犬は、いつもよりたくさん歩いた。
夕方、母と犬の散歩をした。
珍しく犬が遠出をしたがり、駅の向こうまで歩いた。
駅向こうでもまたまだ歩き、どこまでいくの?と言いながら歩いた。
やっと帰り道の方向へ歩いていると、向こうにワンちゃん発見。
男の人と、コーギー風の犬だ。
わたしはプライベートでは人見知りな方だったのだ。でも結婚して離婚して実家に戻ってきたら、なぜか、つるんと人見知りが治っていた。自分でも驚いている。
犬同士を挨拶させることも、以前なら、来られても相手は迷惑じゃないかなとか考えて躊躇してしまっていた。
しかし、最近は犬同士が喧嘩にならないか注意しながら、わたしから行く。
男性は犬同士のコミュニケーションに快く応じてくれた。他人に話しかけるのが好きなわたしの母(75)が彼に話しかける。
母『コーギーですか〜?』
男性『コーギーとポメラニアンのMIXなんです』
わたし(コーギー、とポメラニアン、、、だと、、、、、、?!)(大きさがけっこう違うような気がするけど、アリなのか、、、)
男性『7歳なんです』
母『そーなんですか〜』
男性『あ、違った、7か月です。』
母『そーなんですか〜』
わたし(全然ちがうやんけ!)
母『お名前は〜?』
男性『ハルっていうんです』
母『ハルちゃん、女の子なんですか〜』
男性『男なんですよ』
母『ウチのコも男なんですけどミドリって言うんですよ〜』
ちなみに母は近所中の犬の名前を知っている。
その間、ハルちゃんがわたしにグイグイきてワシワシしていた。めっちゃ可愛い〜
男性『なんていう犬種なんですか?』
わたし『ヨークシャー・テリアです』
男性『へー、聞いたことあるような』
わたし(、、、犬に詳しくないようだ!)
わたし『にしては大きいんですよ。』
男性『そーなんですか〜』
わたし『7か月でお友達できましたか?』
男性『ドッグランとか行ってけっこうできました』
わたし(、、、セレブか!)
じゃあ、ありがとうございました〜
と歩き出すと、
ハルちゃん『ワンワン!』(またね!)
わたし(手を振る)
母『ハルちゃんだっけ、ハナちゃんだっけ』
わたし『ハルちゃん。』
駅向こうまで行くことはなかなかないから、犬くんが行きたがらなければ会うことは無いだろう。
でもきっとまた会ったら思い出せると思う。
見た目はコーギー寄りなんだけどコーギーらしからぬ模様で印象的だった。
男性はあまりまじまじと観察していないけれど、若くはなく枯れたおっさんでもなく、お父さん風でもなく、30〜40代に見えた。同じくらいか、いくつか歳下かという印象。
こういう朴訥としたなんの変哲もない穏やかな男性は、好みのタイプである。
恥ずかしい話だが、以前のわたしであれば、歳が近くタイプの男性だなんて、意識しちゃって多少挙動不審になるところだ。
結婚、離婚を経験したから変わったのか、婚活したときにちょっとモテて変わったのか、気づかぬうちの自分のマインドチェンジがうれしい。
これから婚活するから、こういう偶然の出会いを必要以上にピックアップしないマインドなのかもなと思った。
こういうのも、人として(犬も)出会いは出会いだと思う。しかし、出会いが少なければ、こういった異性との偶然の出会いに感じる比重が大きくなってしまうのではないだろうか。若い頃のわたしはまさにそうだった。いわゆるメンヘラである。
元夫とはマッチングアプリ(IBJ運営)で出会った。もうアプリはするつもりはない。
その理由として、まず、『アプリや安い相談所でちまちまくすぶって〈出会いがない〉と嘆いているようなちんたらしてる人じゃなく、そんな暇があるなら信頼できる相談所をよく調べてがっつり課金して、その道のプロに相談できる人』が決断力があってカッコいいと思うからである。
これは、婚活型アプリを使ってて本当に思った感想。不毛にくすぶってる男性多すぎ。
相談所を選択する人は、相談所を選択する人とそこでひとつ、お金の価値観が合うと思う。
ひとくちに結婚相談所といっても、料金もサービスは多種多様なようで。なかなか面白い世界だと思う。
わたしはその道のプロの発信をYouTubeで観るのが趣味で、その中で婚活のチャンネルも観てきた。(離婚のチャンネルも観た。)
課金するということは、そのサービスを推すことだとわたしは思っていて。
例えば、婚活したいですー、IBJの結婚相談所のシステムを利用したいですー、利用はするけど他人に相談は不要で自分で全部決めますーってなら、サポートは要らないと思う。
YouTubeでは発信者の人柄が見えるから、わたしは、尊敬できる!と思う人にぜひお世話になりたいと思う。その人のビジネスも見てみたいしね。