本人が病気で「現実」を見失ったとしても、身体は確実に現実にあるし、現実でご飯を食べるし、現実で排泄をする。

しかし、人間がキラキラとした理想を求めることを「夢」を追うと言うじゃないですか。

人間というのは夢を追うことを教育され、理想の自分になれるよう様々な道を用意されている。

しかし、しかし、だ。
それが全ての人間が実現できるとは限らない。

実現できなかった人間は、時として自分を責め、不安で狂いはじめたり、最悪の場合、自らの死を選ぶこともある。

それが、世界であると思う。

一度きりの人生。
「失敗」「挫折」が重い人々も居ますよね。
私はそんな人生は歩まなかったのですが、引き下がれない、常に動悸が止まらなさそうな人々もいらっしゃいます。

それが一番強かったのが二階堂ルイと和田垣さくらと、高校時代の玲奈だったと思います。

彼女たちは高校生の年齢にも関わらず、胸がつまる思いで最高のアイドルを目指した。
玲奈は学費免除を求め、代表に賭けた。

だけど二階堂はセンターから外れ、和田垣はアイドルへの道を断たれ、玲奈は三矢にその座を奪われてしまう。

この三人は罪の重さは違えど、二階堂は三矢にセンターを譲るよう(ドラマじゃ良く分かんなかったが)交渉しようとしたし、和田垣は三矢を殺害したし、玲奈は三矢を階段から突き落とした。

話がかなり変わるが、某YouTuberがYouTuber養成スクールをするという話題について語られている動画を見たんだ。

某YouTuberによると、「挫折は悪」のような事を仰っていたんですよね。

誰もが必ず夢を手にできるわけではないこの世界、

『報われなかったことが悪ならどうしたらいいんですか？』

でも、諦めきれないことがある。
諦めると言うマイナス思考が将来の自分を狂わせていくこともある。

諦めることを赦すなと言う風潮だってある。

私は答えが出せない。
甘い人生を送ってきたくせに不安感ですぐに自分が死ねばいいと願う自分に、彼女たちに送れる言葉が見つからない。

ただ、玲奈の罪に関しては、三矢が彼女を愛してくれたから赦されたんですよね。しかし、赦されたのは三矢が死んだ後だが……。(赦されるってのは心の救済も含むと思うので)

二階堂は、なんにも悪くないな。死体遺棄に手を貸したけど手伝わされただけで本人に罪はないのよ。

和田垣は母の夢を背負って上京したけど、彼女の夢も人生も母からの信頼も終わってしまった。希望だった父親も居なかった。

和田垣が大罪を犯したとはいえ、絶望を背負いながら生きていけるのか？

スッキリ終わったかのように思えるけど、和田垣のことを思うと、「夢を断つこと」について考えてしまいます。

三矢には悪いけど、一番哀れなのは和田垣だと思っている私なのでした。

和田垣さくら、
推しだしな！！！！！

アニメ
舞台
ドラマあるけど
どのさくらちゃんもかわいかったぜ！！！

アニメの村上まなつさんの演技もかわいいし、
一回目の舞台のギャルみある濱岸ひよりさん最高！
RoOTの小林桃子さんも、田舎っ子っぽくていい！

オッドタクシー、まだまだなにかやってくれ！
一生推します！