2020年イベント出店の振り返り
おひさしぶりです。toccorriです。
12月6日(日)に、おけがわ手づくりマーケットというイベントに出店しました。
イベントを終えて抜け殻に……なってません!!!!
抜け殻どころか、今週末に納品が迫っている旅茶時間さんとのクリスマスコラボ企画のために、終了直後からせっせとワイヤリングしてましたよー(ちなみにまだ全部作り終えていません。冷や汗)。
↑旅茶さんとのコラボ。お申込受付は終了しています
とはいえ、ゴールが見えてきたところで、いったんこの一週間出っ放しのアドレナリンを鎮めるために、道具たちを一度仕舞いました。
あとは今晩、落ち着いて最終制作したいと思います(てかもう夜)。
いったん冷静にならないと、どっかで酷いミスしてそう。
で、久しぶりに自分の脳内と向き合う。
「2020年のイベント出店」を振り返ってみよう。
ちょうど、イベントの運営の方とそんなトークをしていたので、その流れでまとめておきたいと思います。
2020年、toccorriのイベント出店予定
toccorriは毎年、お正月のヒマな時期に脳内キックオフをします。前の年を振り返って、今年どうなりたいか、どんな計画を立てていこうか、そんなことをノートにぐわーーーーーっと書いていきます。
そういえば以前にそのノートについてチラリと触れていました。
この記事、読み返してみたけどもう変更点たくさん。。。
今年、当初は既存の2イベントの他に、新規で2つ、予定していました。
計4社、年に複数回実施しているものもあるので、確実に前年よりも出店ペースを上げていって、経験値UPと販路検討の材料にしたいと考えてました。
が。
みなさまご想像のとおり。
今年最初の出店が3月5日を予定していて、全国一斉休校が3月2日に開始。ちょうど渦中に突入してしまったところでした。
そこからは、5月、7月、9月、10月……と、予定していたものだけでも4つが中止、または無期延期に。そういえばいくつかは出店料払ったままですねー。会計どう処理したらいいんだろ。
自粛中のtoccorriの脳内
荒みました。
net販売は続けていたけれど、学校も仕事も、日常生活に至るまで移動制限がかかって、淡々と”その日”を送るだけの毎日。
toccorriの作品なんて、生活必需品じゃないですから。
世間のみなさんはお高いリースやらカレイドフレームなんか、今は必要ない。そう考えていました。
イベントは中止、netも売れない。
かろうじて、「気分を変えたい」とおっしゃっていただく方からのオーダーを受けている程度でした。もちろん、大喜びで全力でお作りさせていただきましたよ。採算度外視レベルまでやっちゃった。
そんな生活を少しでも変えたくて、noteを始めたりもしました。
これは良かった。ことばにすることって大事だなと実感しながら、ちょこちょこ記事をアップしてました。(それが最近の更新頻度ったら……)
転機
そんな中、ひとつのアナウンスメントを発見。
桶川市で、このコロナ禍でもやっているイベントがある!
しかも、作家救済のために、通常は偶数月開催のところ、11月には「番外編」をやるんだって!!
「おけがわ手づくりマーケット」、インスタでいつも見ている作家さんが出店されていた。素敵な作家さんで、イベント見に行ってみたいけど、桶川市は我が家から微妙に遠いしなかなか行けないなーという認識でした。
「コロナ禍でもやってる…!」、その程度の感覚で、出店要綱を開いていた記憶があります。そして、「ダメもとでエントリーしてみよ」そんな感じでした。
出店決定
エントリーしてすぐ、「出店予約番号」が書かれたメールが送られてきました。
え? つまり出店できるってこと??
実感がわきません。だって、バッタバタとイベントが倒れていっていた時期、そしてちょうど、10月のイベント中止が決定した直後でしたし。
それでも、
出店していいんだ。
と認識した瞬間、脳内リセット。
ベクトルが180度変わりました。
出店準備と、運営部とのやり取り
イベントは11月1日、そしてそのすぐあとに、12月6日の出店も決まりました。
ちょうど、クリスマスとお正月もののニーズが膨らむ時期です。正直、10月のイベント中止はその繁忙期でもあるので、中止が痛手でした。
クリスマスとしめ縄を販売できるー!!!!
これがこんなにうれしかったことはありません。
それだけでもモチベーションだだ上りだったんですが、もうひとつ私の行動を変えたもの。
それが、おけてま運営部の方とのやり取りです。
やたらと告知!、告知!、言ってくる。。。
告知、これまでもやってたよーと最初は思ってました。
が、実際に運営部のみなさんのアクションを目の当たりにして、私のやってた告知はただのウッキウキのお知らせ♡ だったことに気付かされます。
告知とポスティング
ここの人たちの「告知」は本気でした。
そして、自分たちがやって示すだけじゃなく、何度でも、出店者たちにその必要性を説いてくる。
次第に、「告知」の認識が変わってきました。
何度でも、手を変え品を変え、「#おけてま」、「#おけがわ手づくりマーケット」と開催日時、場所を固定にして。
フィードにもストーリーズにも。
そして時には制作風景も。
toccorriの制作はとにかく地味な作業の連続なので、そんなものは「映えない」と決めつけてましたが、「それこそがお客様に刺さるんだ!」と気付かされ、制作過程のアウトプットもやっていきました。門外不出の企業秘密♡ もあるので、見せられる部分は限定的ではあるけれども。
そういった「告知」を何かしら毎日続けていくと、すぐに変化がやってきます。
インスタやツイッターのイイネやフォロワーさんが増える、コメントが増える、しかも、コメントのほとんどが、「こんな技スゴイ!」といった、感動をお伝えいただくものでした。
こうなってくると、楽しくなります。
まだ見ぬ作家仲間さんが増えます。
お客様は、実際にtoccorriに対してアクションしてくる方は少なめですが、イベント当日には「インスタ見てます」という方がチラホラと。そして、買ってくださる。
ポスティングもやりました。
ポスティング自体は初めてではなかったけど、これまでは近くのイベントの際に、暇な時間を見つけてチョロチョロとやる程度。
知り合いのお店にフライヤー置かせていただいたら、減り具合を気にするわけでもなく、「置いてもらった」というだけで満足。
さらには、イベント会場が遠方の時は、チラシをさばけないので結局丸ごと捨ててました(サイテー)。
だけど今回から、変わりました。
だって、運営メンバーが日々、何千歩、何万歩を歩いて100枚、1,000枚単位でポスティングしてるんです。
(そしてそれをちゃんと出店者にレポートしてる)
それ見てて、前みたいにチラシ捨てられない。しかも、今回11月も12月にも、toccorriの作品をチラシに載せていただけたのです。自分の作品が載ったチラシ、そんなホイホイ捨てられないですよね。
更には、運営は数千枚のチラシをポスティングするのに対し、出店者に渡されたのは数十枚。数十枚でやんや言うなって感じなのです。
その、運営のみなさんのアクションを見て、私は一枚いちまいに念を込めてポスティングさせてもらいました。来てくれるお友達にもお渡ししたり。
結果
そんな、考え方を変えて告知活動を頑張った、結果です。
11月のおけてまでは、自身最高額の売上。そしてそれに連なるかのように、netでもご購入がありました。
12月のおけてまでは、さらにイベント売上額を更新し、その後のnetのご購入とオーダーまでいただける始末。
まさに、うれしい悲鳴です。
これはもう、告知とポスティングのなせる業。実際には、数十枚のポスティングが直接結果に繋がることはなかったけれど(運営部がちゃんと集計してくれます)、コツコツが大事。認知度を上げていくことが、なによりも大事。そう思えているだけ、私、変われているんだと思います。
SNSに関しては、ちゃんと集計しているわけではないですが、11月のおけてまの告知をする以前と比べて、インスタのフォロワーさんは100以上増えています。
ツイッターは主に作家仲間の方に向けて発信していますが、こちらも80近くの増加。
2年以上ツイッター放置していた私にとっては、ずいぶんな急増です。
アウトプットが楽しくなったと、少し前の記事で書きました。
告知もポスティングも、まさにアウトプット。
その楽しさ、重要さを肌で実感できた、貴重な体験となりました。続けるしかない。結果がついてくることを、私はもう知ってる。
おけてまで出会う人。
最後に、おけてまで出会う方について、語らせてください。
主に埼玉県在住の作家さんと、桶川市周辺にお住まいのお客様と接することが多いこのイベント。
結論から言って、人がすごく素敵!! です。
初めて出店する前、10月開催のおけてまに遊びに行かせていただきました。
その時に出店されていたみなさんと初めてご挨拶やお話させていただいて、その日から私、11月の出店が楽しみになりました。みなさん、フレンドリー。そして何より、作品のクオリティが高い。
楽しく刺激を受けられる場でした。
11月、実際に出店してみると、お客様とのお話させていただくなかで何度爆笑したことか……笑
「お客様と楽しくお話できる」ことが、ほとんどのイベントでの醍醐味ですが、おけてまではそれが爆笑になるんです。なぜ……?
また、おひとりのお客様との会話時間の長さも、こちらの特徴かなと感じました。ご自身のハンドメイドのお話をされたり、「木の実あそこの公園に落ちてるわよ!」と教えていただいたり、なぜか娘さんとのケンカの愚痴を聞かされたり(笑)。
人との心の距離感が近いんですね。一発で大好きになりました。桶川市。
これから
来年以降、コロナが落ち着いてきたら、徐々にイベントの再開も進むでしょう。
これまで出店してきたイベントも大好きです。
また出店したい。
だけど、確実に「おけてま」は特別な存在になっている気がします。
コロナ禍から私を救ってくれた。
地元(広い意味で)の魅力に気付かされた。
「ディスタンス」が叫ばれるなかで、「オンライン」が大盛況のなかで、人との関わりの大切さ、楽しさを再認識させられた。
おけてまは、屋外イベントなので開催できている部分もあると思います。
だけど、その利点以上に、運営の方、出店者のみなさんの努力が見えることが素晴らしい。
私、おけてまの回し者ではありません。
私自身が肌で感じた、イベント出店レポートでした。
4,000字超えてしまった。
やさぐれからの、一発逆転劇のお話になってしまった。
さて、制作に戻ります!
納品ー!!!!!