【住宅購入基礎講座】 土地を決めてから契約までの流れ
「この物件!」って決めたら、具体的に何をすれば良いの??
営業担当から物件の詳しい情報や場所の案内を受け、
①土地(エリア・条件)はOK
②建物(ボリューム・仕様)もOK
③お金(ローン・毎月の支払い・スケジュール)も何とかOK
ってなったらその次は何をすれば良いですか??とよく質問を受けます。
その時にやることは2つあります↓
①物件を抑える(購入申込書を書く)
②ローンの審査をする
①は大きな買い物なので、口頭で「物件を抑えてください」「はい、分かりました」では済まないということです。
SUUMOなどインターネットに掲載されている物件は不特定多数の人がチェックしているし、会社が持っている土地でも他の営業担当のお客様が検討されています。よって、書面として提出することで、第三者に対して初めて1番手で物件を購入できる権利を持つのです。
ここで注意点!1番手で申し込むことはトランプカードでいうと「エースのスペード」状態であること。唯一「ジョーカー」には負けてしまいます。
その「ジョーカー」とは「現金で満額購入・すぐ契約できる人」です。
そんな人が出た時は縁がなかったとして諦めましょう笑
また、ローンの申込については既に審査をかけている人は大丈夫です。
どの時点でローン申込をするかは営業担当やお客様の進め方・属性によって異なります。ローンが厳しそう・不安だという方は、先に審査を進めておく方が良いでしょう。
とりあえず物件を抑えるってできる??
時々こんな質問も頂きます↓
①買うかどうか分からないけどとりあえず抑えるってできますか??
②抑えるときってお金は必要ですか??
①の「物件をとりあえず抑えること」は殆どの場合はできません。
売主目線で考えると、その間は一般的には他のお客様に紹介することができず、もしキャンセルになってしまうとその期間中の販売機会を失ってしまうことを嫌がるからです。
だからこそ申し込む時は冷静かつ慎重になって判断する必要があります。家族間でよく話し合って臨みましょう。ただ、石橋を叩きすぎると前に進めなくなる為、ある程度の勢いと言われます。なんだか結婚に似ていますね^^
②の「抑えるときのお金」は一般的に必要ありません。
初めてお金が必要なのは、「契約時の手付金を支払う時」になります。注文住宅の場合は土地・建物双方に必要です。支払い方や必要金額などは営業担当に聞いてみてください。
値引き交渉ってできるの??
以前は値引きありきで価格が設定されていましたが、最近は価格の公平さ・根拠ある価格の提示という点から値引きは少ないです(大手ハウスメーカーは未だに定価提示→値引しますよの文化が残っています)。
特に建築条件付きなどの売出し土地については売主も急いでいない為、値引きすることは少ないと思います。
逆に売れ残っている建売住宅は売主目線では「早く資金回収をして次の物件を買い進めたい」という考えから、多少の値引きに応じてくれることもあるでしょう。
但し、共通して言えるのは、
「買うかどうか分からない」
「ローンが通るかどうか分からない」
という状態では売主もなかなか真剣に応じてくれません。
売主も人間です。
「その物件を本当に買いたいし、その準備もできている。ただ、今後のオプション費用などを考えるとどうしても入口の価格がネックになるので、少しだけ値段を頑張ってもらえないか」という真摯な気持ちで接することが大事なのかなと思います。
申込み〜契約までのスピード感
いざ「物件申込」「ローン申込」が完了すると、後はお互い契約行為をする為に準備を行うのみです。
一般的には申込〜契約までは1週間。その間にお互い下記のような準備を行います。
買主の準備:手付金の準備・収入印紙の準備・ローン質問対応・(親への報告)
売主の準備:社内外への物件STOP共有・物件調査・契約書作成・領収書など準備
が必要となります。売主は物件を止めることを嫌がるので、申込=契約という覚悟がお客様には必要ということです。逆に気持ちが固まっていない時は「購入申込書」を書かずにしっかりと家族間で話し合いましょう!
契約時に必要なものは
①契約手付金(土地・建物)
②収入印紙(土地・建物)
③実印(ない場合は認印でも可)
④本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
です。夫婦共有名義など連名の場合はそれぞれの印鑑・本人確認書類が必要なので注意ください。
申し込んでから契約までの1週間
いざ物件の申込をすると後は契約の準備以外は特にすることはありません。
この期間で自問自答する人も多いです。
「この物件で本当に良かったのかなぁ」
「待っていたら他にもっと良い物件が出ないかなぁ」
人間は欲深い生き物ですし、高い買い物だからこそ絶対に後悔したくないという気持ちにもなるものです。
申込〜契約までの1週間は、結婚でいうと「マリッジブルー」のような繊細な状態になります。
ただ、営業担当も一生懸命提案しています。
購入申込をしてからキャンセルすること=プロポーズOKしたのに「やっぱり貴方とは結婚できません」と言われてしまうようなものです。
そこには築き上げた信頼関係が崩壊してしまうので、おそらく営業担当はその人には今後物件を紹介しないのかなと思います。
だからこそ、購入申込は勢いではなく熟考を重ねて書いてください!
家探しはジェットコースター
契約までが完了しても、まだ物件購入が確定したわけではありません!
ローンの本申込をして本承認が出るまではまだホッとできないのです。
そうはいっても、毎週の物件探しからは解放されるので、気持ち的にはだいぶ楽になると思います。ジェットコースターでいうと、一番頂上までは上り詰めたので、後は流れに任せて家づくりを楽しんでください!!
大まかには
①間取打合せ
②インテリア打合せ
③ショールーム見学
④外構打合せ
⑤現場打合せ
などを行い、それぞれの専門家から沢山のアドバイスをもらって進めていきます。
こちらもInstagramやPinterestなどのアプリでイメージを共有し、ぜひ素敵な家づくりを楽しんでください^^
あなたの家づくりがうまくいきますように!!!
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