ラスボスを入手しました
ナカミチを収集し始めて、リリースされた製品を全て集めきる。つまりコンプリートすることがいつしか最終到達点、目標であり夢になりました。
ナカミチからリリースされた製品分類は
・プリメインアンプ(レシーバー/AVアンプ)
・カセットデッキ
・CDプレーヤー
・セパレートアンプ(プリアンプ/パワーアンプ)
・チューナー
・その他
に大別されます。
予想通りカセットデッキが一番モデル数が多いのですが、販売台数の少ないレアなモデルに多少時間が掛かったものの、割に結構早い段階で達成できました。
各分類ごとに地道にコンプリート(分類コンプリート)させていきました。
そして、全体を通して最後に残ったのが「ラスボス」こと、TX-1000(コンピューティング・ターンテーブル)でした。
ナカミチからのアナログプレーヤーは
DRAGON-CTとTX-1000
の2モデルがあります。
DRAGON-CTはコンポーネントサイズでオーディオ的にワンボディ完結型であり、市場的にアナログプレーヤーとしては高額なモデルでしたが数ロットにわたり生産されたことで、思ったよりも中古市場に出回ったので、2-3年で2台入手することが出来ました。それに比べるとTX-1000の生産ロットは一説によると1ロット(100台)のみと云われていて、そのうち売れ残った在庫は修理用パーツとして分解されたという情報もあります。その100台のうちで現存している台数、さらに市場に流れてくる台数となると更に少なくなります。その台数の少なさから、オークションに出れば、瞬く間に手の届かない価格になっておりました。
なお、DRAGON-CTについては過去にマガジン「ナカミチの考察(VOL.9)」でも取り上げておりますので、よろしければご覧ください。
今回入手することが出来たのは、DRAGON-CD+DRAGON-DAC+DRAGON-PSを某オーディオショップから購入した際に、TX-1000の出物があったら連絡をして頂くようにお願いしてました。それが2018年でしたから、もう6年前になります。先日、そのオーディオショップから「TX-1000が倉庫で見つかったのですが、どうですか?」と連絡があったのです。
偶々倉庫で見つかったこと、そして6年の前のことを覚えてくれていて、私に連絡をくれたこと。
これはご縁以外に何があるでしょうか。迷うことなく、購入させて頂くことに相成りました。
オーディオショップからの事前情報は、
・元箱付
・付属品類はほぼ欠品なし(クリーニングクロス、エアー調整用スティックの2点が欠品)
・動作状態(インシュレーターエア漏れ、センターサーチ動作せず)
ということでした。以前入手したDRAGON-CTは2台ともセンターサーチが動作不良でしたし、基本的なターンテーブルの機能が正常で、外装パーツを含めた機能部品の欠品が無ければ修理・メンテナンスするつもりだったので、全く問題ありません。
到着時の受入動作確認では、
・センターサーチは正常動作
・回転数が45rpmから33rpmに切り替わらない
でした。センターサーチが正常動作だったのはラッキーだったのですが、
33rpmに切り替わらないのはターンテーブルとして致命的です。(百歩譲って45rpmに切り替わらないなら、まあ許せますが・・・)
修理方法については、割愛しますがある推測を立てて、都合2時間ほどで無事に修理が完了し、33rpmに切り替わるようになりました。
さあ、正常に動く様になったからレコードを聴きましょうとはいきません。このモデルはアームレスなのです。(デュアルアームに対応)
この個体は、前オーナーさんの置き土産的なアームも付属していなかったの
で、アームを別途入手することが必要です。
TX-1000で早く音を聴いてみたいという気持ちなのですが、悩ましいアーム選定が必要なので、実際に音を聴くことが出来るのはもう少し先になりそうです。
アームを入手して実際に音出しが可能になりましたら、別途投稿させて頂きたいと思います。
2024.11.29