欅坂46の最高傑作は『二人セゾン』である
欅坂46の歴史に幕を閉じることが発表された。グループとして再出発するために改名するとのこと。
デビュー当初から【欅坂46=平手友梨奈】だったから、どうしても欅は平手のイメージが強いし、これは一生かかっても覆すことは不可能なことなので、改名には大賛成である。
最初は『鳥居坂46』だったことをどれくらいの人が覚えているだろうか?
とにかく5年間本当にありがとうございました。
『サイレントマジョリティー』で衝撃的なデビューを飾って以来、新しいシングルが発売されるたびに前回のクオリティを超えてくるパフォーマンスや世界観に、毎回ドキドキと勇気をもらっていました。
改名して新グループになっても応援してます!
さてさて
本題はここからです。
いつか投稿しようと思って、ずっとずっと下書き保存していた記事をこのタイミングで投下しようと思います。というか、もうこのタイミングしかないです。
それはタイトル通り、【欅坂46の最高傑作は『二人セゾン』である】という記事です。
その理由をこれからお話しますね。
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『二人セゾン』は2016年秋に発売された、欅坂46の3rdシングルである。欅坂46の方向性を決定づけたのは次の4thシングル『不協和音』なんだけど、この『二人セゾン』は、ポップバラードに仕上がっています。
『不協和音』から本格的に「啓蒙路線」「アーティスト路線」に行ったので、こうして振り返ってみると、欅の表題曲としては結果的に異端な曲になったと思います。
「セゾン」とは“季節”という意味で、『二人セゾン』は「二人で過ごした季節」を歌った曲。
で、『二人セゾン』は、「遅れてきたバス」こと長濱ねる(2019年7月卒業)を含めた初期メンバー21人が全員揃っていた最後の曲であり、この曲は僕からすると「欅の季節」であり青春なんですよね。
2016年春に『サイレントマジョリティー』で衝撃デビューを飾って、年末には紅白歌合戦に出場するという飛ぶ鳥落とす大活躍だった2016年。
時代の寵児と言っていいくらいの大活躍でした。
4thシングル『不協和音』リリース辺りからグループは本当に不協和音が取り巻くようになり、今泉佑唯(2018年10月卒業)は活動休止、てちこと平手友梨奈が一切メディアで笑わなくなり斜に構えるようになったのもこの頃です。
『不協和音』からどんどんグループがダークサイドに落ちていけばいくほど、初期メンバーがどんどん卒業していけばいくほど、21人が全員揃っていた『二人セゾン』が相対的に輝きが増すんですよね。
だから年々、『二人セゾン』を聴くと涙腺が弱くなる一方なんです。もう欅が全員揃っていたあの頃には戻れないんだなぁと実感させられるんです。
だから僕の中で、欅坂46の最高傑作は『二人セゾン』なんです。
『二人セゾン』のオススメポイントはこちら!
・舞踏会的なみんなで心を通わせるダンス
・Cメロの平手のソロダンス
・ラストのサビでメンバーが行進してくる所
・みんなで欅の木を作るところ
・最後に振り返る平手の表情
この先、色褪せることのない名曲になること間違いないと思います。
2020/07/18
飛田将行 とびたまさゆき