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チャネル/Channel【第4版構築 デッキ紹介】
こんにちは、とこぷーげーむすのR#nです。
今回はようやくトーナメント用のデッキ8つが完成したのでまず一回戦で私R#nが使用するチャネルデッキを紹介しようと思います。
抽選の様子はこちらです
第4版構築のチャネル
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Channel / チャネル (緑)(緑)
ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがマナ能力を起動できるときならばいつでも、あなたは1点のライフを支払ってもよい。そうしたなら、(◇)を加える。
MTG界でもトップクラスに有名なコンボ「チャネルボール」
その一端を担うカード、チャネル
緑2マナから大量の無色マナを生み出しX呪文の火の玉や大型アーティファクト、エルドラージなどを高速で展開する様は痛快。
現在でもヴィンテージ環境やタイムレス環境にて制限にされるほどのカードで場合によっては凶悪なマナファクトとの組み合わせで1ターンキルをする事さえあり、無色マナを大量に出すことでマナ総量の重いクリーチャーをすぐに出せる点が問題視され統率者戦でも禁止になっています。
長所
圧倒的なマナ加速
短所
緑2マナが必要、残りライフが減ると弱い、出るマナは無色
前述したように黎明期はブラックロータスにMOXシリーズと凶悪なマナファクトが存在していため長所のマナ加速を活かし1ターンキルを出来ていましたが第4版構築ではそうはいかず短所が目立つ印象です。
第4版構築はスタン期に禁止になったカードの扱いで環境が激変する。
1、禁止制限共に無し
2、制限カードとして1枚のみ使用可能
3、禁止カード
第4版構築にはスタン期に禁止、制限に指定されたカードを解禁するのか制限カードにするのか全て禁止にしておくのかが制定されていません。今回僕らがプレイする第4版構築トーナメントでは初の試みということで禁止、制限を全てを取り払い強力カードを存分に使う事にしました。
こちらが今回使用するデッキとなります。
クリーチャー
極楽鳥 / Birds of Paradise
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Birds of Paradise / 極楽鳥 (緑)
クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行 (T):好きな色のマナ1点を加える。
0/1
3色デッキのため4枚採用
太古より多色デッキを支えてきたカードは多色土地の無い第4版構築では大変貴重な存在となります。
さらに1ターン目か2ターン目に出すことで3ターン目チャネルボールへと繋がるため必須。ただし天秤と併用すると相手のクリーチャーを1体残してしまうことになるため運用には注意が必要となります。
セラの天使 / Serra Angel
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Serra Angel / セラの天使 (3)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行、警戒
4/4
攻防一体な上に美貌まで持ち合わせた天使
全体除去後にプレイすることで場を一気に制圧できるため4枚採用。
後述しますが魔力の櫃から2ターン目にプレイ可能なことも魅力となります。ライフを守りつつセラの天使で対戦相手にダメージを与えることでチャネルボールに繋がるため攻防一体な事が非常に重要。
インスタント
解呪 / Disenchant
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Disenchant / 解呪 (1)(白)
インスタント
アーティファクトやエンチャントのうち1つを対象とする。それを破壊する。
禁止解除の第4版構築ではアーティファクトが強力なためメインから2枚採用。場合によっては4枚メインに入る可能性があります。
今回採用しなかった"剣を鍬に"はライフとハンド双方のアドバンテージがチャネルデッキで重要なため不採用としました。しかしミシュラの工廠に対して効果的なためサイドボードには稲妻か"剣を鍬に"を入れておくことが必要かもしれません。
クリーチャーを多数採用する場合に自身のクリーチャーに使用して回復をし、そのままチャネルボールに繋げるという荒業もあるのでデッキによってはメインから”剣を鋤に”を4枚採用することもあります。
ソーサリー
火の玉 / Fireball
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Fireball / 火の玉 (X)(赤)
ソーサリー
この呪文を唱えるためのコストは、2つ目以降の対象1つにつき(1)多くなる。
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち望む数を対象とする。火の玉はそれらにそれぞれ、X点を端数を切り捨てて均等に割った点数のダメージを与える。
チャネルボールコンボに必須のカード、4枚採用
単体除去としても使えるため使い勝手は良い。ごくまれにチャネルから分割してダメージを与えて対戦相手の飛行クリーチャーを減らす事も。
今回は赤をタッチしたタイプのデッキとなっているため火の玉のみを採用しましたがもちろん稲妻や地震も採用に値するカードとなります。セラの天使、天秤、神の怒り、土地税といった白の強力カードを採用しているため今回赤のカードは火の玉のみです。
天秤 / Balance
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Balance / 天秤 (1)(白)
ソーサリー
各プレイヤーは、コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。
今環境最強のリセットボタン、4枚採用
最強とはいったもののその効果範囲が広いため安易にプレイしてはいけない。対戦相手との手札、土地、クリーチャーの兼ね合いを見極めてプレイしなけば自身も痛手を受けてしまう。
しかし極めて劣勢な状態(手札0、クリーチャー0)からでも逆転可能な点は流石禁止カードと言わざるを得ません。
チャネル / Channel
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Channel / チャネル (緑)(緑)
ソーサリー
ターン終了時まで、あなたがマナ能力を起動できるときならばいつでも、あなたは1点のライフを支払ってもよい。そうしたなら、(◇)を加える。
冒頭で記述した通りキーカード、4枚採用
凶悪なマナファクトが無いため初動が遅れてしまうという欠点をいかに掻い潜るかがデッキビルダーの腕の見せ所となる。
今回は火の玉とのコンボのみですが実際には無色マナを使用したカードならば相性が良いと言えます。
・地震、ハリケーン、彼方からの雄叫びなどのXマナ呪文
・トリスケリオン、テトラバス、サルディアの巨像などのマナ総量の重いアーティファクト・クリーチャー
などが採用される可能性を秘めています。
興味があればそれらを活用したデッキを作成してみるのも良いでしょう。
神の怒り / Wrath of God
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Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー
すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。
シンプルは強力を体現したようなカード、4枚採用
出来る限りクリーチャーを一網打尽にして破壊をしたいところですが1体だろうと打つときは打つ勇気も必要。
セラの天使を巻き込むことは少ないですが極楽鳥は巻き込まれがちになります。
アーティファクト
象牙の塔 / Ivory Tower
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Ivory Tower / 象牙の塔 (1)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたはX点のライフを得る。Xは、あなたの手札のカードの枚数から4を引いた点数である。
貴重なライフゲインカード、4枚採用
単にライフ回復を狙うというよりは黒の万力対策、後半硬直状態にできれば回復に繋げてチャネルボールを放つことになります。
他の回復カードで代用は可能だがコストパフォーマンスは圧倒的にこちらに軍配があがる
・純白の秘薬やダメージ反転、生命吸収などの単発回復
・森の宝球、魂の網などのラッキーチャーム
これらが採用候補となります。
強力カードを制限(1枚のみ採用可能)にする場合に選択することになるかもしれません。
魔力の櫃 / Mana Vault
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Mana Vault / 魔力の櫃 (1)
アーティファクト
魔力の櫃はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは(4)を支払ってもよい。そうしたなら、魔力の櫃をアンタップする。
あなたのドロー・ステップの開始時に、魔力の櫃がタップ状態である場合、それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
1マナから無色3マナを出す無色版暗黒の儀式のようなカード、2枚採用
1ターン目に出すことで5マナクリーチャーに繋げる事や黒の万力を大量に放つ所謂ぶんまわりが強み。
チャネルデッキでは3ターン目にチャネルボールを放つ5、6枚目極楽鳥としての代用や2ターン目セラの天使を召喚するためなど主に奇襲や起爆剤として使用します。1マナが3マナになる点がそもそも火の玉と相性が良いと言えます。
エンチャント
土地税 / Land Tax
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Land Tax / 土地税 (白)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地カードを最大3枚まで探し、それらを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
ハンドアドバンテージ源+多色サポートという超万能カード、もちろん4枚採用
土地税や天秤、精神錯乱をプレイするとやはり制限カードにするべきでは一考してしまう。インフレした現代だとしてもマナが軽すぎる。
象牙の塔とのコンボでライフを回復はもちろん露天鉱床などの土地破壊にも強い反面、手札が増える事で黒の万力が痛手となる場合があるので毎回3枚持ってきたら良いというわけではないのでプレイに注意が必要です。
以上が今回使用したチャネルのメインデッキとなる部分となります。
チャネルはデッキ構築が赤緑に始まりそこから何色足すのかで構成が大きく変わるデッキだと思います。皆さんも自分なりのチャネルデッキを作成してみてください(そして教えてください!)
サイドカード
サイドボードに関してはその都度変化するので主な採用カードを羅列します。また、追加の解呪などメインとサイドどちらにも採用されるカードは省かせていただきます。
各種防御円
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Circle of Protection: Black / 黒の防御円 (1)(白)
エンチャント
(1):このターン、あなたが選んだ黒の発生源1つが次にあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。
1マナでその色の発生源からのダメージを軽減するカード。エンチャント破壊として解呪かネビニラルの円盤が定番となる環境なため基本的にエンチャントは破壊されにくいので全色に採用価値があります。
場合によってはアーティファクトからのダメージを防ぐ秘宝の防御円も採用の価値があると言えます。
地震や剣を鍬になどのクリーチャー対策
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Earthquake / 地震 (X)(赤)
ソーサリー
地震は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。
X火力系の全体除去、最悪の状態を引き分けにする可能性を秘めています
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Primal Clay / 原初の土 (4)
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
原初の土が戦場に出るに際し、それは「3/3のアーティファクト・クリーチャー」「飛行を持つ2/2のアーティファクト・クリーチャー」「それの他のタイプに加えて、防衛を持つ1/6の壁(Wall)アーティファクト・クリーチャー」のうちあなたが選んだ1つになる。(防衛を持つクリーチャーは攻撃できない。)
*/*
主に壁になりますが状況に応じて使い分けることが可能なので便利な一枚
大型アーティファクト・クリーチャー達
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Clockwork Avian / 機械仕掛けの鳥 (5)
アーティファクト クリーチャー — 鳥(Bird)
飛行
機械仕掛けの鳥はその上に+1/+0カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
戦闘終了時に、この戦闘で機械仕掛けの鳥が攻撃かブロックした場合、それから+1/+0カウンターを1個取り除く。
(X),(T):機械仕掛けの鳥に+1/+0カウンターを最大X個まで置く。この能力は、機械仕掛けの鳥の上に置かれている+1/+0カウンターの総数を4個より多くしない。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
0/4
追加のセラの天使、チャネルから複数展開も可能
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Colossus of Sardia / サルディアの巨像 (9)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
トランプル(このクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
サルディアの巨像はあなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(9):サルディアの巨像をアンタップする。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
9/9
地上を完全ガードする巨像、一度でも攻撃が通れば元は取れたといえます
賦活をエンチャントするとアンタップも問題なく可能になり隙がなくなるのも良い
対抗色を絶対に許さないカード
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Conversion / 変換 (2)(白)(白)
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(白)(白)を支払わないかぎり、変換を生け贄に捧げる。
すべての山(Mountain)は平地(Plains)である。
赤単は対抗策が必須でこのためにウルザの色眼鏡が存在する
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Lifeforce / 生の躍動 (緑)(緑)
エンチャント
(緑)(緑):黒の呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
精神錯乱、生命吸収、ヒッピー。打ち消したいカードはいくらでもある。
速足になりましたがサイドボードに検討するカードを見ていただきました。
メタゲームにより入れ替えをうまく行い勝利を掴みましょう。
以上でチャネルデッキの紹介を終わります。
次回は第1回戦のMint使用デッキ、赤単の「スライ」を紹介したいと思いますのでよろしくお願いします。
ご覧いただき、ありがとうございました。