日記（会社員に戻るの巻）

夏の終わりとともに、約8年におよぶフリーランス生活が終わる。

そして9月からは会社員生活が始まることに。

次のステージというのが自分にとっては「会社員に戻る」で、自ら選んでそうしたかったというか、色んな経験を経て、もう一度組織という場所に戻るのはどうなんだろう、と掻き立てられるものがあった。

もちろんそれ以外にも家庭内のジェンダー格差を埋めたいという事情もあったりするけれど、自らのコンフォートゾーンを出て、新たな旅路をたどりたくなった。

「この仕事をどうしてもしたい」というものは今の自分にはなく、「人間が健やかに働き続けるには？」の命題にチャレンジしていくための実践と修行の場として、今から違う環境に身を置いてみたいというかなんというか。今の自分だからこそできる身の処し方というものもあるだろう。

「大変」「めんどくさい」「疲れた」と愚痴をこぼす毎日であろうが、それらのめんどうとどう対峙し、やり過ごすのか、解決させていくのか、よくわからないけれど、これまでとは異なる感触の壁にぶち当たるのは新鮮かもしれない。

そう言っていられるのも今のうちにということで。

私も含め、周りで働く人間が、ただ普通に、健全な状態で働いていられたらいいのに、と今までどれだけ思ったことか。なかなか叶わぬことであるがゆえ、そのバランスを私なりに学び、実践していけたらと。あの頃、報われなかったあの人やこの人、自分のことも含めて、どうしたらよかったのだろうの宿題に取り組む気持ちもある。

そんな日々を通して、また書く人として戻ってこれたらいいなと思う。