行政書士事務所の廃業率について
私は北海道札幌市で行政書士事務所を経営しております。
開業したのは、2020年で、今年で4年になります。
毎月、「日本行政」という冊子が日本行政書士会連合会から届きますが、その3月号の中で、「令和5年行政書士実態調査集計結果について」という記事がのっていました。
この調査は、令和5年10月2日から11月13日まで日行連会員サイト上でWEBアンケートを行い、回答数は3084件の方々からの回答内容をのせていました。
この回答の中で、業務の年数別の回答があり、
令和5年は、「5年未満」~51.8%、「10年未満」~20.1%、
「15年未満」~10.8%、「20年未満」~5.1%、
「20年以上」~11.8%
というデータがのっていました。半分以上が「5年未満」です。
「10年未満」から上の比率がだんだんと減少していくのは、開業している方が年齢を重ねていき、廃業するため当然の傾向だと思いますが、「5年未満」と「10年未満」では構成比率で圧倒的な違いがあります。
つまり、開業しても、5年以内に廃業する方がたいへん多いということではないでしょうか。細々とした経営でも、なんとか5年はがんばりましょう。
また、他の資格との兼業のデータものっており、一番多い資格は、宅地建物取引士でした。2位は社会保険労務士、3位が税理士、4位が土地家屋調査士、5位が司法書士と続いています。
社労士や税理士事務所の兼業の事務所はよく見ますよね。
私も、資格としては、宅建士と土地家屋調査士は持っておりますが業務はしておりません。
どんなに資格をたくさん持っていても、一人の人間がこなせる仕事量には限界があります。
データを紐解いていくと、いろいろな傾向がわかってきますね。これを参考に、今後の自分自身の仕事にも役立てていきたいと思います。
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