70歳母の無意識の #偏見 を垣間見る

Case1 金の茶碗が盗まれた事件
母「こんな若い男の人が、金の茶碗持ってる訳がないのに、どうして買い取ったんだか」
若い=資産を持っていないに決まっている、の偏見
「持ってるわけがないってなんで言えるの?親から継いだ資産でもいいよね?」

Case2 20代女性が新宿区のマンションで刺された事件
母「20代で、新宿のこんないいマンションに住めるってどういう仕事してるんだろう?」
これも、若い人に都内マンションは高級すぎるはず、の偏見
「まだ誰も一人暮らしなんて言ってないし、若くても住める人はいるよ」

Case3 国際結婚なんだって
親戚の葬儀で、近くない親族が、北欧の方と国際結婚をしていたそう
「なんか、、、素敵だね、国際結婚楽しそう!」
これには全く否定しない
私は異文化大好き、食文化も宗教も思想も違いを楽しめるタイプだと自負がある
外国の方とお付き合いもしてみて、私は変わった性格の日本人との結婚を選んだだけ。
「お母さん、娘が連れてきたパートナーが黒人でも考えは変わらない?」
私には黒人を差別する気持ちはない
母が「国際結婚=白人」と決めつけているんだろうな、と感じたことからの質問
・・・・・・・・・・・・沈黙。
2分程考えて
「やっぱり、、、それは難しいと思う」真剣な表情で回答
母は、「肌の色の違いに偏見を持っている」と、自覚した様子だった
これを、言動や行動を起こすと、「差別」となる
この差別行為をしてほしくないから、 #無意識の差別 に気づいて欲しかった

Case4 「うちの子が中国人の子と仲良くなっちゃって」と友人
子どもが、両親が中国出身の方の子と仲良くなっちゃったと、「困った」という感じに表現
「仲良くなっちゃった」という表現からは、仲良くなって欲しくなかったという気持ちが漏れ出ている
中国出身だと何が問題なの?と、聞くかは悩んで、しなかった
彼女が「なんとなく懸念があり」、それを聞いて欲しいだけだったから。
ただし、その「根拠のない懸念」は「偏見」である
同じ年の友人が、「外国人」への偏見を持っていたことに、少々ショックを受けた
そのお友達になった子は、日本文化と中国文化を知り、おそらくバイリンガルの素敵な存在である

そんな母も友人も、知的障害のあるうちの息子に、とてもよくしてくれる
「どんな人か知っている」と、偏見は生まれないし、差別することもない
どんな人であっても、「嫌悪感」で拒絶しないこと
一旦息を吸い込んで、冷静に見る・考える・接すること

若くても歳を取っていても、肌の色が自分と違っても、出身が違っても、障害があっても、
その人はすぐにあなたに不利益をもたらす存在ですか?

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