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【トビラシステムズ】2023年10月期第3四半期 決算サマリー

本日9月8日(金)に、トビラシステムズ(証券コード4441)は2023年10月期 第3四半期の決算を発表いたしました。

こちらのnoteでは今回の決算について、ポイントを絞ってお伝えしたいと思います。


・この記事は7分で読めます・

▼ 2023年10月期 第3四半期
・決算説明資料
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05546/b1e82887/7f46/4f28/be8d/ac9ef74157b2/140120230907552002.pdf

・決算短信
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05546/9faa8f35/3c33/490d/9823/bd4a4cff9df6/140120230907552054.pdf


■ 決算ハイライト

第3四半期の業績は前年同期比で増収増益となり、計画通り順調に成長することができました。

前四半期比では100%を下回っていますが、今期計画した投資を着実に実施できた結果であり、想定どおりの着地です。


■ サービス別の状況

全てのサービスにおいて、前年同期比で着実に成長しています。
引き続きビジネスフォン向けフィルタサービスにおいては、前年同期比で約2倍の成長です。

Q. モバイル向けフィルタサービスが前四半期比で減っているのはなぜ?
第2四半期において、開発案件等のフロー収益が計上されていたためです。
基盤となるストック収益は、「契約者×単価」モデルの単価アップの好影響により順調に伸びている状況です。


■ ストック収益・フロー収益の推移

当社サービスの売上高はストック収益が主なものであるため、四半期ごとのストック収益の伸びを開示しています。

第2四半期の時点で、”第3四半期以降はなにか一時的な収益が発生しない限り、この四半期を超えない想定”とお伝えしていましたとおり、第2四半期は新サービスの開発に伴って一時的な収益が発生したのに対して、第3四半期は一時的な収益がなかったので、横ばいでの着地となりました。


■ モバイル向けフィルタの四半期推移

当社の決算の中で、投資家・株主の皆様から注目いただいているのが、モバイル向けフィルタサービスの主な契約モデル別の四半期推移です。

▼ 主な契約モデルについては下記noteで解説しておりますので、こちらのnoteをご覧ください。


Q. 「月間利用者数×単価」モデルで、売上高と月間利用者数が減っている要因は?
通信キャリアによる期間限定の施策が終了した影響が続いており、第3四半期も引き続き減少いたしました。この減少については、通信キャリアと一緒に対策を検討しており、協同で施策を実施する予定です。

※ 期間限定の施策・・・通信キャリアが、2023年2月まで当社のデータベースを活用したアプリを利用できる対象ユーザーを一時的に拡大する施策を実施していました。施策期間中、ユーザーは無料で利用が出来たため、施策が終了したことにより減少傾向が続いています。


■ コスト推移について

Q. 売上原価の増加理由は?
人材採用に伴う労務費の増加、「トビラフォン Biz」の新サービスリリース等に伴う減価償却費の増加が要因です。第4四半期においても増加を見込んでいます。

Q. 販管費の増加理由は?
今期は採用を積極的に行っており、正社員数が徐々に増えています。
前四半期と比較して、人件費は増加しておりますが、計画どおりにコントロールできました。


■ 進捗について

通期の業績予想に対して、全ての項目において75%を上回る進捗です。

Q. 進捗が75%を上回っているのに、計画は修正しないのか?
現時点においては修正予定はありません。
売上高についてはほぼ計画どおりの着地を想定しております。
営業利益・経常利益についても、第4四半期においても人材採用の継続、東京オフィスの移転等で費用を計上予定のため、計画どおりの着地を見込んでいます。

ただし、9月8日の決算発表と併せてお知らせしたとおり、「HP4U」事業の譲渡により、純利益は計画を上回る予定です。影響が軽微であるため業績予想の修正は行いません。


■ 第3四半期決算発表の関連トピック

ここから先は、第3四半期決算と同時に発表させていただいた内容や、決算に関連するトピックについて解説いたします。

●「HP4U」の事業譲渡について

2023年9月8日をもって、当社の「その他の事業」に分類している、ホームページの制作運営支援事業「HP4U」の譲渡を決定いたしました。 

上場時より、主力の「迷惑情報フィルタ事業」に経営資源を集中させることが当社の中長期的な企業価値の向上に資すると判断し、今回の決断に至りました。

Q. 事業譲渡による今期の業績への影響は?
影響が軽微であるため業績予想の修正は実施いたしませんが、事業譲渡により特別利益を70百万円計上する見込みです。
配当については配当性向35%を基本方針としており、期首予想から1円60銭増配の14円50銭とさせていただく見込みです。

詳細はこちら
▼ ホームページ制作運営支援事業「HP4U」の譲渡に関するお知らせ
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05546/18a24915/a54f/4a89/936d/a9429db61aa0/140120230907551926.pdf

▼ 2023年10月期 配当予想の修正(増配)に関するお知らせhttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05546/71b7e79f/4e09/4483/862b/133e56cb35eb/140120230907551925.pdf


● 市場選択について

当社は、プライム市場の上場維持基準のうち、「流通株式時価総額」の基準を充たしておらず、プライム市場上場維持基準の適合に向け、様々な取り組みを行ってまいりました。

東証より市場区分再編の経過措置終了時期が明確化され、当社としての対応を慎重に検討してまいりましたが、本日スタンダード市場への選択申請をいたしました。

スタンダード市場の選択理由
①外部環境の変化への対応や、中長期的な成長のための継続的な投資等により、中期経営計画の達成には今しばらくの時間が必要であると判断

②プライム市場において経過措置中に基準を充たした場合でも、維持基準を継続的に充足する状態が保てないリスクがあることを考慮

③現時点においては、当社の限られた経営資源を、当社事業の成長に集中させることが、全てのステークホルダーの皆様の利益に資するものと判断

上場する市場は10月20日より変更となりますが、スタンダード市場への移行後も、中長期的な企業価値の向上に向け、プライム市場上場企業と同様に業績の拡大や、コーポレートガバナンスの充実に努めます。

株主・投資家の皆様との積極的な対話やIR活動も引き続き積極的に行い、5年以内にプライム市場への上場を目指す所存です。

▼ プライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画に基づく進捗状況(変更)及びスタンダード市場への選択申請及び適合状況について
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS05546/2894daa4/8e76/4470/9559/1c4eac49712f/140120230907552001.pdf


■ 決算に関する説明会について

この後18時30分からオンラインにて決算説明会の開催を予定しています。
個人投資家・機関投資家問わず、どなたでもご参加いただけますので、お気軽にご参加いただければ幸いです。

▼ 事前登録制のため、下記よりお申込みください。
※質疑応答については後日書面での開示を予定しています。


また、9月19日(火)18時より「個人投資家向けオンライン質問会」を開催予定です。

第3四半期の決算に関するご質問はもちろん、株主・個人投資家の皆様からの疑問にお答えする場といたして、いただいたご質問に対し回答させていただきます。

「個人投資家向けオンライン質問会」は当社としてはじめての取り組みになりますが、株主・個人投資家の皆様と交流を図れる会にできればと思っております。

事前に質問も受け付けいたしますので、ぜひお気軽にご参加ください。

▼ 事前登録制です。詳細、お申し込みは下記よりお願いいたします。


■ 最後に

第3四半期も計画通り、順調に業績を伸ばすことができました。
いつも応援をいただく株主様・投資家の皆様、ありがとうございます。

海外からの迷惑電話急増の問題などに対応し、当社が培ってきた技術力・サービスについて少しずつではありますがご注目いただける機会が増えてきました。

上場する市場は10月20日より変更となりますが、事業方針である”誰かがやらなければならないが、誰もが実現できていない社会的課題の解決を革新的なテクノロジーで実現すること”に、変わりはありません。

引き続き、社員一同、皆様の安心・安全を守れるサービスの提供に向けて事業を進めてまいりますので、今後とも温かく応援いただけますと幸いです。

▼ IRについてのお問い合わせ
決算に関するご質問・IRに関するお問い合わせは、下記ページよりお問い合わせください。
https://tobila.com/contact/

▼ IR担当のTwitterアカウント
Twitterでの情報発信も行っております。
https://twitter.com/iinakod


最後までお読みいただきありがとうございました。


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(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。


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