北陸特急最終章の乗車録(その3)
ドタドタの朝
敦賀駅の朝、おはようございます。北陸新幹線開業まであと13日!
今回も大阪方面へ向かいます。発車標を見たところ、7時を過ぎているのに6:56発の米原行きがまだ発車していない様子…
なるほど…どうやらこの米原行きが当該のようです。乗車していた近江今津行きも巻き添えで抑止されていましたが、なんとか10分程度の遅れで発車。近江塩津で接続を取りますので米原方面へ向かうお客様もこの電車にご乗車ください。とのこと。
敦賀-近江今津の雪景色、とても綺麗でした。
プチトラブルもありましたが、朝からいいスタートです。
近江今津に到着。接続の京都行きは元阪和線の223系2500番台…!この帯の車両がここにいる違和感…
今回はこの京都行きではなく、サンダーバードに乗車します。
近江今津からだとJ-WESTチケットレスで京都まで750円です(定価だと1730円)。チケットレスが安いのか、定価が高いのか、て感じです。
先ほどの敦賀駅の車両確認のあおりを受け、10分程度の遅延で近江今津を発車しました。「京都からスーパーはくと、またははるか号をご利用のお客様は接続の確認をとりますので巡回中の車掌までお願いします。」
…なるほど、そういう乗り継ぎもあるんですね。
京都駅到着前に車掌から再びアナウンスがあり、「スーパーはくとと接続は取りませんが、はるかは新大阪で接続します」とのこと。
JRは広域ネットワークなのでここら辺の調整、大変ですね…
7番乗り場着。向かい6番乗り場にスーパーはくとが停まってました。「遅れているサンダーバード発車後に発車します」とのこと。一応接続は取れてるような?
それはともかく、ここから普通電車で桂川→洛西口から阪急に乗り大阪へ。
長距離特急の旅
次に乗車するのはサンダーバード17号、和倉温泉行き!車内で何食べるか考えながら買い物していると携帯電話に着信が。
「お客様の忘れ物が見つかりました!金沢駅に届いておりますので、もし直接向かうことが可能でしたら駅の係員改札までお願いします」
昨日のパスケース、見つかりました…ヒヤヒヤ。
車両は683系0番台。この和倉温泉行き17号は683-0が充当されることが多かったようです。
駅弁を買おうかと思ったのですがドタバタして買い損ねました…
今日はこのホットカフェオレとチョコでゆったり過ごしましょう。
あと敦賀延伸まであと2週間ということもあってかグリーン車は満席でした。
なんだかボヤっとした写真ですが琵琶湖は快晴。ポカポカした陽気で眠くなってきました。
しかし今(乗車当時)は3月頭。近江塩津を過ぎて日本海側に出ると分厚い雲が空を覆います。
この17号、停車駅が少し特殊で武生、鯖江、小松は通過で芦原温泉、加賀温泉に停車します。まさに”温泉”行きのサンダーバードですね。
金沢に到着!ここで後ろ3両を切り離します。
デッドセクションを越えて七尾線へ。2回もデッドセクションを越える列車ってなかなか無い気がします。
車窓をふと見ると屋根にブルーシートを張っている民家が。大地震の爪痕を感じます。
七尾を過ぎ徐行しながら終点、和倉温泉駅へ。終点和倉温泉は2番乗り場に到着。ホームは震災の影響か屋根がなく、1番乗り場のホームは亀裂がはいってしまったようで修復工事中でした。
和倉温泉に到着しました。駅前のスーパーに寄りましたがまだ断水中でトイレは利用不可とのこと。あまりご迷惑になってもよくないので何か地場のものと飲み物を買って引き返しましょう。
あられを買いました。今日はこれまでですが、またいずれ戻ってきましょう。総湯も再開したそうですし…!
七尾まで折り返しの能登かがり火、七尾からは521系の普通列車で金沢に戻ってきました。ここで前回の忘れ物を回収します。見つかってよかった、、
いざ富山へ
金沢からは糸魚川行きの普通列車に乗車。新潟県まで行く貴重な521系運用です。2015年頃、とあるブログで521系糸魚川行きの写真を見た時すごく不思議な気持ちになったのを覚えています。521系がついにそこまで…!という驚きと違和感。今では当たり前ですけどね。
路面電車に乗りましょう。富山駅構内の路面電車の踏切、いつみても斬新で見ていて飽きません。
夜の富山をゴロゴロ走りながら南富山へ向かいました。そこそこ本数がくる路面電車に対して、不二越・上滝線の本数は少なめ。あと、珍しく列車別改札が行われているのが印象的でした。
元京阪の岩峅寺行きに後ろ髪をひかれながら元東急の富山行きに乗り、市内へ戻ってきました。富山といえばお寿司!ということでお寿司をゆったり食べましょう。
ホームへ上がると!
←521系1000番台 ↖521系1000番台 ↘521系1000番台 !!
……増えましたね~
あいの風ではなくガラガラのつるぎ号自由席で金沢へ。
あまり知らないのですが新幹線敦賀開業後もつるぎ号の乗車率ってどんなもんでしょう…?つるぎの自由席って今もこんな感じのイメージです。
夜を走り抜けるダイナスター
連絡改札を通り再び金沢駅在来線ホームへ。「ダイナスター」も「サンダーバード自由席」もあと2週間の光景…。
次に乗車するのは特急ダイナスター4号、福井行きです。
本当は681系運用の2号に乗車したかったのですが、今回はサンダーバード運用のこちらに乗車。683系4000番台です。
新幹線からの乗り換え客や帰宅客を乗せ金沢を発車。
短距離特急ですが心地良いスピードで夜の北陸本線を駆け抜けます。
小松や芦原温泉でいくらか客を降ろし、終点福井へ。わずか48分のショートトリップでした。
「本日は金沢からの特急ダイナスター号をご利用くださいまして、ありがとうございました。」
福井に戻ってきました。ひとまず今日はここまで!ありがとうございました。
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