[Tips] チアフルで100連勝以上するためのコツ
はじめに
プロセカのチアフルカーニバルイベントで連勝周回が盛んになり100連勝以上のテロップを見かける機会も着実に増えてきております。初期の頃の大型連勝としては「ウマ娘プリティーダービー」の300連勝や2021年5月末イベントの「飼育員学校くま組」の400連勝があげられます。チアフルのバグであったりスコアやマッチングの仕組みの変更など度重なる変化もあり1年にわたり400連勝を更新されない時期も続きました。
しかしながら、環境の変化や連勝勢の増加・ノウハウの蓄積などを通じて2022年6月末イベントで「浅瀬を遊泳中のニモ」の456連勝が400連勝の壁を突破して、それ以降着実に歴代1位の連勝数が増加しています。2023年3月末に「株式会社スイミーグループ」が1,120連勝まで進み、初めて4桁連勝の記録が生まれました。また、現時点では検証が続いている段階ではありますがイベントをまたいで連勝数を持ちこせる発見もあり、更に連勝数が伸び盛り上がるような機運もあります。より多くの方に連勝に興味を持っていただき楽しく参加いただくことを目的に100連勝以上の連勝を目指すための考え方(やTwitterなどでよく言っているてきとーでゆるーい連勝について)を記していきます。また、ここでは100連勝以上の連勝のことを「大型連勝」として表現します。
前提
連勝の蓄積
チアフルカーニバルイベントの連勝はいずれかのチームに所属して、所属したチーム内で5人でチームを組み、相手チームに勝ち続けることで連勝数が増えていきます。相手チームとスコアで勝負して引き分け・負けとなった時点で連勝が途絶えます。また、チームのメンバーの1人でもほかのメンバーとライブした場合に、チームとして持っている連勝が途絶えます。なお、同チームに勝った場合には連勝数は増えず、反対に負けても連勝は途絶えません。
連勝の維持
反対に勝負をせず(負けや引き分けの状態にならず)に休憩をして、他メンバーとライブをしないことで連勝を維持することができます。これには時間制限がなく、5人で相手チーム側に寝返った場合にも連勝数は残ります。
また、連勝を持ったままチアフルイベントを終了したときに、みんなでライブをせずに5人で次のチアフルイベントで周回をはじめると同様に連勝数が維持されます。チアフルイベントが終わったあとのみんなでライブをしたときに連勝数が残るのかは不明です(2023年5月初旬時点)。
連勝の維持にあたってチアフル期間中はほかのメンバーとライブができなくなりますが、ひとりでライブ・チャレンジライブ・ランクマッチで遊んでも連勝は途絶えません。休憩中に全くプロセカができなくなるわけではないのでその点はご安心ください。
マッチングの仕組み
マッチングは原則として自チームの合計総合力に応じて変化します。大幅に総合力が離れたチームと無差別にマッチングすることも稀にあります。同グループ内でマッチングした場合には総合力が無差別な状態でマッチングすることがしばしばあります。自チームの合計総合力によりマッチングの傾向が変わるので調整の余地はありますが、連勝のルール上無差別にマッチングして負けた場合でも連勝が消えます。目標の連勝数が高い場合にはある程度自チームの合計総合力を高めに設定すると安全です。目標の連勝数が高くない場合には総合力は気にせずにみんなで楽しめると良さそうです。
厳密に総合力によるマッチングの傾向を調べる場合には5万くぎりで総合力を変えながら叩いていくと良いです。加えて、総合力の境界線のようなものも感覚としてつかめるとなおよいです。そのため、自チームの合計総合力を99.9万にした場合と100.1万にした場合とで比較するなどの工夫をするとこのあたりの感覚がつかみやすくなるのではないかと思います。
検証集会をしていく中で勝率や味方マッチ率、相手の傾向、時間帯やその時のランナー+支援の方々の学習など連勝に影響する要素への理解を深めて、編成の設定や判断などにつなげていけると良いかと思います。
スコアの仕組み
スコアは(1)楽曲のスコアの効率、(2)スキルアップ倍率、(3)腕前により定まります。
スコア計算の方法があり、楽曲によりMasterがスコアが伸びづらかったり、Hard以下がよくスコアが伸びたりなど楽曲の効率があります。難易度の中で1番スコアが伸びないにしても高難易度に近いスコアが出るような効率曲もあり、自身のスキルや目標の連勝数に応じて難易度を使い分けられると良いです。
プロセカのマルチライブ・チアフルライブでのスキルについて、リーダーのスコアアップの値だけではなく編成しているメンバーのスコアアップ値の影響も少々受けております。内部値などで調べると詳細がでてきます。総合力に応じてマッチングする中で5人+アンコールによる30秒間のスコアアップの影響が短い曲ほど色濃く出てきます。また、スキル発動してからノーツを遅めのPerfectで叩き、スキル終了前にGreatやPerfectで早めにノーツを叩きスコアアップの影響を受けるノーツ数を増やす巻き込みと呼ばれる技もあり、連勝用の内部値の高い編成を使う場合や低難易度曲で特に影響がでてきます。強いチームに競り勝つコツにもなりえるので余裕があればずらしながら叩きスキルを巻き込んでいくとExpert以下でも安定してスコアが出す機会が増えていきます。
腕前はやはり大事です。100コンボごとにスコアの1%の加算もあったり、Masterの効率が良い曲もあったりで腕前があると選択の幅が広がります。ただし、Masterばかり叩いていても眠気とは別に腕や脳の疲れで叩けなくなってしまう方のほうが一般的には多いので、Expert固定にしたり低難易度を混ぜたりする方が安全です。
チーム
チームは急募ではないチームのほうがマッチングが良い傾向にあります。もっと正確に言えば負けているチームがマッチングが早く同チームマッチングを避けやすいです。なので、高い連勝数を欲張って目指す場合には負けそうなチームに流れたり、急募がついていないチームへと巻かれていく方が今までの傾向としてはおすすめです。イベント初日はマッチングの早い・遅いを見分けづらいこともあるかもしれないですが、遅いと違和感を感じてもチーム変更の決定はある程度の確信を持ててからすると良いです(一度変更したら戻せないため)。また、プロセカ配信をみると自チームや相手チームのマッチング状況を覗き見ることができるので、余裕があればそれをみて決めてみるのもアリかもしれません。
連勝勢・討伐隊
連勝や討伐が好きな方がいるのでマッチングすることはよくあります。連勝勢や討伐隊に勝つとより強い討伐隊が組まれたり、もしくはほかの連勝勢が討伐することで流れ弾のように別の討伐隊が当たったりすることもあります。加えて、連勝配信などの企画があるとそれを狙った討伐隊も同様に現れます。運営が用意したマッチングの仕組みに沿って相手チームが設定されるのでこのような強い方々と当たることはしばしばあるものとして頭に入れておきましょう。
また、オンライン通知をみてスナイプしてマッチングさせたり、編成をみて総合力を調整したりなどして討伐しようとする方もいます。そのため、オンライン・編成の表示・非表示は狙いをもって設定しましょう。
連勝メンバーの募集
Twitterでタグをつけて募集したり、仲の良い身内でDiscordなどで募集したりすると良いです。人脈がなくてもTwitterのタグ募集で大体は何とかなります。大前提として内部値が高い編成を持っていて時間を合わせられるような方だと良いです。いろいろな総合力で調整できると、自チームの合計総合力を柔軟に設定できるのでより良いです。集めたメンバーでチームを組んだあと、目標を共有して楽しい経験を分かち合いながら叩いていけるとさらに良いです。目標も大事ですが目標に届かないにしても連勝のチャンスはある程度作れるかと思います。なので、どのような結果に転がってもまた周回をしたいと思えるようなチームをまずは目指していきましょう。
周回の準備
編成の共有
時間の共有
使う編成と周回時間の設定
この3つができればOKです。TwitterのDMでこれらすべてをこなすのも情報が混ざり合い大変なのでDiscordやSpread Sheetsで済ませてしまうと良いです。
私が良くやるやり方は、Discord上で編成を共有いただいて総当たりですべての編成の組み合わせをつくることです。その中から適切な総合力帯で最もスコアが安定して出せる編成を選びます。長時間周回で精度やライフが落ちることがあるのでライフ依存は編成の計算の上で-20%扱いにすることもあります。+日程の調整にはデイコードをつかい、メンバーの皆様に周回できる時間を入力いただいて、5人そろっている時間帯に周回時間を設定しています。
実践
チアフル連勝をうまくやっていくための実践方法を記します。スポーツをうまくこなす考え方として「心・技・体・知・徳の5大原則」と呼ばれるものがありますが、チアフル連勝においてもこの考え方を適用できます。そのため5つに切り分けて実践方法を紹介します。
心(しん)
チアフルで5人で協力しながら連勝を重ねれば重ねるほどプレッシャーがかかることもよくあることだと思います。チアフルでの大型連勝は100連勝に最速で5.3時間ぐらいかかりこれを5人同時にこなしていく必要があります。1人では積み上げられないので余計にプレッシャーに感じるかもしれません。
たとえ1000連勝していたとしても負ければ一瞬で連勝が消えます。時には理不尽な無差別マッチングで負けが確定することもありますし、そうでなくても討伐隊や連勝勢と当たってドキドキすることもあるかもしれません。ただ負けても心配はいりません。
たとえ負けたとしてもまた周回を再開したり、次回以降のイベントでリベンジしたりなどでいくらでも再起のチャンスがあるためです。私も100連勝以上の負けを何度もしており、一番大きなものであれば816連勝で負けてしまったこともあります。株式会社スイミーグループで1,120連勝をしたときも、私の判断のミスとアクセスガイドの入れ忘れにより2回も300連勝以上を止められてしまったのですが、チームのみんなのご協力の下であきらめずに周回を続けた結果として1,120連勝を達成できました。
また、相手チームとしては連勝を止めたい気持ちがわいてくると思うのですがこの時に連勝周回を止めたり、マッチングのタイミングをずらしたり、総合力を変えたりなどして討伐を阻止できます。もしくはオンライン通知を付けてオート周回を回し、いない相手を討伐隊に討伐させようとさせて討伐を断念させる工夫も可能です。相手チームとしては連勝を止めたいので、マッチングしたのに負けたり、そもそもマッチングしない状態になったりなどして目的を果たせない状態となり、連勝を止めたい気持ちを阻止することもできます。
負け自体はほぼ目標と相反することですが、緊張がとけますしいい勝負であれば楽しいと思えますし、負けから学ぶこともあります。負けは決して悪いことではありません。緊張だったり負けが恐い感情だったりから解放されると結果がどうあれチアフル連勝がとても楽しくなりますし、周囲にはおそらく緊張ではなく楽しい気持ちが伝わっていくのではないかと思います。
勝っていくために準備も周回も頑張るとよいですが、負けに潔癖にもならず楽しむ気持ちを忘れないことも大事ではないかと思います。
技(ぎ)
音ゲーの技を磨いていくこともやはり大事です。技がすべてではないですが技を磨いているとできることの幅がひろがります。高難易度を叩くべき場面で叩いてチームのスコアに貢献したり、疲れない叩きかたで後半の疲れがでてくるような場面でチームを支えたりなどできることはいろいろとあります。連勝ではスキルが強い編成を組むので、スキル開始時に遅めのPerfectをだしてスキル終了時に早いPerfectやGreatなどでスキルの効果を適用させる巻き込みという手法も有効で、どの難易度でもスコアを伸ばすことに貢献できます。
自身のもつ技や個性でスコアに貢献することは緊張を忘れて周回したり、もっとうまくなりたい向上心をみんなでもったりなど連勝周回以降にポジティブな影響がでてきます。音ゲー本来の楽しさもチアフルの楽しさもここに詰まっていると思うので、目的をもって叩き方の研究をしていくこともチアフル連勝においてとても重要なことであります。
ただし、技は一朝一夕で伸びないですしほかの項目とのバランスをとりながら楽しみつつ伸ばしていくことも大切です。他者と無理に比較することもなくできることからゆっくりと取り組み、技一辺倒にならないように意識すると、連勝にも長い目でポジティブな影響がでてきます。
体(たい)
チアフル連勝は目標の連勝数によってはイベントのランナーさんのような長時間稼働を求められつつも、スコアも追っていかないといけない場面もでてきます。そのため日頃から周回をして長時間叩けるようになることも重要ですし、睡眠や食事を適切にとって体調を整えることも大事です。チアフル連勝の場合にはイベランの支援のようにほかのメンバーの方に代走をお願いすることはできないので、チームメンバー5人の体力や体調管理がとても大事で無理は禁物です。また、睡眠をはさんだ際に1人でも起きられない方がでてくると、再開時間も未定となり起きられなかった方も起きられた方も心身に負担がかかるので、その意味でもやはり体力をつけ適切に休んでいくことは大事だと思います。5人で周回できる時間は限られますが、連勝を維持しつつ元気に予定通りにたたくことも大事なので無理な周回を必要以上にしないことを心がけましょう。
知(ち)
チアフル連勝をしていくうえで知識はとても大事です。これは広範にわたるかもしれません。マッチングのしやすい時間やしにくい時間、強いチームがいる時間、討伐隊のさけ方や固定マッチングの外し方、譜面の効率や低難易度の使い方などあります。また、自チームの体調や心理であったり、相手チームの状況、疲れがでてきたときの設定方法やミラーの活用など連勝周回の戦略であったり、もしくは強いチームと当たった際の対処法など戦術の部分にもすべて響いてくるので前準備として知識を蓄えておくと連勝に貢献できる機会が増えてきます。
また、連勝周回の進め方についてチーム内で意見が割れることもあります。その際にも割れた意見の中でメリット・デメリットを判断したり、意見にアイデアを付け加えたり、全く別の第3の意見を出して状況を打開したりなどやりようは色々とあります。この時も事前に蓄えた知識をうまく活用することで、感情的に対立することもなくチームが納得に近い形で同じ方向に向かっていけます。特にうまくいかないことがあった場合にほかの方の意見に乗っかってみたり、考え方が違ってもとりあえずやってみたりすると新しい発見もあったりなどあります。そのため、反対に知識をいったん忘れて冒険をして、新しい知識へと更新してみるのもアリです。チアフル環境はいろいろな要因によって変化が続いているので、知恵の使い方を柔軟にできると長く連勝を続けやすくなります。
徳(とく)
チアフル連勝を長く続けていく観点で徳は極めて大事ではないかと思います。自チーム内で意見が割れた場合に採用されない意見もでてきます。もしくは通信や端末の不調・プレイミスによる負けなどうまくいかない場面も時にはでてきます。その時にうまくいかないことを責めたり貶めたりするのではなく、敬意や思いやりを持って接することが大事です。チアフル連勝は1人ではできないですし、うれしいこともつらいことも色々とあります。負けへのプレッシャーなどで気持ちが乱れることももしかしたらあるかもしれないですが、基本的には5人でずっと頑張っていく環境なので、勝っていくことだけでなく気持ちに寄り添いつつ楽しむことを忘れてはいけません。
同様に相手チームもいないと連勝はできません。大きな連勝を持ったチームに勝ってうれしくなったり、もしくは強いチームに負けて悔しい思いをしたりなど気持ちが動く場面があると思います。気持ちが動いていくことがあると思いますが、自チームのメンバーと同様に相手チームのメンバーも人間であり色々な背景や積み重ねがあります。相手チームを貶めたり不必要に煽ったりすることはなく、健闘をたたえることが望ましいです。なにより、その時は相手チームだったとしてもその後のチアフルで味方として共にすることもあるので、相手を嫌な気持ちにさせることは得策ではありません。敵チーム・敵と呼ぶ方もいるかもしれないですが、次回以降のことや勝負事のあとの人間関係を考慮すると、敵としてではなく相手チームとして敬意をもって接することが望ましいかと思います。
また、連勝を勝ち進めるたびにゲーム内でテロップが流れて連勝のことが同じ所属チームの方々に伝わっていきます。テロップがスクショされてTwitterなどのSNSに拡散されて味方チームや相手チームなどの当事者外にも情報が伝わっていきます。この時に不適切なチーム名に設定したり、常識はずれな不快なプレイをすると界隈に対して悪影響が広がり、連勝勢や討伐隊などチアフルを楽しむ方々のイメージダウンにつながります。イメージダウンを通じてチアフル連勝・討伐が衰退したり、連勝・討伐勢の中で不和が起きたりなどして連勝を楽しめなくなる環境になってしまいます。謂れのないことや不適切な言動まで聞き入れる必要はまったくないですが、どうせなら連勝のテロップを見た方が応援してくださったり、一緒に連勝したいと思ってもらえるようなプレイを目指すべきだと思います。
まとめ
チアフルでの大型連勝について前提を挙げつつ、実践の方法として「心・技・体・知・徳」の5つの要素のバランスをとりながら連勝を楽しむことの大切さを上げてきました。長時間にわたってスコアと勝ちを求められるようなルールであるので難しいですが、そのなかでも楽しむ気持ちや思いやる気持ちを忘れないことはとても大切です。
チアフル連勝は「心・技・体・知・徳」をバランスをとりながら高い水準で伸ばしていくとより連勝が維持しやすくなります。連勝は負けたらおしまいではないので目先の勝敗に固執せず、長期の目線で楽しみ連勝を目指していくことが健全です。連勝は単に音ゲーのスキルやスコアを競うだけではなく自チーム内や相手チームとの関係性もあり、心や徳の要素も大事にしつつコミュニケーションを楽しむような気持ちで取り組むことも大切です。
チアフル連勝は勝っていくことが目的であるものの、ゲームのそもそもの目的としては楽しむことです。なので、勝ちにこだわりすぎるとゲーム本来の楽しみ方から逸脱する恐れがあります。目標に向かって向上心を持ちプレイすることも大事ですが、自チーム・相手チーム・連勝をみて応援してくださる方々と一丸となり楽しむ気持ちを忘れずにチアフル連勝をしていくべきだと考えております。
長文でしたがここまで読んでくださってありがとうございました。最後にチアフル連勝ランキングを作っております。連勝数で競ったり、連勝の思い出を残したりなどに活用できると思いますので、興味がありましたらぜひご参加ください!
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