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おひなさまと、ちりめんと、和柄と。
新作リリース
突然ですが、トッコリ新作をリリースしました。
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桃の節句に合わせてご提案したい、アレンジメントです。
大輪のお花は、ちりめんの生地を組み立てて作ったもの。
そして、トッコリといえばの種花Ⓡ。
それから和柄のころころな器。
お色味は、桃色や白を基調に優しいトーンでまとめました。
おひなさまの隣に置いていただけるととっても可愛らしく華やかさアップします。
もちろん単体でも。
昔ながらの座卓なんかにポンと置いてあるだけで、その辺りをパッと明るくしてくれると思います。
だんだんと春が近づいてくるこれからの季節にピッタリです。
トッコリが和風作品を作る理由
トッコリの作品やメソッドのルーツは、オーストリアにあります。
雪深いチロル地方の、古くから伝わる伝統工芸です。
それを、現地に関わりのないトッコリがここ(日本)で作品を作り続ける理由。
それは、、、単純に「好きだから」。
この伝統工芸を守りたいとか、後世に継いでいきたいとかではありません。
日々の暮らしのなかで、ふと目に留まった瞬間に心に光がさすような、
いつまでも眺めていたい「推し」を身近におく喜びとか、
そんな単純な理由が原動力となり、このメソッドに出会ってそろそろ14年が経とうとしています。
オリジナルのデザインに忠実に作品を生み出していくことももちろん大切だと思うのですが、そこにはトッコリの気持ちがあまり動かされませんでした。
なぜなら、それはその土地の人たちの暮らしにマッチした素材であり、色形であり、香りであると感じたからです。
核となる部分を尊重する気持ちがあるのなら、私はそれをベースにしつつここでの暮らしにマッチした作品を生み出すべきだろうと。
そんな試行錯誤を繰り返すうちに、今のトッコリ作品が形成されていってると感じます。
ごく普通の日常に存在してかわいらしいもの、心がうきうきするもの、目に留まった瞬間の萌えを感じられるもの……を生み出したいと考えたときに、だからこそトッコリ作品には和の要素が必須だと感じたのです。
なぜなら日本には日本の四季がある。
季節ごとの風習があって、お花があって、お祝い事がある。
私はそこに馴染むインテリアを作りたい。
それに気付いてから、トッコリは四季それぞれのインテリアを楽しむべく、
しめ飾りやお正月かざり、敬老の日などのオケージョンアイテムを作り、
またイベント関係なく和室に似合うリースのご提案をしてみたり、ちりめんや小豆、インゲンなどの和な素材を多用したりしてきました。
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小豆ここでも使ってる
今回の桃の節句に合わせた作品は、まさにその想いがひとつ叶ったケースとなりました。
なんせ、1年前から構想を練って練って、寝かせすぎて1年経ってしまったもの。その間に偶然にも「ちりめんのお正月飾り」を挟んだことにより、さらにイメージが明確になり、今回ようやく形にすることができました。
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トッコリロゴに潜む和柄
トッコリが和風作品にかける想いは、ロゴにも詰まっています。
詳細は過去に記事にしています(ナイス過去の私)。
トッコリロゴを検討することになり、デザイナーさんにヒアリングいただいたことがきっかけであれこれの脳内整理ができた経験をまとめたものです。
同時にたぶんこの時に、オーストリアルーツ×和=トッコリの方程式が出来上がった気がしています。
その決意表明も込めて、トッコリロゴのまん中に七宝柄を入れていただきました。
なぜ七宝柄になったのかも、しっかり記載していました(ナイス過去トッコリ)。
円形が連なっていく様子を表したこの柄は、円満、ご縁、などの意味があり、1点ものをご提供するご縁を大切にしているtoccorriの想いとも重なります。また、そういった人と人をつなぐご縁には、七宝、つまり7つの宝に相当する価値があるとも言われていて、この和柄の意味するところを知った時、toccorriの方向性は間違ってない、私のやりたいことはこれだわだと確信を得ることができました。
これからも、「日本の暮らしに馴染むインテリア」
しめ飾り、お正月飾り、敬老の日、そして今回の桃の節句と、日本の風習を少しずつ作品で表現してきました。
季節のイベントの枠を超えて、「和モダン」とか「ジャパンディ」といったキーワードも意識して。
ジャパンディなお部屋にトッコリースが掛かってたら、すごいテンション上がると思う。。。
トッコリらしい和を取り入れた作品、今後もっと作っていきたいですね。
トッコリがご提案する、『四季の移ろいを リースを通じて感じる暮らし』。
このスローガンを設定した当初より、作品のバリエーションが広がり、(たぶん)トッコリのトッコリ作品に対する理解も深まってきました。
四季折々の、様々な暮らしのシーンに、トッコリの作品が彩りを添えられる様、これからも歩を止めず進んでいけたらと思っています。
時々亀の歩になるかもしれませんが。
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つづく。