公務員は激務なのかどうか。2年で都庁を辞めた経験者が語る。
はじめに
こんにちは!もっちゃんです。
今日は「公務員は激務なのか?」というテーマについてお話しします。
これから公務員になりたいけど、実際の仕事内容は忙しいのかどうか知りたい。
と言うような疑問は絶えませんよね。
公務員は忙しいのか、それとも暇なのか?実際のところどうなのかを解説していきます。
特に20代前半の若手公務員やこれから公務員を目指す人に向けて書いています。
公務員の仕事内容と部署の違い
結論を言うと「部署による」
こうとしか言いようがないですね。
都庁の例を挙げると、非常に大きな組織であり、さまざまな部署があります。
例えば:
教育庁
水道局
主税局
それぞれ全く異なる業務を行っています。このように、公務員と言っても、その業務内容や働き方は部署によって大きく異なります。
あたかも、たくさんの子会社を抱えたホールディングスみたいな感じですね。別の部署や局に行くと、仕事内容もルールもガラッと変わることがしばしばです。
部署ごとの忙しさの違い
口コミなどをみていると、よく「公務員は暇だ」とか「公務員は激務だ」といった相反する声がよく聞かれますよね。
結局どんちなんだよ。と
先ほどもいうように、実際には部署によってその忙しさは大きく変わります。
例えば都庁で言えば
新宿の本庁での勤務はほとんどが激務
本庁以外の事業所は基本的にゆるい職場
時たま忙しい事業所もある。(上司による)
というのが基本的な構図ですね。
新宿の本庁で働くということになると、大抵激務の部署ばかりです。その中でも特に予算担当であったり、政策企画の担当になったりすると、おそらく月の残業は80時間くらいになるでしょう。
逆に事業所ではそういったことはあまりなく、大抵の場合定時で帰れます。都内の税務署だったり、各所の出張所などですね。
新卒はほとんどが本庁ではなくまずは事業所に配置されます。僕の同期でいきなり本庁に勤務になったのは3人だけでした。
ちなみに僕がいたのは教育庁の大島出張所というところでした。めちゃくちゃホワイトでしたね。でも時に事業所であってもすごく激務のところもあります。それは上司によるところが多いですね。
これは部署ごとの業務量や人員配置によるもので、運やタイミングも影響します。
部署内の仕事の振り分けと忙しさ
さらに、同じ部署内でも仕事の振り分けによって忙しさが変わります。
年度初めや年度終わりに、次の年度の仕事の振り分けが行われますが、これが忙しさに大きな影響を与えます。
課長が仕事を振り分ける際に、誰にどれだけの仕事を割り当てるかが決まり、忙しい人とそうでない人の差が生まれます。
私も経験しましたが、「自分の仕事が多すぎる」と抗議したこともありましたね笑
本当に大切なこと
でも、ちょっと待ってください。
本当に大事なのってそこなのでしょうか。公務員が激務かどうか、確かに気になるところですが、本当に大事なのはそれを「自分で決められているかどうか」です。
社会人2年目の時に、「次の異動先」や「次の仕事」は何か、と気になったり、周囲がその話で盛り上がったりしているのをみたときに、「誰かに人生をコントロールされてる感」がもの凄いな、と感じたんですね。
だけど、本当に大事なのって、自分が次にどの部署に行くのかではなくて、自分の仕事を自分で決められているか、の感覚の方がはるかに大事です。
だって、「君は次この部署ね」と誰かに決められて配置されたところが激務で、その時点で人生終わり、みたいな状態って、結構やばいと思うんですよね。
常に、自分の人生が誰かの裁量一つでガラッと様変わりしてしまう可能性があるという状態です。
上司も自分で決められない。最悪の上司に当たってしまった同期は、結局病気休暇に入ってしまったり、忙しい部署に異動になった先輩が、ある時からぱたっと消息を絶ってしまったりと、何だか駒みたいな扱いだな、と感じてしまったわけです。
自分でコントロールするための方法
だからこそ、自分で自分の人生をコントロールできているかどうか、ということが何よりも大事。
僕が実践したのは、いつでも公務員を辞められる状態を作ることです。
そのためには、次のような行動を取る必要があったわけです。
専門的なスキルの習得
副業や自分で稼ぐ力をつけること
資産をなるべく増やすこと
スキル、自分で稼げる力、資産、これらがあれば、基本的に自分の人生を自分でコントロールできる。
部署異動で、もうダメだって思った時に、いつでも「辞めます」って言えるわけです。
必ずしも「辞めろ」とは言わないですよ。
公務員って立派な仕事だっていうのが僕の基本的な考えです。
しかし、「いつでも辞められる状態」を作っておくのが自分が辛い時に生き延びていくための必須の行動だって僕は考えています。
そうしないと、公務員として仕事をする以外のお金の稼ぎ方がなくて、どんなに辛いことがあっても、公務員でい続けなくてはならないという状態になる。
今、激務かどうかは問題じゃない。
大事なのは、「自分でそれをコントロールできているかどうか」です。
まとめ
公務員は激務なのかどうか、についてお話ししましたが、結局は自分自身でコントロールできるかどうかが鍵です。
専門的なスキルの習得
副業や自分で稼ぐ力をつけること
資産をなるべく増やすこと
を早めに行って「いつでも辞められる状態」を作っておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます!