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はちみつコミックエッセイ描き方講座 卒業しました(前半)

全5回、約1ヶ月半の講座が終了しました…1ヶ月半!?半年くらいの濃さだった気がする… 

なんと…わたしの卒業制作「モテないふたりがフォーリンラブ せきららモテない婚」が…

準グランプリをとりました!!! 


なんちゅータイトル…(松田編集長がつけてくれました)


今回はグランプリ1名、準グランプリ3名と、これまでより2名多く受賞の枠をとってくださったとのこと、全体的にレベルが高く僅差であったとのことでした。

今の私の実力以上のマンガが描けて、本当に本当に受講を決めて良かった!!!

エッセイマンガって人から教わるものなのかしら?と最初は思ってたんだけど、教わること沢山ありました。

講座の概要自体はnoteなどで過去のものを読むこともできるんだけど(今年は第4回のネーム講座がさらにブラッシュアップされてたよ!)、
①15人の同期、編集さんたちとリアルタイムで講座内容を共有するという緊張感(noteで概要を見るだけでは得られない情報もあります)
②12ページの作品を15人の同期と一斉に取り組むという状況
③松田編集長とのコーチング、卒業制作への赤入れによるフィードバック
④88000円払ってるしちゃんとやって元とらなきゃ!
という4点が大きかったです。

3回目の講座のところまでしか記事を書いてなかったので、時系列にそって備忘録を↓

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

4回目のネーム講座は、編集者の片野さんが講師をしてくれました。
これは6期が初めて!

作品を音楽に例えて、ネームのリズムの取り方を説明してくれたんですが、とてもわかりやすく目からウロコでした。
詳細はおそらくまだ部外秘&文字で説明しづらいので伏せておきます…。
片野さんは漫画家さん、イラストレーターさんでいらっしゃるので、講義のスライドのイラストが分かりやすくて、そのまま本にしてほしいくらいでした。

8コママンガは、4コマ目と8コマ目で読む流れが変わるので、リズムに例えたら休符がつくところで、オチをつけたり、ページをめくりたくなるようにしたりする大事なコマだということも教わりました。
なんか当たり前な感じしますか?

私、意識してなかった…!!

だってSNSでは2コマずつアップしてるんだもの!
でももしかしたらコルクラボマンガ専科でも教わってたかも…何回も学んで、習慣化することの大切さよ…

このネームの講座までに勝手に12ページ分のネームを描いていたのを、受講後に修正しました。

そして、ミニネームといって、とっても小さなネームを描きながらマンガの設計図を描くという方法を知ります。私にはかなり合ってた!

これまで、通常の原稿サイズでネームを描いてたんだけど、どうしても完成に近いものを描こうとしてしまい、慎重になる。でも最初から完成したネームなんて無理なんで、結局何度も直して時間がかかる。
頭の中にぼんやりある像をまず出力する、出力したものを推敲する、ということが大事なのに、時間がかかってめんどくさくなっちゃうんです。

それが、ミニネームだと出力にほとんど労力がかからないので、まず出して、それを何回も直す方に時間を費やせる。精度が上がってきてから通常原稿に描き出すようにしてみました。

さて、あらかじめ描いていた卒業制作12ページネーム、ネーム講義の後修正し、まだ〆切までにちょっとだけ時間がある。

いつもより面白いものができた!夫の反応も、描き方講座同期の反応も上々。
でも…なんとなーく、何かひっかかりがある。細かいところのひっかかりじゃなくて、根本的な…。

そうだ、コルクラボマンガ専科の同期に読んでもらおう!
まぁ、言うても、ベタ褒めされちゃうかもな〜!
そしてもらった感想が…


「タイトルはすごく良い!!でも、タイトルの期待ほど笑えなかった」


ガーン!!!

タイトル…松田編集長につけてもらったのに…
タイトルの期待に応えられないって致命的では…!?

私がネーム講座より前から勝手にネチネチダラダラひとりで12ページ描いてしまってたことが裏目に出ていたのです…いちばんやってはいけない「ひとりよがりなネーム」になっていた!

160ページになることを想定し、そこから好きな12ページを抽出する、という卒業課題で、
3ページ×4話分作り、①高校生修学旅行編、②社会人合コン編、③出会い編、④付き合って1ヶ月編、という構成でした。

当初のネームでは、④の話は、付き合って1ヶ月でラブラブです、このまま結婚しそうな予感…というしっとりしたノロケマンガになってしまって、笑いどころが全然無かったんです。

私は自分から相談しておきながら、
「えーもう充分完成してるし…ネーム〆切もギリギリだし…全ボツはキツイ…」

と一瞬悩んでしまった…だけど同時に、

自分で言語化できなかったひっかかりが分かった!!こんな正直に的確にアドバイスをくれる仲間がいるのが嬉しい!

「かきなおそう!!ちゃんと最後まで笑ってもらえる作品にしなくちゃ、後悔したくない」

と考え、〆切ギリギリに差し替えの話を考えることに。
かなりギリギリだったけど、描き方講座と、コルクの同期からの応援もあり、ミニネームの方法でなんとか間に合わせられました。

メールで提出し、翌日昼には松田編集長の赤入れされたネームが帰ってきました…

赤入れされたネーム面白…!!!!

そこまで大きな赤入れではないのに、ちょっとした工夫でプロのコミックエッセイみたいになってる…鳥肌が立った…!!
松田さん曰く、もっと面白くなるには…と何度も読み込んで赤入れに力を入れてくれたとのこと。いや〜ありがたい…。

また、メールに「人物がコマに対して小さすぎるクセがある」と書かれていたので、そこも意識して修正しペン入れに入ることに。
本〆切も迫ってます。

まぁ、ペン入れだけならそんなに時間かからないだろ〜と思ってたら、

ペン入れ1ページ目、とても緊張して時間がかかりすぎてしまい、丸1日かかってしまった。しかも、1日かけて描いたのに、この描き方合ってる?ペン細すぎない??と混乱状態。
12ページあるのに、締切は5日後なのに、これ絶対間に合わない…!!
目の前が真っ白になって、コミックエッセイ描き方講座の同期のディスコードに書き込むと、
皆からめちゃくちゃ優しい励ましの声が。。

緊張してるね、落ち着いて!
大丈夫!私も不安だよ!
1ページ目、よく描けてるよ!

この励ましがなかったらすぐ浮上できなかったかも。本当に感謝してます。
競い合う相手のはずなのに、励まし合って、フォローしあって、短い期間でとても強い絆ができたと思います。

全員作画作業に入ってたので、ディスコードでずっとお喋りしながら作業してました。
これがすっっごく楽しかった…青春って感じで。

無事卒業制作を提出し、2日後はもう東京での最終講義です。

ちょっと長くなり過ぎたのでここでいったん終わらせます。
後半へ続く!

松田編集長のレポートはこちらです