願い事 半年の折り目に
この間、電車に乗っているとある少年が親指と人差し指の間を目盛りにスポーツドリンクを測りながら美味しそうに飲んでいた。彼の頭の中にはどんな想いがあって、あのスポーツドリンクを少しずつ大切に飲んでいたのだろうか。電車の中で彼の行動に見入ってしまった。
今年2024年も半年が過ぎて、七月入りをした。七夕も近い。
「あなたの人生の願い事は叶わなかった願い事の方が多いですか、叶った願い事の方が多いですか?」と聞かれたら、僕はどちらを選ぶだろうか。
今の自分は叶った願い事の方が多いと応えるだろうか。
毎日寝る前に願っていた願い事も挫折して、回避して、見て見ぬふりをして遠回りしてしまったのも事実だと思っている。
友人が夢を叶えている姿を見て身体全身にじわーんと何かが流れて涙を流したこともある。
叶わなかった願い事を叶えた姿を今も願っているときがある。
ボブ・ディランの歌を大声で歌う明らかにボブ・ディラではないおじさん。
甲子園をみながら、「あの高校は俺の母校なんだよ」と立ち飲み屋で昼飲みをして帰り道に素振りをするおじさん。
ノスタルジックなおじさんで、ださいおじさんかもしれないけれど、叶うか叶わないかをあとにして、何かを願う姿はきっと誰かを思っているからとても暖かいと思っている。
叶わなかった願いも心がすむまで願い続けて良いと思う。
歌い続けて、素振りを続けて良いと思う。
願いはいつだって他人に笑われてこそだと思う。
そして、新しい願いも心にみつけることができたらとも思っている。
「今年はもう半年過ぎてしまったと思うか?今年もまだ半年あると思うか?」と聞かれたら、どちらを選ぶだろうか。
今年の後半が始まっている。あの少年を見習って水分補給を忘れずに励み続けたいと思う。これからも仲間と更生を続けていこう。あいさつを大切に言葉にしていこう。これからもよろしくお願いします。