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内村光良はいつまでも少年である
昨夜は「内村文化祭」を観るために弾丸で東京に行ってきました。
「内村文化祭」はウッチャンナンチャンの内村光良が2017年から毎年やっているライブで、ウッチャンが今やりたいことをただただ好き放題やるライブ。
今年は「内村文化祭'19 三茶」と題し、ウッチャンが独身時代に1番長く住んでいた三軒茶屋で2日間3公演を開催。
歌にダンスに芝居にコントと、内村光良のプレーヤーとしてのすごさ、好感度の高さをこれでもかと見せつけられたライブでした。
去年もそうだったんだけど、「内村文化祭」終わりは多幸感が半端なく、懐かしいノスタルジックな気持ちにさせられる。
何でなんだろうと考えた時に、きっと子供の頃に「やるやら」や「ウリナリ」や「笑う犬」を観ていた時の自分に戻される感覚があるからなのかもしれない。
子供の頃の僕はウッチャンナンチャンが大好きで、コント命だった内村光良が大好きだった。
その時の自分に戻されているのかもしれない。
僕の中で、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンの3組は特別で、特にダウンタウンとウッチャンナンチャンへの気持ちは特別である。
歴代の芸人で誰が好きかと言われれば、ダウンタウンかウッチャンナンチャンが好きと答える。
ダウンタウンなら松本人志、ウッチャンナンチャンなら内村光良がずっと好きです。
ウッチャンナンチャンや南原清隆への気持ちは以前に書いたので、こちらの記事を読んで頂けると嬉しいです。
今回は内村光良のことを書こうと思います。
コンビで芸の部分で主導権を握っているのは誰かと考えた時に、とんねるずなら石橋貴明、ダウンタウンなら松本人志だと思う。
コンビの顔はどっちかという質問と同義だと考えてもらえればわかりやすいと思います。
そう考えた時に、ウッチャンナンチャンの場合は間違いなく内村光良で異論はないと思います。
石橋貴明や松本人志が新しいモノを作り続けることをやめて、テレビの司会業に落ちついているのに対し、内村光良はプレーヤーとして全く衰えている感じがしません。
多分だけど、内村光良には失敗してもそれを面白がれる余裕があるからだと思っています。
内村光良は今年で55歳である。
にも関わらず好奇心旺盛だし、女性にモテたいという願望を持っているし、中学生が女性に抱く願望のようなものを未だに持っている(はず)。
精神年齢が異常に若い。
ちなみに今は、あいみょんにハマっているらしい。
昨日のライブではあいみょんの「マリーゴールド」のミュージックビデオのパロディを幕間映像で披露。
外観はあいみょんではなくゴリゴリの坂本金八(武田鉄矢)でしたけどね(笑)
内村光良は成功者である。
ハッキリ言ってもう勝負する必要なんてない。
テレビで司会だけやっていれば良いポジションにいるし、余生を暮らしていける十分な信用と地位とお金は手に入れたはずである。
にも関わらず、内村光良はテレビでコントをやり続けるし、こうやって舞台もやり続ける。
「イロモネア」というウッチャンナンチャン司会の番組で、ザ・テルヨシというキャラクターで若手芸人に混じって、同じ競技で戦ったりすることもある。
大物芸人の仲間入りを果たしながらも全然偉ぶることもないし、何をやっても笑ってくれて受け入れてくれる器の大きさや、親しみやすい優しさがある。
それがよゐこやキャイ~ン、ネプチューン、さまぁ~ず、くりぃむしちゅー、バナナマン、有吉弘行ら数多くの芸人を育てて世に出し、慕われ続ける理由なんだと思う。
僕の偏った主観だけど、石橋貴明や松本人志は「カリスマになりたい」「影響力を持ちたい」という気持ちがどちらかというと強いように感じます。
それが原動力であることは何も悪いことではないし、それはそれで良いことだと思います。
しかし、これが原動力である場合のデメリットは、「いつも完璧でいなければならない」「失敗した姿を見せられない」ことだと思います。
それとは対象的に内村光良の原動力は「モテたい」「面白くなりたい」だから、これからも失敗を恐れることなく何かに挑戦し続けるはず。
内村光良はいつまでも少年のような心を持ち続けている大人である。
僕も内村さんを見習って、たくさん挑戦していきたい!
Photo by お笑いナタリー
2019/08/30
飛田将行 とびたまさゆき