
【トビラシステムズ】2024年10月期決算・中期経営計画2028を発表しました
2024年12月10日(火)に、トビラシステムズ(証券コード4441)は、2024年10月期決算ならびに中期経営計画2028を発表いたしました。
本noteでは、2024年10月期決算についてのサマリーをお届けします。詳細については、本日開示している決算短信及び決算説明資料をご覧ください。
中期経営計画2028および2025年10月期の計画については、別途noteで説明させていただく予定です。
2024年12月10日開示書類
・決算短信
・決算説明資料
・剰余金の配当に関するお知らせ
・自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
・中期経営計画2028の策定並びに「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関するお知らせ
・役員人事の内定に関するお知らせ
【英訳資料】
・Non-consolidated Financial Results for the Fiscal Year Ended October 31, 2024
・Notice Concerning Dividends of Surplus
・Notice Concerning Determination of Matters Related to Acquisition of Own Shares
・Notice Concerning Appointment of Directors and Executive Officers
🔽各種資料の詳細はIRページへ
https://tobila.com/ir/news/
1. 2024年10月期 決算
・業績サマリー

2024年9月10日に業績修正を公表しておりますが、第4四半期においても順調に事業を前進させ、計画を上回って成長することができました。
純利益に関しては2023年10月期に事業譲渡による特別利益を計上したことで、当初の計画では前期比減益になる見通しでしたが、順調な業績推移の結果増益に転じ、売上高、各利益ともに過去最高を更新いたしました。
・サービス別の状況

迷惑情報フィルタ事業のサービス別の売上高です。前期比で堅実な成長となりました。
固定電話向けフィルタサービスにおいては計画値未達となりましたが、主力のモバイル向けフィルタサービス、注力しているビジネスフォン向けフィルタサービスにおいては計画どおり着地することができました。
・ストック収益・フロー収益の推移

当社サービスの売上高はストック収益が主なものであるため、四半期ごとのストック収益の伸びを開示しています。
ビジネスフォン向けの伸長とモバイル向けの契約更改等が寄与し、ストック収益は前年同期比114.3%、前四半期比においても102.1%と着実に成長しています。
フロー収益に含まれているのは、280blockerの売上や、トビラフォン及びトビラフォン Bizの端末代金等です。
トビラフォン Bizの販売とともに、280blockerについてもマーケティング施策の結果販売が伸び、フロー収益においても伸ばすことができました。
・モバイル向け
主力であるモバイル向けフィルタサービスは、計画どおり着地することができました。2023年12月より「固定契約」モデルの契約金額を引き上げたこと、2024年4月より「契約者数×単価」モデルにおいて単価アップで契約更改したことが主な要因です。
これまで四半期毎の売上高構成比や推移と合わせ、月間利用者数の推移を開示してまいりましたが、今回より当該開示を控えることといたしました。
この理由は、月間利用者数の増減が直接的に影響する契約モデルは「月間利用者数×単価」モデルのみであるためです。
月間利用者数の増減をお示しすることが株主及び投資家の皆さまの投資判断において誤解を招くおそれがあると判断し、月間利用者数の四半期推移の開示を終了することといたしました。
今後の開示方法については引き続き検討し、適時適切な情報開示を行ってまいります。
・ビジネスフォン向け - トビラフォン Biz

カスタマーハラスメント、いわゆるカスハラへの対策商材としての需要増加の影響を受け、販売増加に繋がっています。
代理店拡充施策等の遅れにより2024年10月期の期首に立てていた数値目標は下回ったものの、一年を通して順調に販売を伸ばすことができました。
フロー収益がいわゆる初期費用にあたりますが、初期費用とともにストック収益も積み上がっており、右肩上がりで推移しています。
・ビジネスフォン向け - トビラフォン Cloud

販売体制やマーケティングの強化を行い、1年を通し順調に契約ID数を伸ばすことができました。
電話というインフラサービスであることから解約率は低い傾向がありますが、機能強化や品質向上に努めていることで1%以下で推移しています。
・コスト推移

第4四半期では原価、販管費ともに増加していますが、おおむね計画どおりコントロールすることができました。
各費用についてのポイントは下記のとおりです。

【原価】
・人材採用(技術部メンバー)の増員による労務費の増加
・「Talk Book」のサービス統合に伴う減価償却費の増加
・ビジネスフォン向けサービスの販売伸長に伴う変動費の増加

【販管費】
・トビラフォン Cloudや280blockerの広告宣伝への投資
・人材採用(営業メンバー)の増員による人件費、採用活動費の増加
・BS推移

2024年においても安定的な財務基盤を強化いたしました。
・株主還元について

当社では配当性向は35%を基本方針とし、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要な課題の1つと位置付け、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保を勘案しています。
2024年9月10日に業績修正を行った際にも、期首予想の17円から1円20銭増配の18円20銭へと予想を変更しておりましたが、最終の業績と配当性向の基本方針を踏まえ、1株あたり配当金は20.00円と決定いたしました。
2. 決算に関する説明会について
・決算説明会
本日、12月10日(火)18時より決算説明会を開催いたします。
2024年10月期決算の振り返りと中期経営計画2028について、代表取締役社長の明田、取締役CFOの金町からご説明いたします。
事前登録制とさせていただきますので、下記フォームよりお申込みください。
※決算説明動画、書き起こし、質疑応答は後日開示を予定しています。
・個人投資家向け説明会
12月21日(土)に神戸投資勉強会へ参加させていただきます。
当社は、13時35分〜14時05分に代表取締役社長の明田、取締役CFOの金町が登壇予定です。
当日いただいた主な質疑応答については、後日まとめて開示を予定しております。
詳細については下記をご覧ください。
次回、2025年10月期第1四半期の決算発表は、2025年3月10日を予定しております。スケジュールが確定しましたら、改めてお知らせさせていただきます。
3. 最後に
2024年10月期においても、当初の計画を上回って着地することができました。いつも応援をいただく株主様・投資家の皆様、ありがとうございます。
本日、決算とともに今後の企業価値向上に向けた、2028年10月期までの成長戦略を発表いたしました。
こちらについては改めてご説明の機会を設ける予定ですが、これまでのトビラシステムズとはなんだか違うぞ・・・と感じていただければ嬉しく思います。
中期経営計画2028資料の中で、中期経営計画2024の振り返りを行っています。株主・投資家の皆様に、更なる応援をいただけるように、3年の反省を新たな4年で活かし、しっかりと形にしていく所存です。
企業価値向上に向け、まずは新しく掲げた中期経営計画2028の達成に社員一丸となって取り組んでまいります。
新たなフェーズに入った、トビラシステムズを今後とも温かく応援いただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。(IR担当 近藤)
▼ IRについてのお問い合わせ
決算に関するご質問・IRに関するお問い合わせは、下記ページよりお問い合わせください。
https://tobila.com/contact/
▼ Xアカウント
Twitterでの情報発信も行っております。
トビラシステムズIR公式:https://twitter.com/tobila_ir
IR担当個人:https://twitter.com/iinakod
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(ご留意事項)本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。