オッドタクシー和田垣さくら推しの、精神科閉鎖病棟入院中の私の話を聞いてくれ
こんばんは。
今日も精神科の閉鎖病棟のベッドの上。
男性看護師相手に媚びるように甘える女と、おみおつけも他のおかずも全部白米にブチ込む女とヤニカスと飯を食う毎日です。
突然ですが、あなたに夢はありますか?
貴方がおいくつだって構いません。
夢はありますか?
私は三十路ですが、探している途中です。
なぜ探すのかと言うと、夢のある人生は楽しいからだと思うからです。
しかし、いろんな要因で縛られたり、能力がなかったりで実現しなかったこともあります。
でも将来、やりたいことを見つけて取り組めたら幸せだなって思えるんです。
でも、特に大卒までの期間ってなんにでもなれそうだと思いませんか?
高校生くらいの女の子が夢を追いかけたせいで人生を棒に振る結果になる、それがオッドタクシーであり、RoOTでした。
※オッドタクシーのネタバレとRoOTのネタバレするから見てない人はネトフリに入ろうね。
我が推し、『和田垣さくら』は人生最大の過ちを犯した。
殺人なんて誰もが許されることはない。
ましてや全く罪のない、ハイパー善良な少女、『三矢ユキ』を殺害した。
テレビアニメ版では小戸川殺して逃げ切ったんか!?な意味深なオチで、映画では運対決に敗れ逮捕…楽しそうな状況で誰からも振り向かれてないテレビで殺人罪で報道された彼女。
アニメ、舞台、ドラマで殺害の動機が少し変わっていったけど、母親の叶わなかった夢を背負った、いや、無意識に背負わされたのには変わりはなかった。
「もうなにもしたくない」
天井を見つめ、ずっと横になり、そういうことを言う患者がうちの病棟にいるし、我無しゆえに我無しなヤツもいる。
そう思うと、和田垣さくらは輝いていたんだ。
しかし、やり方と教育が悪かった。
しかも、「誰かが手を差しのべていれば」もきっとなかっただろうし、あっても結果は変わらなかったと思う。三矢は救おうとした訳じゃないし。
彼女はあまりにも輝きすぎていたから。
病んでいるようで(舞台版がそういう表現強かったよね)、とても輝いていたんだ。
ずいぶん前のブログでも語った話なんですが、プロ野球選手が母校で講演をしていたんですよ。
そのとき私が何年生だったか忘れたけど、質問コーナーで誰かが尋ねた
「野球選手にならなかったら何になっていましたか?」
の質問に対して
「マイナスなことは考えません」
と答えたのだけは覚えているんだ。
私は彼らの事を考える度に思うんだ。
あきらめを教えて