数学のテスト中にやらかした話
昨日はテスト勉強のことに少し触れさせてもらったのだけど
まあ何を書いたか要約すると、テスト勉強期間中はテスト勉強以外の対象にやたらと異常な集中力を発揮するよねということ。
机の上や回りを整理整頓したり、部屋を掃除したり、漫画を全巻一気読みしたりなどなど。
今振り替えると、自分の思い描いた通りにテスト勉強をした試しがないな。
明日の自分に期待しても、明日の自分が昨日の自分の期待に応えてくれたことなんてほとんどない。
「明日やろうはバカ野郎だ!」なんて名言があるけど、今日したくないことは明日もしたくないし、そもそも明日の自分に期待してしまうことが間違いなんだと思う。
これはテスト勉強に限らず、何に対しても言えることで、明日の自分に期待したいなら、明日の自分が今日の自分を見た時に「頑張ってもいいかな?」と思ってもらえる姿を今日の自分が、明日の自分に見せてあげることが大事なんだと思う。
ややこしい表現をしたけれど、ややこしい表現のほうが哲学的に聞こえるし、賢い人間に見えるでしょという僕の汚い魂胆です(笑)
よーく掘り下げると、スカスカなことしか言ってないので気をつけてくださいね。
僕は学生時代、得意な教科と苦手な教科がはっきりしていました。
国語や社会は90点とか取るんですけど、数学と英語は苦手でいつも赤点スレスレ。
特に数学は大の苦手で一桁台なんてことはザラで、最初の簡単な問題で点数を稼げなかったら終わりです。
数学に関しては開始10分とかで終了してましたし、残り時間はいつも寝ていました。
それくらい僕にとって数学は苦手で大嫌いで、難攻不落でした。
さてさて
今日はそんな数学テスト中にやらかした話をしたいと思います。
あれは確か高校3年生の最初の中間テストだったと思う。
さっぱりわからない数学の問題を飛ばして飛ばして、ほぼ空欄の解答用紙を尻目に、いつものごとく10分で終了。
「今回も数学は捨てました」と、残りの時間は眠ることにして机にうつ伏せになりました。
だけどこの時はなぜか寝るのがもったいないと思って、問題用紙を裏側にして白紙の部分に絵を書いたり、思い付いたワードを適当に書いたりしていました。
当時の僕は失恋したてで、心にポッカリと穴が開いた状態で、こういう空白の時間があると(いや空白の時間じゃねえよ! 頑張って問題解けや!)
ついつい別れた彼女のことを考えることが多かったのです。
気が付いたら、失恋ポエム的なものを問題用紙の裏側に書き連ねていました。
結構濃厚な失恋ポエムを書いていたと思います。
白紙の部分がびっしり埋まるほど書いていました。
どこに集中力を使っているんでしょうか???
やがてチャイムがなり、解答用紙を回収する時間になりました。
僕はあることに気が付きました。
解答用紙がないっ!!!
めちゃめちゃ焦りました。
机の引き出しの中にもないし、机から落ちた形跡もありません。
おかしいな?
どこに消えた??
神隠しにもでもあったのか???
なんてことを考えていたら、1つの可能性が思い浮かびました。
そしてまさかと思って確かめてみたら、なんとなんと、そこに解答用紙はありました。
勘の良い方はもうお気付きですね?
僕ね。
問題用紙の裏に失恋ポエムを書いてたと思っていたら
実は解答用紙の裏に書いていたんです(笑)
ヤバいヤバいヤバい
これはハズいと思って、急いでそれを消しゴムで消そうとしたら
『何やってんだ飛田!!!』
と、早く解答用紙を前に回せと先生に怒られました。
「いや先生違うんです。これにはワケがあって!」
『往生際が悪いぞ飛田! さっさとしろ!!』
前を向くと、クラスメイトが「さっさと解答用紙を回せよ!」という目で僕を見ている。
僕は諦めて、その失恋ポエムの書いた解答用紙を前に回した。
地獄だったのはそれからである。
解答用紙は表にした時に出席番号順になるように、裏側にして後ろから送られてきた解答用紙を上に重ねて前へ送る。
僕がテストを受けていたのは、その列の1番後ろの席。
つまりどういうことかと言うと、僕の解答用紙はずっと上のまま前へ前へ送られていくことになるのだ。
これがどういうことかわかりますか?
ずっと僕が書いた失恋ポエムが晒された状態になるということです。
後ろから解答用紙が送られていく度に、僕の列にいる人が一瞬フリーズしているのがわかりました(笑)
そりゃそうだっ!
本来白紙である解答用紙の裏側にびっしりと文字が書かれているんだから、そりゃ一瞬「うん?」ってなるのも当たり前だ(笑)
地獄はさらに続く。
僕の列にいたクラスメイトが、僕の解答用紙の裏にびっしり書かれた文字を見て、見逃していた問題があったのかと勘違いして先生を呼んだのだ。
「えっ? 最後にそんな問題あったっけ?」
「問題用紙にはそんなの書かれてなかったけど」
ざわつくクラスメイト
ざわつく教室
僕が書いた失恋ポエムが思わぬ展開を呼び、物議を醸し出している。。。
気が付いたら、問題用紙の裏に落書きしていたと思っていたら、間違って解答用紙の裏に書いてしまったことなどの顛末をみんなの前で弁明させられていました(笑)
何の罰ゲームでしょうか?
「失恋ポエム」を書いていたことは最後まで隠し通しましたけどね、、、
まあ、当時は悲劇でしたけど今は喜劇です。
こんな面白いことを仕出かしてくれた過去の自分に感謝ですし、面白いエピソードトークのネタを僕に提供してくれたわけですから本当に感謝しかありません。
テスト勉強は明日の自分に期待しておきながら、昨日の自分の期待に応えてやることがほとんど出来ませんでしたが
過去の失敗はこうやって未来の僕が笑いに変えてやりました!
ぜひ僕の過去の喜劇を笑ってやってください!
2019/08/27
飛田将行 とびたまさゆき