平手友梨奈脱退とこれからの欅坂46について

2019年、紅白歌合戦の欅坂46の『不協和音』を観て、平手友梨奈の欅坂46を観れるのもあと少しだろうなと思いました。

理由は、てち(平手友梨奈の愛称)のパフォーマンスを観て、満身創痍だと思ったからです。

いつもの力強い「僕は嫌だ！」ではなく、許しを乞うような「僕は嫌だ！」を聞いて、もう限界だと思いました。

予想はしたけれど、まさかこんなに早くその日が来るとは思わなかったので、平手の欅脱退のニュースを聞いた時は正直驚きました。

そして、あまり嬉しくはないけれど、またもや僕に先見の明があることを証明できました！

正月に友達にLINEでそのことを言っていたので、きちんとその証拠を載せておきますね！(笑)

さてさて

欅坂46は、毎シングルごとに前回のクオリティを超えてくる圧巻のパフォーマンス力が魅力のグループです。

啓蒙的な歌詞の曲が多く、僕たちが日頃の生活で潜在的に抱えている不満や鬱憤を変わりに代弁してくれているような心地良さと中毒性があり、ロックフェスなどのイベントにも呼ばれることが多いのも特徴。

応援する余白を作ることで、ファンに「この子は自分が育てたんだ」という満足感を満たしてもらう余白ビジネスが主流な現代のアイドル産業において

欅坂46はその主流と真逆で、デビューからクオリティビジネスで勝負してきた。

デビュー曲であり、欅坂46の代表曲『サイレントマジョリティー』から、ずっとその中心にいた絶対的センターで、1期生最年少の平手友梨奈さん。

彼女に欅坂の重責をすべて背負わせてしまった結果が、今回の脱退につながってしまったように思います。

4年間、本当に本当にお疲れ様でした。

たくさんの驚きと感動を平手さんに観せてもらいました。

今は本当にゆっくり静養してほしいと思います。

欅坂46はここ2年くらいで今泉佑唯、長濱ねるといった人気メンバーが卒業し、平手さんは体調不良などが原因でメディアへの露出が極端に減少し、シングル発売のペースも落ち始めて徐々に停滞していきました。

その停滞を打破するには、絶対的センターである平手友梨奈さんをセンターから外し、別のメンバーをセンター起用することだと僕は思っていました。

しかし、てちほどの才能と表現力を持った天才にセンター以外をやらせることに無理があるんですよね。

もう【欅＝平手友梨奈】というイメージが構築されていたので、その方向性を変えるリスクが大きいと思った運営の気持ちもよくわかります。

あくまで自分の想像で見解を述べているだけので、真実はわかりませんが、、、

それにサッカーで例えると、平手さんはメッシやクリスティアーノ・ロナウドと一緒で

彼らのような天才をシステムの中に当てはめてしまうとせっかくの才能を殺してしまうので、彼らを活かすシステムを作るしかないのと同じ理論です。

てちにセンター以外のポジションをやらせることは不可能なのだ。

もう1つの理由としては、路線を変えたところで乃木坂や日向坂には勝てないし差別化を図れないからだと思います。

ビジュアルレベルでは2グループに劣るし、今更明るさやチームワークを売りに同じ土俵で勝負したところで、乃木坂や日向坂の劣化版になってしまう気がするので、逆に欅坂の魅力って何なのってなってしまいます。

だから乃木坂や日向坂との差別化を図るために、欅坂の独自のブランド力を考えた末に、どれだけ平手の調子が悪かろうが、平手と一緒に心中する道を選んだんだと思います。

まあ、それが世間から平手が叩かれる原因にもなってしまったし、ファンだけでなく、メンバーとの確執や軋轢を生む原因になってしまったのだけど

逆にすべてを背負わされた平手の重圧は半端なかったと思います。

平手さんは2001年生まれで、去年高校を卒業したばかりの18歳。

2015年の結成当時から、ずっと欅坂46の看板を背負ってきました。

まだまだ精神的に未熟で不安定な女の子がそれを背負い続けるには無理がありましたね。

だからもし責めたいのであれば平手を責めるのではなくて、運営を責めるべきだと僕は思います。

僕は一方的に運営を責めるのは筋が通っていないと思うので、なぜ運営が欅坂の方向性を変えなかったのか、変えられなかったのかの具体案を提示させてもらいました。

最後に

現状だけ見たら、絶対的センターでグループの顔が脱退した欅坂46は大ピンチだと思う。

けれど僕は全く悲観していません。

なぜなら、欅坂46の2期生には個性溢れる才能豊かな9人のメンバーがいるからです。

欅坂46 2期生(上段左から・名前・生年月日)
・井上梨名 2001/1/29
・武元唯衣 2002/3/23
・関有美子 1998/6/29
・田村保乃 1998/10/21
・松田里奈 1999/10/13
・藤吉花鈴 2001/8/29
・松平璃子 1998/5/5
・森田ひかる 2001/7/10
・山崎天 2005/9/28

僕はここ数年、推しメンである今泉佑唯、長濱ねるが卒業して「もう欅はいいや！」と思っていたんですが、もう1度欅坂46に引き戻してくれたきっかけは欅坂2期生なんですよね。

今泉と長濱がいなくなったショックを2期生の魅力が上回ったんです。

だから僕は欅坂の2期生推しであり、2期生の森田ひかるさん推しなんですよね。

まあその辺のことはこちらのブログに書いてあるので、よかったら読んでみてください。

去年行った欅のライブは

・2期生おもてなし会
・欅共和国2019 DAY2
・真夏の全国ツアー 仙台公演
・東京ドーム2DAYs

2期生にハマらなかったら、こんなに欅のイベントには行っていなかったと思います。

欅坂2期生は乃木坂46の4期生と、日向坂46の3期生・上村ひなのちゃんと同期である。

彼女たちに比べればメディアの露出も少ないし、まだまだ世間には見つかっていません。

ただ、欅坂2期生はポテンシャルでも将来性でも乃木坂4期生や上村ひなのちゃんより負けていないと思っています。

カート・コバーン以前以後で、ニルヴァーナの評価が別れるように、平手友梨奈以前以後で欅坂46の評価がこれから別れていくと思う。

平手友梨奈の欅坂46のイメージが強すぎるし、それと比べられるから、これから本当に大変だと思います。

ただ時間はかかるだろうけど、2期生が新しい欅坂46を作ってくれると、僕は信じている。

頑張れ、欅坂46！

2020/1/24

飛田将行 とびだまさゆき