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新宿での賃貸マンション暮らし、都市の利便性とその限界 (1/5)

記事全体の構成

本記事は、私が新宿での賃貸マンション生活を経験し、地方移住と注文住宅の建築を決意するまでのプロセスを5つの記事に分けて詳しく解説するシリーズです。それぞれの記事の概要は以下の通りです。

  1. 新宿での賃貸マンション暮らし、都市の利便性とその限界(本記事)

    • 新宿での賃貸マンション生活の利便性と課題について詳しく解説し、地方移住を考えるきっかけとなったポイントを紹介。

  2. マンション vs 戸建 なぜ注文住宅を選んだのか?

    • 賃貸マンションと戸建のメリット・デメリットを比較し、最終的に戸建の注文住宅を選択した理由を掘り下げる。

  3. 地方移住の理由と土地の選び方

    • 地方移住を決断した理由と、実際にどのようにして住む地域や土地を選んだのか、そのポイントを解説。

  4. ハウスメーカー選び、なぜ積水ハウスを選んだのか?

    • さまざまなハウスメーカーを比較し、最終的に積水ハウスを選んだ決め手について説明。

  5. 注文住宅の建築プロセス、理想の家ができるまで

    • 注文住宅の設計・建築プロセス、こだわりのポイント、コスト管理、実際に住んでみての感想を紹介。

筆者について

本記事を書いている私は、10年間新宿で賃貸マンション生活を送ってきました。その間、西新宿と東新宿の両方に住み、それぞれのエリアの特徴を実際に体験しました。新宿の利便性とともに、都市生活の限界を感じたことから地方移住を決意しました。都心の生活を知るからこそ見えてくるメリット・デメリットを実体験を交えてお伝えします。


新宿での賃貸マンション生活の利便性

新宿という都市の中心での暮らしは、交通の便や商業施設の充実度という点で非常に快適でした。どこへ行くにも便利で、仕事帰りに買い物をしたり、外食を楽しんだりする機会が多くありました。特に、

  • 通勤の快適さ:職場へのアクセスが良く、電車の本数も多いため、通勤時間の短縮が可能。

  • 商業施設の充実:デパートや飲食店、スーパーが徒歩圏内にあるため、生活の利便性が高い。

  • エンターテイメントの豊富さ:映画館、劇場、スポーツジムなどが多く、日々の楽しみが尽きない。また、意外と大きい公園も点在しており、都市の喧騒を忘れてリフレッシュできる空間が確保されている。

  • 飲食の多様性:国内外のレストランやカフェが多数あり、飽きることなく外食を楽しめる。

  • 公共交通の充実:電車、バスやタクシーの利用もしやすく、移動手段の選択肢が豊富。

これらの要素により、新宿での暮らしは快適で刺激的なものとなっていました。しかし、その一方で、都市生活ならではの課題も存在しました。

都市生活のデメリット、ストレスと生活コストの高さ

しかし、都市の利便性には裏側もありました。新宿という大都市での生活には、いくつかの大きなデメリットも伴います。

  • 家賃の高さ

    • 賃貸マンションの家賃は非常に高額で、西新宿で3人暮らしをしていたときは20万円を超えており、東新宿で4人暮らしをしていたときは30万円近くかかっていた。

    • 家賃の負担が重く、将来的な資産形成に不安を感じるように。

  • 人口密度の高さとストレス

    • 人が多すぎて、駅や街中は常に混雑。

    • 騒音や空気の悪さ、夜中でも絶えない人の流れによる疲労感。

  • 住宅の狭さ

    • 賃貸マンションでは広さに制限があり、収納スペースが不足。

    • 将来的に家族が増えたときの住環境に不安を感じるように。

    • リフォームやDIYの自由度が低く、自分好みの空間作りが難しい。

    • そもそも、賃貸市場では広い部屋や部屋数が多い物件がほとんど出てこないため、選択肢が非常に限られている。

これらの要因から、「このまま新宿での生活を続けるべきか?」という疑問を持つようになりました。

賃貸マンションからの脱却を考えたきっかけ

新宿での生活を続ける中で、次第に「自分の家を持つこと」への意識が高まりました。その理由は以下の通りです。

  • 長期的な資産形成

    • 賃貸に高額な家賃を払い続けるよりも、住宅ローンを組んで自分の資産にするほうが賢明ではないか?

  • 住環境の改善

    • より広い家、静かで落ち着いた環境に住みたいという願望。

    • 子どもが成長したときに快適な住環境を確保したい。

  • 将来のライフプラン

    • 家族の生活を考えたとき、新宿の賃貸マンションでは難しいと感じるように。

    • 定年後も快適に暮らせる住環境を確保したい。

こうした考えから、「新宿を離れ、持ち家を持つ」という決断へとつながっていきました。

地方移住を決意

持ち家を持つにあたり、まず考えたのは「どこに住むのか?」という点でした。

  • 都内での購入は予算的に厳しい

    • 東京23区内で戸建てを購入するには、土地代が高すぎる。また、分譲マンションも同様に価格が高騰しており、十分な広さを確保するためには相応の予算が必要となる。

    • 価格と広さのバランスを考えたとき、地方移住の選択肢が浮上。

  • 地方移住の魅力

    • 仕事のリモートワーク化が進み、都心に住む必要がなくなった。

    • 生活コストが下がり、より広い家を持つことが可能に。

    • 自然環境の良さ、子育てしやすい環境。

    • 生活圏の混雑が少なく、落ち着いた生活ができる。

こうして、新宿から地方への移住を本格的に検討し始めました。

まとめ

新宿での賃貸マンション生活は便利で魅力的なものでしたが、長期的な視点で考えたとき、「自分の家を持つ」「生活コストを下げる」「住環境を改善する」ことがより重要だと感じました。その結果、地方移住を決断し、注文住宅を建てるという方向へシフトしていったのです。

次回の記事では、「マンション vs 戸建 なぜ注文住宅を選んだのか?」について詳しくお話しします。


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