ラストチャンスよりさよならじゃない
2020年にサムシングエルスのことを書いている人間は、世界に僕しかいないに違いないと思っています(笑)
『雷波少年』という番組がありました。『電波少年』の姉妹的番組で、日曜日の朝10時25分くらいから放送されていた。
当時『電波少年』は日本テレビの人気番組で
・なすびの「懸賞生活」
・朋生(パンヤオ)の「南アフリカ縦断ヒッチハイク」
・Rマニア(ロッコツマニア)の「無人島生活」→「スワンの旅」
などのコンテンツが大人気で、視聴率を毎週30%取ってしまうお化け番組でした。今の時代じゃ信じられないことですよね。
『雷波少年』が始まったのも、きっと『電波少年』の人気にあやかったのだと思います。
『電波少年』がきっかけで「ドキュメントバラエティー」という造語が生まれました。一時期は『電波少年』を真似た番組が多くて飽き飽きしてましたね。
その流れに対抗したのが、フジテレビの『笑う犬の生活』で、コント氷河期の時代にコント番組を立ち上げ、コント番組復活のきっかけを作った番組なんですが、色々と脱線してしまうので、話を最初の『雷波少年』に戻します。
「雷波少年的ラストチャンス」という企画があったんですね。
部屋にこもって曲を作り、その曲を次のシングルとしてリリース出来る代わりに、そのシングルがオリコン初登場20位以内に入らなければバンドを解散・音楽以外の職種に転職しなければならないという企画。
Something ELse(サムシングエルス)というバンドがその企画に挑戦し、『ラストチャンス』(仮タイトルは『give me a chance』)という曲がオリコン2位を獲得。見事企画を達成し、音楽活動を続けることになった。
実は『ラストチャンス』以外にも候補曲があって、その1つが後にシングルとして発売し、『劇空間プロ野球』のエンディングテーマに起用された『さよならじゃない』という曲。
僕は正直、『ラストチャンス』より『さよならじゃない』のほうが好きだったんですよね。
だから、シングルカットされた時は嬉しかったし、今でもたまに聴くくらい大好きな曲。
サムエル、もっとブレイクしてほしかったなぁ。
2020/09/17
飛田将行 とびだまさゆき
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