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【自宅オンコール待機医師アルバイト】先生に突撃インタビュー!第2弾

今回の記事では、
弊社でアルバイトとして勤務をしてくださっている医師のインタビューをご紹介させていただきます!

当日は、常勤先の勤務後にお時間をお作りいただき、インタビューを実施いたしました。


Let's start the interview!


当直連携基盤・広報担当 中村(以下、中村) :
本日はインタビューを引き受けてくださり、ありがとうございます。
広報の中村と申します。
どうぞよろしくお願いいたします!

M.U.先生(仮)(以下、医師M.U.) :
本日はわざわざお越しいただきありがとうございます!
こちらこそよろしくお願いいたします。

中村 :
それでは、早速ですが、仕事内容について教えてください。

医師M.U. :
はい、仕事内容は夜間・休日の電話や往診の対応になります。内科的疾患の患者さんも結構多いんですけれど、整形外科や泌尿器科に通じるプロブレムに対応することも比較的多いです。

中村 :
先生は以前からご勤務いただいておりますが、ご勤務のきっかけはなんだったのでしょうか?

医師M.U. :
はい。知人医師からの紹介で勤務したことが最初のきっかけでした。
その後、勤務を続けた理由としては往診対応や終末期医療に関われる機会が結構あり、それが興味深く、また将来自分のためになるなと思い継続しています。

中村 :
ありがとうございます!
どのくらいの期間、約何回ほど勤務されているんでしょうか?

医師M.U. :
トータルでいうと大体二年間くらいで、月2回から4回くらいのペースで、少しずつ続けています。

中村 :
二年間!私よりも長くご勤務されているんですね。(笑)
自宅オンコール待機のアルバイト、ご家族や同居の方からの反応はどうですか?

医師M.U. :
妻と子供の二人がいるんですけれども、呼ばれていない時間は子供の面倒を見られたりだとか、一日中家にいないっていうことがないので、子供としても妻としても、このバイトを暖かく受け入れてくれています。

中村 :
有難いです〜!
どのような患者さんが多いですか?

医師M.U. :
基本的には普段病院に自分で通うことのできないような、ご自宅で医療を受けるしかないっていう方が多いですね。
それで往診になっている方ということなので、終末期を迎えている患者さんだとか、全身状態が悪い患者さんも少なくはないかなと思います。


生きていく上でサポートが必要な方が多いです。

中村 :
なるほど。
先生は初期研修終了時どんなことを考えていましたか?

医師M.U. :
僕自身は初期研修終了後から整形外科を専門にしていて、主に救急医療に携わりながら外傷を中心に診ているんですけれども、内科的なこと、初期研修でやったことを忘れてしまうのがちょっと勿体ないと思っていました。
なので、内科的な知識を活かせる場を、このような感じで作ることができて、すごくありがたく思っております。

中村 :
そのように仰っていただけて光栄です!
それでは、ご勤務前に不安だったことはありますか?

医師M.U. :
そうですね。
自分の普段やっていないような病気に遭遇することと、それに対応することができるのか、ということが一番不安な部分ではありました。
また、経緯が長い人とかもいるので、そういう方を把握することですかね。

中村 :
実際にその不安だったことはどのように解消されましたか?

医師M.U. :
働いている医師全体に対するケースの報告だったり、困った時にどういう対応をすると良いかという代表の先生からの指示があり、それを参考に対応します。あとは知り合いの医師が実際に働いていたので、直接質問をしたりして、比較的スムーズに働くことができました。

中村 :
なるほど。M.U.先生、流石要領がいいんですね…!
往診車の方はいかがですか?

医師M.U. :
乗り心地良いです!
運転もしてもらえるので、不安もなく非常に快適に過ごさせていただいてます。

中村 :
それを聞いて安心いたしました。
電子カルテ操作についてはいかがですか?

医師M.U. :
最初はちょっと慣れない部分もあったんですけれども、一度やってみるとそんなに難しいことではなくて、慣れれば誰でも使えるのかなと思います。

中村 :
そうですよね!三種類あるので、これからご勤務される先生も、すでに使ったことのあるカルテもあるかもしれません。
往診車に積んでいる物品や薬品についてはいかがですか?

医師M.U. :
基本的なものは足りていると思います。応急処置だったりとか薬とかは基本的なものが一式、あとはこちらから新しい薬を出すというのがそんなに多くないので、困ってはいません。


往診に必要な物品は揃っており、
カルテ操作も同行アシスタントが把握しているから安心♪

中村 :
ご自宅や施設に置かれているもので対応することも多いですよね。
それではご勤務の中で一番うれしかったことはどんなことですか?

医師M.U. :
たまに下血とかで急遽呼ばれることもありまして、ショックバイタルだったりすることもあるんですけれども、そういうときに救急車を呼ぶのかそれともご自宅で治療をするのかというのが、まだ話し合いをされていない方も中にはいらっしゃるんですね。

そういう状況で、真摯に話を聞いて方針を決めた時、「すごくしっかり話を聞いてもらえて嬉しい、今日は来てくれてよかった」という風に言ってもらえたことがあり、嬉しかったなと思います。

中村 :
そういった急変時、やはりご意向を決めかねてしまうご家族の方は多いですよね。。とてもお気持ちもわかるのですが。

一緒に往診に行くアシスタントの存在はいかがですか?

医師M.U. :
非常に愛想良く色々と手伝ってくださいますし、患者さんのケアだったり、僕らが診療を中心にしている間、訪問時のケアや家族に寄り添ってくれているとすごく感じる場面があるので、とてもありがたいです。

中村 :
そのように仰っていただけて嬉しいです!
アシスタントに今後このようにして欲しいなど、ご要望がもしあればお聞かせください。

医師M.U. :
基本的には人によって感じ方は違うと思いますが、お互いに色々と話せた方が仕事がやりやすいかなと思います。
車の中では雑談でもなんでもいいので、気さくに話しかけていただいた方がこちらからも色々と指示が出しやすいですし、思ったことを正直に言えるくらいに仲良くなっている方がいいんじゃないかなと個人的には思います。

中村 :
アシスタントはどんな方が多いですか?

医師M.U. :
実際に僕自身が関わる方っていうのは車の送り迎えや診療補助などをしてくださるアシスタントさんなんですけども、気さくな方がすごく多いなっていう印象です。
医療分野での経験があるかそうでないかに関わらず、皆さんしっかり勉強されていて非常に話も通じるので、働きやすいです。

中村 :
ありがとうございます〜!(歓喜)
うちのアルバイトですが、どんな時、働いていてよかったなと思えますか?

医師M.U. :
個人的には自分が整形医っていうところもあるので、外傷、転んだとか、手が動かない、足が動かないだとか、そういうことに気づいて、受診に繋げられるときっていうのは、自分が今日働いていてよかったのかなと思える時です。

中村 :
確かに、専門の知識が使えると、より一層やりがいを感じられそうです。

実際にどれだけお小遣いは増えましたか?(笑)

医師M.U. :
基本的には僕は月に2回とか働いていたので、
月でいうと10万円ちょっととかは増えたことになりますね。(笑)

中村 :
流石!お医者さんはすごいです…!(笑)

常勤先での勤務と当社でのアルバイトで違うところはどういったところでしょうか?

医師M.U. :
違うところはたくさんあるんですが、一番違うところはそこにいる医師が自分しかいないということだと思います。
困った時は自分の経験からの知識を使うだけではなくて、その場で調べたりだとか柔軟に対応をして行くことも大事だと思います。

中村 :
医師としての成長を後押しされる場面に出くわすことも多いんですね。
どのようなお医者さんが向いているでしょうか?

医師M.U. :
実際に大方の医学的なことだけではなくて、社会的な面も含めてしっかりケアしていきたいと考えている人が一番いいと思います。
基本的には若いうちは大きい病院でしか働かない方が多いと思うんですけれども、そうすると急性期、転院した後のこととか転院から自宅に帰った後とか、そういうのは見れないケースが多いんですね。

そこの先を知ることによって自分が急性期で働く時の考え方にも影響が出てきますし、「この方この後どうなるんだろうな」っていうところから、逆算して最初の治療を考えたり。
そういうことができるようになるので、非常に自分の経験の幅というものは広がるかなと思います。

"自ら終末期に携わることで医師としての視野を広げる"

中村 :
終末期の往診対応によって、医師としての経験値や見える幅も広がるんですね。きっと意欲的な方にはピッタリですね!
似ているバイトなどもあるかと思いますが、弊社はどういったところが他と違うと思いますか?

医師M.U. :
他の会社で往診のアルバイトをしたことがないんですけれども、話に聞くところによると、所謂自分一人で荷物を全て持って行って診療をやるっていうところもあるみたいです。

そういうところに比べると、自分が診療に集中できる分患者さんとのお話もできますし、こちらにも余裕ができるので、寄り添うことも可能になります。

中村 :
今後医師の働き方はどうなっていくと思いますか?

医師M.U. :
より細分化されていってスペシャリティが求められるかなと。
自分のスペシャリティを極めていくにつれて、偏った人間が増えて患者自身を見れない、逆にいうと病気しか見ていないような医者っていうのが少し増えもおかしくないのかなっていう風には感じています。

包括的に見られるようにするという視点を、内科に限らずむしろ他の科の人たちが持つことによって、相手の気持ちがわかる医療関係者になることが一番理想的なので、そういった意味でこういう仕事は価値のあるものなんじゃなかいかなと思います。

中村 :
これから3年目になる先生にひとことお願いします!

医師M.U. :
これから3年目になって、自分の専門を決めていくことになると思うんですけども、普通に過ごしていると初期研修の時に全てを吸収してやっていこうっていう気持ちは薄れる傾向がみなさんあります。自分の好きなことを追求していく、それも一つなんですけども、どこかで振り返って、自分が普段やらない科についての勉強だったりとか非常に大事になってくるので、機会があったら終末期を見るような往診等に関わるのも医師として働くにはすごくいい方法だと僕は考えています。

中村 :
貴重なご意見ありがとうございます。
今後に向けて参考にさせていただきます!
本日はお忙しい中、お時間を取っていただきありがとうございました。

医師M.U. :
こちらこそありがとうございました!


以上、弊社アルバイト医師M.U.さんのインタビューをご紹介させていただきました。

医師の皆様、ぜひ一度ご勤務をご検討ください!
ご応募はこちら




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株式会社当直連携基盤 広報&現場アシスタント 中村咲也香 sayaka.nakamura@tochoku.com



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