東南アジア旅行ふり返り#10 ルアンパバーンからハノイの長距離バスに乗ったら30時間もかかってしまった【前編】
ラオスでの予定を切り上げて、早々にベトナムのラオスに移動することに決めました。
前回の記事はこちら
ベトナムの目的地はハノイです。
今回の旅行に出発する前に、友達から「ハノイは良いよ〜!ハノイは良い!!!」と何度も聞かされていました。
「この人のおすすめするものなら間違いない!」と思える友達からのセリフだったので、旅行の最終目的地はハノイに決めていました。
ルアンパバーンからハノイへの移動方法は2択
私たちが旅行したときは、ルアンパバーンからハノイへ直行する移動方法は2つありました。
飛行機かバスです。
飛行機だったら約1時間でハノイに到着できます。
バスだったら何と25時間もかかるとのこと・・・!
豊富な旅行経験のない私は25時間もバスに乗ったことがありません。
体調も悪かったし、できることなら飛行機に乗りたい。
でも飛行機とバスでは代金があまりにも違ったので、貧乏旅行の私たちに選択肢はありません。
正確には覚えていませんが飛行機だったら1人35,000円、バスだったら1人6,000円くらいだったような気がします。
渋々、バスに乗ることに決めました。
こわい噂がどんどん出てくるので恐ろしくなる
バスが出発する前にブログなどからの情報を読んでいると、バスに乗ることがこわくなってきました。
・山賊が出る
・断崖絶壁の道を通る
・旅行者はハズレの席にしか座れなくて大変な思いをする
・・・などなど、調べれば調べるほどネガティブな情報が出てきます。
体調が悪くて気持ちが弱っていたのもあり、バスに乗ることがとんでもなく恐ろしいことのように思えてきました。
思わず旅行慣れしている友達にLINEをしてしまったほどです。
「東南アジアだったら何とかなる!」
「私はそんなときは小林聡美さんの本にあやかって、『私は最高についてるから大丈夫』って思い込むようにしてるよ。」
という、とても心強い返事をくれました。
改めて素敵な友達です。
バスは案外快適そうだった
これでもかとおそろしいエピソードを仕入れまくり、覚悟を決めて長距離バスに乗ることにしました。
山賊が出てきたときに備えて、彼らに渡す為の現金も用意していました。笑
「早めに行かないと席がなくなる」という話も聞いていたので、ダントツ1番乗りでバスターミナルに到着します。
私たちが乗るであろうバスを覗きに行くと、思っていたより快適そうな印象を受けました。
しかも綺麗です。
バスのシートが全部横になっていて、完全に寝られる仕様になっています。
こんなバスがあるなんて知らなかった!
自分たちが乗るバスの仕様を見たら不安が少し和らいできました。
同じバスの乗客であろう人たちも集まってきました。
ローカルっぽい人たちが数人、私たちのような旅行者が数人、乗客は全員で10人ほどしかいません。
席の取り合いになることはなさそうです。
良かった〜!!
ローカルっぽい人もバスに乗るのに慣れている様子を見ていると、「ちゃんとバスは目的地に到着するんだな。」という妙な安心感を与えてくれます。
旅行者っぽい人たちは全員西洋人で、私たちよりも若そうな雰囲気です。
バスに乗ったら朝までしっかり眠れた
18時頃にバスは出発したと思いますが、ラオスとベトナムの国境には明け方に到着するようです。
バスの座席はスリーピングスタイルになっているのと、病み上がりの体調も重なって案外すぐに眠りにつけました。
ルアンパバーンを出発してから21時頃に夕食休憩のために、どこかの集落に停車した以外は、バスは夜通し走りっぱなしでした。
でも時々急停車をしていた気がするので、その度に山賊が入ってくるんじゃないかと夢うつつにおびえていました。
今回のバスに乗る前に盛大に体調を崩していたのが、かえって功を奏したような気がします。
やっぱり病気から元気になるために一番必要なのは睡眠なのだなと、今回よく体感しました。
きっと元気な状態で乗ったら、変に興奮してしまってあまり眠れなかったと思います。
でも今回はバスに乗ったら身体が睡眠状態に入って、とてもよく眠れました。
そして、明け方に起きた時には身体の重いものがスッと落ちたようなスッキリした気持ちで目覚めることができました。
バスは予定通り、早朝に国境に到着しました。
山賊はラオス国内に出るという話でした。
つまり、国境まで辿り着いた私たちは山賊に会わずに済んだということです!
そして断崖絶壁の道もラオス国内の話だったので、もうここまできたらこわいものは無くなりました!
やった〜〜!!!
バスに乗っていただけだけど、困難を乗り越えたような気持ちになりました。
後半に続く