地球へ途中下車夫婦のピースボート10/22 ジャンヌダルクゆかりの地ルーアン
ノルマンディー地方ルアーブルからルーアンに行くにはSNCF(フランスの国鉄)で約1時間。今日の帰船リミットは午後3時なので、朝8時の列車に乗り、帰りは12時の電車に乗らなければ次が2時までしかないので、帰船に間に合いません。それでやっと現地で3時間確保。かなり弾丸です。駅までは歩いて30分の距離。
なのに! 朝、7時20分、船を降りようとしたら、「水位が変化したので、舷門を7階に変更中なので20分待て」、、と。
えーっ!それ(舷門の変更)、昨日も帰ってきたときもあって、1時間も待たされたよ!
ザワザワとみんなで文句を言ったからなのか、作業は早まり、電車の時間まであと15分前! タクシーに乗ればまだまにあうかも!船から降りたら、ダッシュでタクシー乗り場へ!
今日はOさんご夫婦と4人で行動です。
駅についてからもホームを走る!
みんな走る!
間に合った…乗れた…
ルーアンは想像以上に中世のまちなみが残る素晴らしい町でした。
特に時計塔から大聖堂までの街並み、大聖堂のレリーフの細かさにはトリハダがたちました。
いままでにみたヨーロッパの教会のなかでも、かなりのレベルの素晴らしさでした。
まちにはマルシェがあり、できたての(?)小さいカマンベールチーズを買って食べ、焼きたてのフランスパンを買って、歩きながら食べ……これが一番おいしいかった。
マルシェには蚤の市もあって、花柄のカップに一目惚れ。
「セ・コンビアン?」(いくら?)
「5ユロー」
はい。即決! モノはどうだかわかりませんが、ルーアンの、蚤の市で買った、というだけで、一生ものの、宝モノです!
ジャンヌダルク教会です。
ジャンヌダルクにお墓はありません。彼女は裁判で有罪になり、灰になるまで焼きつくされて、その灰はセーヌ川に流されたのです。だからジャンヌを忍ぶ場所としては、火炙り刑が行われた場所に建てられたこの教会なのです。
でも、イギリスとの戦争で、祖国フランスを勝利に導いた「オルレアンの少女」が、なぜ英雄ではなく、火炙り刑になったのか、もうひとつよく理解してなかったので調べてみると、ひとつは女性でありながら男装をしていたことが当時の宗教モラルにひっかかったようです。そして、直接「神からの啓示を受けた」というのが、当時の教会の権威、プライドを傷つけた、というのですね……。疲れはてて断罪し、いったん死刑はまぬがれるのですが、監獄のなかで看守による性的暴力から身を守るために、再び男装をしたことが、火炙り刑を決定させてしまうのです。
時を超え、国境を超えて、
なにか、こころが、せつないです。
ルーアン、いろいろな意味でよかったです。。。
ル・アーブルに戻ってから、また港の近くの、昨日とは別のビストロで軽めのお昼をとりました!
フランスパンやチーズでそこそこお腹はふくれていたので、ポケトークで「貝を食べたい」と聞き、教えてもらった、生でいけそうな新鮮なスカルプ(ホタテ貝)をさっとあぶって、コクのあるバターソースであえたもの。
ワインはよく冷えたシャブリを。
これは……とびきり美味しかった!です!
フランスは終わり。明明後日はポルトガルです!
Oさんのナビゲーションのお陰で短時間でもまわることがてきました。ありがとうございました!
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