地球へ途中下車夫婦のピースボート乗船記10/16 オーロラ惨敗、しかし希望の光は残る
現在、船はオーロラベルトを抜けて、明日はスコットランドのグラスゴー入港です。
国の名前をイギリス、と呼ぶのは日本人だけで、正確には、スコットランド、イングランド、ウェールズ、北アイルランドの四つの地域からなるユナイテッドキングダム=UKが正式な名称なんですね。そのUKのスコットランドですね。
は?
そんなことはどうだっていいだろう!
オーロラはどうなったんだっ?!と。
ホットチョコレートを飲みながら待ちました
……
五目並べをしながら待ちました
……
バーでお酒も飲みながら…
……
14階の食堂は連日、大晦日の夜の神社の賑わいでした
……
オーロラ待ちスペシャル、深夜のカジポンの「ジョジョ立ち講座」を聞きながら寝ないように待ちました
毎晩、深夜2~3時頃まで、あちこちでなんとか過ごして待ちました。
もちろん、定期的にデッキに出ました。
……惨敗でした!!!
いやー、こればっかりはいくら5夜、チャンスがあっても、ずっーと雨、嵐ではダメですね……。
オーロラの「オ」の字どころか、
星空の「ホ」の字も見えませんがな。
でもね!
水案のカジポンさん(作家?)の話でね、オーロラ、絶対にみようと思って、明け方まで30分おきに14階デッキに出ようと思って、タイマーをかけておられたそうなんですね。
そうしたら、明け方の4時頃に空から雪が降ってきた日があって、船上が吹雪になったことがあったそうなんですね。
そうしたら、朝ごはんの用意をするために14階に来ていた食堂のスタッフのみなさん(マレーシアやインドネシアの人が多い)、
雪を見たのは、きっと生まれて初めてだったんでしょうか。もう喜びまくって、天に向かって両手をあげ歓声をあげて踊り出し、みんなで狂喜乱舞していた、というのですね。もう仕事そっちのけで、そのうちデッキに積もりだした雪で、雪だまをつくるわ、ビニールを靴の上から履いて滑り出すわ、大騒ぎだったと。
その話を聞いて、
初めて見るオーロラに感動もしたかったけど、船上で、「生まれて初めて見る雪」も、きっと、すごく感動的な光景だったんだだろうな…と。
それを想像してると、なんだか、こっちまで嬉しくなってきて、オーロラが見られなくても……、まあいいか…
という気分になったのでした!
でもでもでも、今日の晴れた空が、、、
やっばり恨めしい!