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2人対戦の統率者戦フォーマット紹介

お久しぶりです、R#nです。
今回は4人対戦で大人気のフォーマット統率者戦(commander,EDH)を2人対戦用にアレンジしたフォーマットを紹介しようと思います。
全て微妙に異なるルールを持っていますが、あくまでもハウスルールに近いフォーマットなためここから更に新フォーマットを作成するのも良いかもしれません。サンプルとして最後に私が使っている2人対戦用のフォーマットも載せておくので見ていただけると嬉しいです。


デュエルコマンダー

テーブルトップ(紙を使用してするmtg)の統率者戦用に制定されたフォーマットとなります。少し前にMagic Onlineでも採用されて、プレイ可能となっています。今熱いのはこのフォーマットなのかもしれません。

・初期ライフは20点(全てのフォーマットに言えることですが統率者ダメージはありません)
・マッチ戦の途中でデッキ内で統率者を入れ替えることが可能
場に出せる統率者カードは1枚まで(共闘などは片方を出すともう片方は場に出せない)
・禁止カードが他よりもかなり多いwiki参照

デュエルコマンダーは通常のテーブルトップの統率者と同じカードプールというだけあって禁止カードの枚数が他のフォーマットよりもかなり多くなっています。また、前述したようにMagic Onlineで採用されたこともありこれからも更新され続けるだろうフォーマットとなります。

主な禁止カードとしてパワー9はもちろんのこと、太陽の指輪のような「マナ加速」コンボ関連のカードも多く禁止されているため普段の統率者デッキをそのまま持ち寄って遊ぶというよりはデュエルコマンダー専用のデッキを作成して遊ぶことになります。統率者指定を禁止されているカードも多いことに注意が必要です。
禁止カードでバランスを保とうとしているフォーマットなこともあり、その面ではスタンダードなどのようにゲームバランスを保っていると言えます。

禁止カードの多さゆえにデュエルコマンダーで遊ぼうとする場合にはしっかりとルール規定を読み込んだ方が良いでしょう。(魂の洞窟や傾向はたきなども禁止カード指定です!)

いつの間にか追加されたDuel Commander

1v1commander(Magic Online)

Magic Online内での専用フォーマットとなっていますが現在はイベント等で使用されることはないようです。そのため禁止カードの更新は無し。

・初期ライフは30点
・統率者指定は1枚まで(共闘や背景選択の禁止)
・禁止カードは本来の統率者戦に比較的近い

"太陽の指輪" や "魔力の墓所" が使用可能なため普段使っている多人数戦用の統率者デッキをそのまま流用できる点が他とは大きく異なります。
私がコミュニティ内でプレイする際も普段通りの統率者デッキを流用しているためこちらのフォーマットを基礎として選択することが多いです。
反面、通常の統率者戦のようにコンボが強く、強力なコンボデッキ相手にライフレースをするのは不可能に近いフォーマットとなります。
デュエルコマンダーが禁止カードによってゲームバランスを保っているとすると、こちらは通常の統率者戦のようにデッキパワーレベルを意識してデッキを選択、対戦をするという遊び方となり、これも本来の統率者戦と近い部分と言えます。
構築済み統率者デッキでプレイできるのが1v1Commanderの魅力

ヒストリック・ブロール(MTGアリーナ)

元々あったスタンダード版統率者とも言える60枚デッキのブロールをMTGアリーナ内の全てのカードを使えるようにした上で100枚デッキにしたという結果、非常に複雑で解りにくい名前になっているのがヒストリック・ブロールです。(最初から統率者戦って名前で良かったのではと今でも思います)

・初期ライフは25点
・MTGアリーナ仕様の特殊なルールが多く存在する(テーブルトップでやる分には特に問題はなし)
・禁止カードもMTGアリーナ内での禁止カードしか選定されていない
・ブロールからの派生のためプレインズウォーカーを統率者として指定できる

あくまでもMTGアリーナ内でのフォーマットであるので、そのまま通常のテーブルトップに持ち込むとメチャクチャなことになりそうな感じがあります。
しかし通常の統率者戦のようにデッキパワーレベルなどを合わせて遊ぶことで十分遊べるフォーマットとなります。
大きな違いは言わずもがな、プレインズウォーカーが指定できる点

なぜ初期ライフを25にしたのかはいまいち解りませんが、コンボ寄りでもなくアグロ寄りでもない中間に指定したかったのかもしれません。

表記がややこしいですが、「ブロール」がヒストリック・ブロール 逆表記が普通では・・・?

選択ルールで独自の新フォーマット

実際に自分のコミュニティで2人対戦用の統率者戦をプレイする際には上記を踏まえてこれら3点を熟慮する必要が出てきます

1、初期ライフの選択
2、禁止カードの選定
3、統率者指定の制限

これらがフォーマットを定める上で具体的に選択肢として上がってくるものです。

1、初期ライフの選択

結論を言うと、ガチでプレイするなら20点カジュアルに緩くプレイするなら30点というふうに使い分ければ良いと思います。

基本的に低い方がライフを攻めるアグロデッキが有利になり、高い方がコンボデッキが有利となります。
実際にガチ寄りな構築が求められるデュエルコマンダーでは禁止カードが多くあり、さらに初期ライフも20点とコンボを規制してアグロデッキが少しでも戦えるように考慮がされています。
私のコミュニティでも色々なライフでプレイしました。主に構築済みの統率者デッキと同等か少しだけ上のデッキパワーレベルのデッキを使用していますが、ライフが20点の場合はどちらかのデッキが回るとそのまま勝つ流れが多くなり30点だと少し猶予ができて重たいカードで対抗できるようになる傾向がありました。なので30点でプレイすることが多いです。(40点だと少しだらけてしまう)

2、禁止カードの選定

前述した通り、太陽の指輪や魔力の墓所を禁止しているデュエルコマンダーはガチ寄りなフォーマットなため一方的な展開を簡単にしてしまうマナ加速の制限をしています。より熱くプレイをしたい場合はデュエルコマンダーに従ってのプレイをお勧めします
一方で1v1 commanderではマナ加速などは禁止になっていません。ライフが30点でも太陽の指輪は相当に強いですが、自身のデッキにも入っているならイーブン。

もちろんコミュニティによるのだろうと思いますが、普段通りの統率者戦のようにお互いのデッキパワーレベルを合わせるのならば禁止カードも特別なリストを用意せずに通常の統率者戦での禁止カードを指定しておけばいいのではないかなと思います。

わざわざ抜くのが大変なので採用!・・・でもガチ勝負なら相当マズいカード

3、統率者指定の制限

3つの事柄についてどうするか

共闘
背景選択
プレインズウォーカー

【 共闘・背景選択 】
統率者指定のカードが2枚になるということは初期手札に+2枚ということで、それだけアドバンテージを得ていると言うことなります。
2人対戦の場合は露骨にその部分が出てしまうため基本的には禁止でいいのかなと思いますが、デュエルコマンダーのように戦場に自分の統率者カードは1枚までしか出せないという縛りをするのならば採用しても良いと思います。

【プレインズウォーカー】
統率者指定可能なプレインズウォーカーは使用可能として良いと思いますが、露骨に相手の統率者を否定するカードは禁止しておくべきだと思います。(オーコとかテフェリーとか)
基本的には毎ターンアドバンテージを取るようなカード達で除去もし難いため、多人数戦の時と違い1人から守り抜けば良いだけな点も非常に強力で、どうしてもガチ寄りになってしまう傾向があり統率者指定は禁止推奨
もちろんガチガチのガッチでやってみたい人は採用すると絶対に面白いのでやってね!

流石に禁止した方がいい


と言うことで大まかではありますが、2人対戦用の統率者戦の説明を終わります。
最後に私が思う2人対戦統率者戦のフォーマットを記述しておきます。カジュアル寄りで、デッキパワーレベルは1~5。

・初期ライフ30点
・禁止カードは通常の統率者戦に準規
・共闘、背景選択の統率者指定は可能 ただし戦場には1枚まで
・プレインズウォーカーの統率者指定は禁止
デッキーパワーレベルは合わせる(通常の統率者戦と同様の趣にしたい)

動画では1v1Commanderという名前ですが上記のルールでプレイしています。
もしよかったら見てください。

以上です。ご覧いただきありがとうございました!

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