TN-SoundTech整備品の販売開始
本日は宣伝です。
先日、こちらの投稿でステレオ時代neoVOL.4に掲載された旨をご紹介させて頂きました。
なので、誌面でもnoteでもステレオ時代さんのWebサイトでTN-SoundTech整備品を販売することを告知したのですが、実際に販売ページが更新されて、購入が可能になりましたので改めてご連絡致します。
ステレオ時代公式HP
販売ページ
今回は、販売商品について補足説明をしたいと思います。
各モデルの作業項目は以下の通りです。
・CDPlayer2
マガジンエレベーション駆動ベルトの新品交換
ピックアップベース駆動ベルトの新品交換
トレイ駆動ベルトの新品交換
ピックアップベース摺動部クリーニング・注油
ピックアップレンズクリーニング
サービスマニュアルに基づく調整
上の3点はカセットデッキ同様にゴムベルトの経年劣化により変形が起きるので定期的な交換が必要です。またピックアップレンズも、日常のメンテナンスとして湿式クリーニングディスクなどを使用しても取り切れない部分もありますので、分解時にクリーニングを実施します。最後のサービスマニュアルに基づく調整です。
ピックアップ新品交換時には確実にEFM信号調整、E-Fバランス調整、トラッキングゲイン調整、フォーカスゲイン調整の実施が必要ですが、それ以外でも定期的な調整は必要かと思います。ナカミチは音質重視の点から、サーボゲインが低めです。調子を崩すと、TOCの読み込み不良、音飛びが発生します。
また、当時のCDP時にリリースされていなかったCD-Rは想定外のために基本的に未対応ですが、完調なピックアップと調整済みの状態だと問題なく再生出来てしまいます。 注)個人的にCD-Rは相性の点でフタロシアニン系を使用しておりますが、再生可能を保証するものではありません。
・ZX-9
メカ駆動ベルト交換
カウンタ駆動ベルト交換
アイドラゴム交換
カセットリッド照明ムギ球交換
シャットオフ用ムギ球交換
録音ヘッドの新品交換
ソース・テープ切り替えスイッチ分解クリーニング
全切り替えスイッチクリーニング(一部中古部品に交換)
サービスマニュアルに基づく調整
上記の5段は定期的な交換が必須ですから、メカのメンテナンス時にはセットで無条件交換する内容です。また今回は録音ヘッドが劣化が進み、特性が出ていませんでしたので、デッドストック品の新品ヘッドを交換しています。今後長期使用において、これはかなりのアドバンテージになるのではないでしょうか。
有難いことに既にCDPlayer2は売れてしまったようですが、ZX-9はまだ販売中ですので、ご検討頂ければと思います。
今後、メンテナンスサービスと複数台所有するコレクションからメンテナンス済み商品の販売を併せておこなって参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
2024.05.04