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【yos杯10-0全勝優勝】飛田式パルキアの極意
■はじめに
こんにちは、ミカです。
実績はCL2021愛知優勝など。
今回の記事は現環境のパルキアの考察記事です。
先にお伝えすると、
この記事にはyos杯で使用したデッキレシピの記載はありません。
その理由はJCS前だからというよりも
僕のパルキアが正解ではないからです。
強いパルキアとは、
自身のプレイングにピッタリな60枚だと
僕らは考えています。
・自分のパルキアに自信がない
・JCS前にパルキアをおさらいしたい
そんな方に読んで欲しい記事です。
■今のパルキアと参考レシピ
現環境でパルキアの構築は大きく分けて2つあります。
カイが少ない構築と多い構築です。
※以下それぞれをカイ【少】、カイ【多】と略します。
CL横浜の時点ではカイ【少】が主流でしたが、
最近はとあるnoteの影響でカイ【多】が流行ってきている印象です。
偏見もありますが、それぞれの構成は下記を想定しています。
※フェアリーエネは自由枠
カイ【少】UpMyyp-IJCbFH-ypRypy
カイ【多】Rpy2pM-2lDav0-ypyypU
さらに、それぞれの特徴を図にしてみました。
①ふしぎなあめとの相性
ふしぎなあめを入れることで、先2アクアバレットが可能になったり展開が遅れたメッソンをインテレオンに進化させることができます。体感ですがカイが3枚以上の構築だと先2アクアバレットの再現性が高く、カイが少ないほどふしぎなあめが上手く使えませんでした。
②クロススイッチャーとの相性
カイ【多】は序盤〜終盤まで臨機応変に使えますが、カイ【少】では使いにくいため手帳+ボス2が主流となってます。
③リソース管理のしやすさ
カイ【多】はカイと相性が良いクロススイッチャー4枚や、うらこうさくインテ2枚目で枠が無くなりやすく、ふつうのつりざおやともだちてちょうが入りにくいです(もしくは入れる必要がない)。
④構築の柔軟さ
参考レシピからわかるように、カイ【少】の方が枠が余りやすいため、スターミーVやツールスクラッパーなどの必須ではないが入れたいカードも組み込みやすくなっています。
さて、これらの構築のどちらが強いのかですが
結論、自身のプレイに合う構築が強いです。
いい加減なことを言っているように思えるかもしれませんが前述の通り、
結果を残しているプレイヤーの構築が強いわけではなく、結果を残してるプレイヤーは自身にピッタリ合った構築を使っているのです。
ですので、他者の構築を真似るのも大事ですが
①真似た構築を何度も試す
②必要・不要だと思ったカードを抜き足し
③自身のプレイに合った構築を完成させる
といった試行錯誤の工程が何より大事になります。
今後、大会に出る場合はこの試行錯誤で完成した構築で自信を持って戦えばしっかり勝てるはずです。
ここからは、構築の段階で誰もが悩む
それぞれの構築の強みを言語化してきます。
パルキアで悩んでいる人はここから先を読んで自分にピッタリな構築をみつけましょう!
■カイ=バトルVIPパス?
まず、1ターン目にパルキアVを置けるかという課題がありますが勿論パルキアV+Vを持ってこれるグッズの枚数が多ければ多いほど置きやすくはなります。
そこで、例として参考レシピを元にその枚数を数えてみましょう。
カイ【少】
パルキアV4+クイボ4+VIPパス3=11枚
カイ【多】
パルキアV4+クイボ4+VIPパス1=9枚
こう考えると後者が少ないように思えますが
後攻1ターン目であればカイが使えるためカイもポケモンを持ってこれるカードとして考えることができます。
さらに、カイでVIPパスを持ってきて序盤の盤面をしっかりと作ることも可能です。
そこで、後1は博士などのサポを除くと下記のようにカウントできます。
カイ【少】
パルキアV4+クイボ4+VIPパス3+カイ1=12枚
カイ【多】
パルキアV4+クイボ4+VIPパス1+カイ3=12枚
この枚数を見ると一見どちらもポケモンを持ってこれるカードが十分に思えますが、これはあくまで後攻1ターン目の話です。
先攻1ターン目に限れば、カイ【少】のVIPパス多めの構築の方がしっかりとパルキアVを置くことができます。それによりパルキアのデッキパワーを序盤から相手に押し付けてそのまま勝ち切る試合をしやすいです。
しかし、一方でカイ【多】の強みはパルキアVを置くことではなく先攻2ターン目からカイ+ふしぎなあめでうらこうさくインテレオンをアタッカーとして用意できることです。1ターン目にパルキアが置けなくてもアタッカーが用意できるのはかなり強みですね。
さらに、VIPパスを複数枚採用していないことにより後半もデッキの中に無駄なカードが少なく強い山札を作りやすいです。
■ツツジを相手に打たれたら
続いては、ゲーム中盤~終盤にツツジを相手に使われた後にボスもしくはクロススイッチャーを引きたい場合について考えてみましょう。
前提として、メッソン・ジメレオンは前のターンにベンチに用意できているとするとそれぞれ下記のカードが当たり札になります。
カイ【少】
ジメ、インテ(うらこ)、レベボ、おこう、ネット、ボス
カイ【多】
ジメ、インテ(うらこ)、レベボ、おこう、ネット、スイッチャー(2枚)、カイ、ボス
これを見るとカイ【多】の方が構築の段階で当たり札の枚数が多いことがわかります。さらに前述の通り、VIPパスの採用枚数に無駄がないためツツジの返しにハズレを引きにくいです。
しかし、カイ【少】がツツジに弱いわけではありません。
ツツジ後のために強い山づくりを意識して山札の圧縮やリソース管理をするとカイ【多】と同じかそれ以上に強い山札になります。具体的には、博士による圧縮やVIPパスをクイボで切ったり、トラッシュのボスを手帳で山札に戻しておくようなプレイです。
これらを比較するとそれぞれ得意なプレイングでかなり左右されるデッキです。何度も言いますがどちらが強いということはありません。
■クロススイッチャーの強み
最後に、クロススイッチャーの強みについてです。
これはカイ【多】に限った話になります。
強みは大きく分けて下記の3つです。
①ディアンシーを貫通
現環境ではゾロアークVSTARが後1の動きとしてディアンシーをバトル場に出してきます。それに対して、ディアンシーの特性を無視してベンチのゾロアークを呼ぶこともできます。
②入れ替え札にもなる
基本的にパルキアの構築にはバトル場のパルキアをベンチに下げるためには逃げる、もしくはあなぬけのひもなどの採用をする必要があります。ですがクロススイッチャーはこちらのベンチポケモンも入れ替えることができるため入れ替え札としても優秀です。
③サポート権を残して使える
これが一番のポイントです。序盤~終盤にカイとあわせて使うことも勿論ですが、ツツジとあわせて使うと非常に強力な場面があります。例えば、相手のベンチにビーダルがいてツツジのケアがされている場合もクロススイッチャーでビーダルを呼びつつツツジを打って相手の動きを止めることができます。
以上です。
ここだけを読むとクロススイッチャーが入ったパルキアが強そうに見えますね。
■最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
言いたいことを言っただけの記事になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?
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JCSはパルキアで出場するかはわかりませんが優勝目指して頑張ります。
今後とも応援よろしくお願いいたします。
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この記事の筆者:ミカ @gabu_s102
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