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『9割の人が知らない、ソウルメイトの秘密』 第7回:ソウルメイトの表と裏[3]

ソウルメイトを引き寄せる方法を個人セッションで体験したクライアントさんのお話の続きです。

「コインの表と裏」

次に、あやかさんが、過去の恋愛、結婚で、経験した痛みを、明確にしていきました。

飛田
あやかさん、あなたがこれまでに少なくとも1年以上、交際した男性の名前を教えてください。

あやか
ええと、3年前に別れた安藤さん、その前の翔太さん、元夫の健さん、そして高校時代の隆くんです。

飛田
わかりました。
その中で、あなたが特に傷ついたと感じているのは、誰との関係ですか?

あやか
それは、3年前に二股をかけられた安藤さんです。

飛田
ではまず、安藤さんのワークから取り組みましょう。
彼と付き合い始めた当初、もっとも魅力的と感じた具体的な特性、行動は、何ですか?
あやかさん、あなたは、彼のどこに、いちばん惹かれたのでしょう?

あやか
えっと…そうですね、彼は、他者のために尽くす、奉仕の精神がある人で、私、そこがすごく素敵だなって、思ったんです。

飛田
彼は、具体的に、誰に、どんな奉仕をしたのですか?

あやか
彼は、美容師なんですが、すっごく女性に献身的に尽くすんです。
美容の知識と経験を惜しみなく使って、女性が美しくなるためのサポートをしているんです。
私も、彼にそれをしてもらった一人でした。

飛田
つまり、彼は、”美容の面で女性に献身的にサポートをしていた”ということですか?
それをあなたは、いちばん魅力的だと感じたのですね?

あやか
ええ、その通りです。

飛田
わかりました。
では、彼と、付き合っているうちに急に、「これはダメだな」と思った特性、行動は何ですか?
つまり、彼のいちばんネガティブに感じるところはどこかということです。

あやか
それは、私と付き合っているのに、別の女性とも関係を持っていたことです。

飛田
なるほど、わかりました。
あやかさんが、彼についてもっとも魅力的と感じることと、もっとも嫌悪することは、コインの裏表の関係で、この二つはセットになっているのが、わかりますか?

あやか
えっ、どういうことですか?

飛田
彼は、女性を美しくするために、たくさんの女性に、献身的に奉仕をする美容師です。
多くの女性は、もっと美しくなりたいと、願っていますよね。
それを、叶えてくれる安藤さんのような男性は、女性からすっごくモテると思いませんか?

あやか
ええ、確かにそうですね…。

飛田
その上、彼は、仕事柄、女性と出会う機会が、とても多いわけですよね。
だから、彼のことを魅力的に感じて追いかける”ライバルの女性”は、少なくないでしょう。
安藤さんのように、たくさんの女性に、献身的に奉仕し、喜ばせる男性というのは、そうでない男性と比べて、浮気をする確率がとても高くなると思いませんか?

あやか
うーん、確かにそうなりますね…。

飛田
つまり、あやかさんが、彼についてもっとも魅力的に感じる「女性に献身的に尽くす」と、もっとも嫌悪する「私以外の女性と関係を持つ」は、セットになっていて、決して切り離せないということです。
彼は、女性に奉仕をして喜ばせる人なんですから、当然、あやかさん以外の、女性にもそれをする可能性が高いわけです。

あやか
えー、私だけに、奉仕して欲しかったです。

飛田
そうなんです。
女性たちは、みんなそう言うんです。
「私は男性のネガティブなところは、欲しくありません。
ポジティブなところだけが欲しいんです。」
でも、現実は、それらはセットでやってくるものなのですよ。

あやか
うーん、確かにそうでした…。
私は、ポジティブなところだけが欲しいって思ってました。

飛田
そうですね。
だから、あやかさんの無意識は、ソウルメイトに求める特性、行動を、複数の人に分散させ、現在の”安全なカタチ”で、人生に持つことを選んでいるんです。
そうすれば、過去の痛みを負うことなく、欲しいものを手に入れることができますから。

あやか
えっと、それは、どういうことでしょうか?

飛田
あやかさんは、ソウルメイトに求めている「塩顔のイケメン」「知性的」「お金持ち」「ハグする」「他者に献身的」といった特性、行動を、今は、主に、息子さんと、スピリチュアルの先生に、分散させて持っていることがわかりましたよね。

あやか
ええ、そうでしたね。

飛田
息子さんや、スピリチュアルの先生が、あやかさんの以外の女性と関係を持っても、献身的に奉仕をしても、誰も彼らを、あやかさんから、奪っていきません。
息子さんに彼女ができても、先生に愛人ができても、あやかさんは、それについて心配しなくていいんです。
実際、先生は、女性に奉仕し、喜ばせるということについては、美容師の安藤さんの比でないと思うんです。
だから、もしかしたら、先生は、二股どころか、三つ又、四つ又かもしれませんよ!

あやか
ひ、ひどいです。
先生は、そんな人じゃありません!

飛田
あ、すみません。
ちょっと調子に乗りすぎましたね…。
えっと…私が言いたいのは、息子さんと、先生が、あやかさん以外の女性と関係を持っても、あなたは、傷つかないということなんです。
他の女性と自分を比べて、女性的な魅力が欠けているとか、女性としての価値がないとか、無価値感や、劣等感を感じなくて済むんです。
だから、息子さんや、スピリチュアルの先生というカタチで、ソウルメイトの特性、行動を持つ方が、”今は”、あやかさんにとって、都合がいいんですよ。
それが、痛みを負うことなく欲しいものだけが手に入る、”安全なカタチ”なんだって、あやかさんの、無意識さんは、ちゃんとわかっているんです。

あやか
とっても、興味深いです。
私は、過去の恋愛で、深く傷ついているから、ソウルメイトが1人の人ではなく、今は、息子や先生といった、カタチになっているということなんですか?

飛田
イェス・イグザクトリー、その通りです!
今のカタチの方が、あやかさんにとって、ベストだって、無意識は、そう、判断しているんですよ。

あやか
なんか、ちょっとわかってきました。
それで、私はどうしたらいいのでしょうか?

飛田
過去の痛みを、癒やせば、分散させたソウルメイトを、再び一人の人に、集約させる方向に戻っていくことができるでしょう。

あやか
過去の痛みを癒やせばいいんですね。
私、それをやりたいです。

飛田
わかりました。
ぜひ、やりましょう。

このお話は、ソウルメイトAの献身[4]に続きます・・・。


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